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プロトタイプ


ヨミ: プロトタイプ
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プロトタイプとは、

  1. 、試作品という意味。試作段階の製品のことをす。対義量産機量産型など。
  2. プロトタイプ - スポーツカーの中で、レース専用に作られたものをす。
  3. プロトタイプ - 舗装路面を走行するオートバイの中で、レース専用に作られたものをす。
  4. プロトタイプ - 日本ゲーム企業
  5. プロトタイプ - ゲームファイナルファンタジー5』に登場するモンスター
  6. プロトタイプ - ゲームソニックアドベンチャー2』に登場するボス
  7. プロトタイプガンダム - 『MSVモビルスーツバリエーション)』に分類されるガンダムシリーズ兵器

ここでは1.と2.と3.について解説する。その他、英語の「Prototype」については該当記事を参照のこと。
 


1.の概要


新製品を実際に発売する前段階として、設計上の不具合の洗い出しやその修正を的として製造されるもの。
ある部分に手を加えると別の場所に悪が及ぶ等の事態がままある為、実際に上される製品の背後には多数のプロトタイプが存在する。また同様の理由から、プロトタイプと制式仕様の間には外観・内部等、多くの面で差異が見られる。

自動車等の場合、試作車両の性試験をする際、機密保持等の理由から外装に偽装を施す事もある(撮された際に細部の形状などを判別し辛くするため)。地に渦巻き状の模様を多数配する塗装などが代表的か。

フィクション世界ではえてして、試作機の方が量産機量産型)よりも高性であることが多い。
 


2.の概要


4輪の自動車の中には、スポーツカーと呼ばれるものがある。自動車を単なる移動手段の具として見ず、運転する行為そのものをスポーツとして楽しむ人向けので、なおかつ、輪がカウル(外装)に覆われていて、2つ以上の座席があるをそのように呼ぶ(画像[外部])。

そのスポーツカーの中で、レース専用に設計されたものをプロトタイプという。プロトタイプのスポーツカーで争われるレースの代表格は、世界耐久選手権(WEC)であり、そのなかで最も有名なのが、ル・マン24時間耐久レースである。

また、スポーツカーの中で、を走ることを想定して設計されたものをツーリングカーという。ツーリングカースポーツカーで争われるレースの代表格は、世界ツーリングカー選手権(WTCC)ドイツツーリングカー選手権(DTM)NASCARSUPER GTスーパー耐久などである。
 

プロトタイプとツーリングカーの違い

プロトタイプはレース専用設計なので、収納性が低く、コックピットも狭苦しい。普通乗用車べて、何もかも窮屈になっている。

ツーリングカーを長時間走ることも想定してあるので、収納性が高く、コックピットも広々としており、普通乗用車とよく似た感じになっている。
 

フォーミュラカー

スポーツカーと対照的な存在として、フォーミュラカーというものがある。自動車を単なる移動手段の具として見ず、運転する行為そのものをスポーツとして楽しむ人向けので、なおかつ、輪がカウル(外装)に覆われておらずむき出しで、座席が1つだけのをそのように呼ぶ(画像[外部])。

フォーミュラカーを使って争われるレースの代表格は、F1世界選手権GP2フォーミュラ3フォーミュラEインディカースーパーフォーミュラなどである。


大昔ならともかく、2020年現在は、フォーミュラカーを走ろうという酔狂な人はいない。輪が外装に覆われていないので、色々と不便である。フォーミュラカーは全てがレース専用であるのが実情となっている。

このため、「レース専用のフォーミュラカー」という意味で「プロトタイプのフォーミュラカー」と呼ぶ人がいない。「走行用のフォーミュラカー」が一切存在しないので、わざわざそう呼ぶ必要がないからである。
 


3.の概要


アスファルトなどで舗装された路面を走るオートバイの中で、レース専用に設計されたものをプロトタイプという。レーサーracer)とかレーシングバイク(racing bike)とも呼ばれる。プロトタイプのオートバイで争われるレースの代表格は、MotoGPである。レッドブルルーキーズカップ[外部]CEV[外部]アジアタレントカップ[外部]といった若手向け選手権も、プロトタイプのオートバイで争われている。

アスファルトなどで舗装された路面を走るオートバイの中で、を走ることを想定して設計されたものをプロダクションproduction)という。量産という意味である。プロダクションオートバイ改造して争われるレースの代表格は、スーパーバイク世界選手権[外部]であり、鈴鹿8耐である。
 

プロトタイプとプロダクションの違い

プロトタイプとプロダクションの違いは、走らせる速度域である。プロトタイプは非常に高い速度域で走ることを想定して設計されているが、プロダクションは低速域から高速域まで幅広い速度域に対応できるよう設計されている。

プロトタイプとプロダクションは、形が似ているが、乗り心地は全く異なる。ヴァレンティーノ・ロッシは、1994年にプロトタイプのマシンの選手権とプロダクションマシンの選手権の両方に同時参戦したのだが、その彼は「プロトタイプとプロダクションはかなり特性が異なる。片方に慣れると、もう片方の感覚が狂ってしまう」といった意味の発言をしている(ヴァレンティーノ・ロッシ自叙伝101~102ページ[外部])。また、この記事[外部]においても、青木宣篤がプロトタイプとプロダクション特性の違いを解説している。
 

リースのプロトタイプと、市販のプロトタイプ

プロトタイプは、メーカーからリース(貸与)されるものと、メーカーから販されるものの2種類がある。

最先端の技術を用いて作られるマシンは、メーカーにとって企業秘密の塊であるから、販せずにリースすることになる。2020年現在MotoGPの最大排気量クラスで、サテライトチームが走らせているプロトタイプマシンは、全てリースされているものであり、レースが終わったらメーカーに返却しなければならない。

かつてのMotoGP最大排気量クラスでは、プロトタイプのマシンメーカーが販売したことがあった。代表的なものは、2014年ホンダが販売したRCV1000R[外部]や、2015年ホンダが販売したRC213V-RSである。販売するのだからメーカーバイクに関する所有権を失うわけであり、ライバルメーカーが入手した場合は企業機密の流出になる。このため、RCV1000RやRC213V-RSはだいぶ性を落として設計された。その当時はすでにシーレスミッションレース勝利する上で必須だったのに、シーレスミッションが搭載されておらず、性が低いバイクだった。
 


関連項目



最終更新日: 20/01/15 21:08
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