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ポストアポカリプス(英:Post-apocalyptic)とは、フィクションにおけるジャンルの一つである。
ドットをうち「ポスト・アポカリプス」と表記されることも。また、数は少ないが「アフターホロコースト」「アフター・ホロコースト」という名称もある。
「終末の後」と示す通り、何らかの原因により人類文明が壊滅した後を舞台とする。日本においては「北斗の拳」「世紀末」が最もイメージしやすいだろう。
現代社会は衣食住の安定、医療の普及や法律の制定など、あらゆる不安を取り除き多くの人が住みよい環境が整備されている。しかし、文明の崩壊はそのあらゆる「安心」が一挙に消失することで、常に暴力や資源の枯渇といった不安にさいなまれる極限状態へと追い込まれることになる。加えて、壊滅的な被害により既存の統治や利権は失われており、それにまつわるいざこざが新たな争いの火種となることも多い。
原始社会に逆戻りした不便な生活、暴行や殺人が咎められない野蛮かつ非倫理的な舞台が展開されるが、フィクションとは言え現実でも起こりうる世界であるため、他人ごとではないリアリティや緊張感を受け手は感じることになる。
電気もガスも水道も止まり、食料は底をつきコンビニは空っぽ、警察もおらず怪しい連中がウロウロしている。救助のアテなんて端から存在しない。そんな世界がどれだけ恐ろしいかは想像に難くないだろう。
一方で、文明の利器を失い絶望的な状況に陥りながらも生存をかけたドラマを展開することで、現代社会の価値観や倫理性、生きることの意義や生命の価値を改めて問い直す作品も存在する。
また逆に、人類が滅び災厄が過ぎ去った後の平穏な世界で主人公たちがほのぼのとした生活や冒険を送る「心地よい破滅」と呼ばれるような作品も見られ、決して殺伐だけに留まらない幅広い可能性を秘めたジャンルと言える。
文明が滅びる原因は作品により異なるが、隕石の衝突、大災害、種族の寿命など自然発生的なものから、世界規模の核戦争勃発、生物兵器として開発された致死性ウイルスの蔓延といった人為的なものまで多岐にわたる。ただし作品によってはそもそもの原因が言及されないことも多々ある。
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