ニコニコ大百科モバイル

7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します


ユーフォニアム


ヨミ: ユーフォニアム
掲示板をミル!
56カキコ!

ユーフォニアム(euphonium)とは、金管楽器の一種である。
本項では日本で通常使用されるユーフォニアムについてのみ扱う。


概要


ユーフォニアム

変ロ調(B♭管)の金管楽器である。ピストン式のヴァルヴ3つまたは4つを備え、チューバをそのまま半分に縮小したような外観をしているものが一般的。
吹奏楽における常用音域はE2~B♭4(※)程度であるが、楽器設計上の最低音はB0(ピアノの鍵盤で左から3番の音)、独奏曲などでめられる最高音はF5あたりであるが、B♭5やそれ以上の音が出せる人もいるにはいる。
(※音名表示はA4≒440Hzとしている。)

すなわち音域としてはトロンボーンホルンと同様であるが、その太い円錐管のため柔らかい音が特徴であり、叙情的なフレーズを歌い上げることが多い。その一方で、後述のように新しい楽器であるため技巧的なパッセージでの使用にも向く。

使用する楽譜は実音譜の場合と移調譜の場合があるが、前者の場合にはファゴットなどと同様へ音記号とハ音記号(テノー記号)が用いられる。後者の場合はテナー・サクソフォーンなどと同様、ト音記号を用いて長9度高く記譜される。

ただし、古い楽譜ではフランス式の表記に習ってヘ音記号の移調譜が用いられている場合もあるので注意。

この楽器を知らない人には名前からよくUFOと勘違いされるが論違う。


ユーフォニアムの歴史


金管楽器の一種であるが、のみならずアコースティック楽器の中でもっとも新しい部類のものである。
1840年代にヨーロッパ各地で発明された楽器群の中にルーツがあるといわれているが、ユーフォニアムという名称について明確な特許等はなく、現在研究が進められている。

なおユーフォニアムの古典ギリシア語で「よくく」「良い音色の」という意味の形容詞エウポーノス(εφωνος eúphōnos)の幹に、場所等を表す抽名詞語尾イオン(-ιον -ion)が付いたエウポーニオンεφωνιον eúphōnion))で「(音が)よくくもの」「良い音色の出るもの」といった意味になる。これを古典ラテン語化したエウポーニウム(euphōnium)を英語読みしたのがユーフォニアム(厳密にはユーフォウニアムに近いが、テレフォン、スマートフォンと同様に英語の -phon(e)- はフォンと転写されるのが通例)である。

現在日本で使用されている楽器については、19世紀のベルギー楽器職人アドルフサックスが発明した「サクソルン・バス」(saxhorn basse)からの影を強く受けていると考えられる。このため「ユーフォニアムを発明したのはサクソフォーンsaxophone)と同じくサックスである」という表現をされることがあるが、名称についてはやや前にヴァイマル共和で発明されたオイフォーオン(Euphonion, エウポーニオンドイツ語形)というよく似た別の楽器という先例があるため、必ずしも正しい表現とは言えない。でもだいたいあってる

これ以上の詳しい事項についてはwikipedia等を参照のこと。


ユーフォニアム?ユーフォニウム?


音楽辞典の項名は一般的に「ユーフォニアム」。
ヤマハのカタログにおいては2000年、商品名がユーフォニウムからユーフォニアムにめられた。

この違いはヴァイオリンバイオリンみたいなものであるが、動画コメント等で名称論争が絶えない。

たまに「ユーホニューム」という表記も見られるが、一般的ではない。

また、トランペットの事を「喇叭(ラッパ)」という感覚がOKであれば、ユーフォニアムも「小バス」といって差し支えない。(大阪バス楽部というプロ集団も長く活動している)。


ユーフォニアムの使用される音楽


基本的には(狭義の)吹奏楽金管バンド英国式ブラスバンドマーチンバンドで使用される。
管弦楽においては楽器成立時期の制約もあり、パートの名称にユーフォニアムを定したものはまず見られない。ただし「テナー・テューバ」等と定された楽譜を、日本においてはユーフォニアムで演奏することが多い。
この他小編成のアンサンブルにオリジナル曲が多数有り、またジャズで使用しているプレイヤーもいる。


映画・TV・マンガなどでのユーフォニアム


その他、吹奏楽高校野球を題材にしたドラマにはだいたい映っているもののあまりいい役はもらえていなかったが、2015年京都アニメーション製作吹奏楽を題材にしたアニメ響け!ユーフォニアム』が放送された。このアニメの効果により、楽器の魅や知名度上昇に期待がかかる。

クラシック音楽番組「Nアワー」においては《展覧会の絵》《惑星》などのレパートリーにより、ごくまれにであるが登場する。
同番組2007年9月26日OAの『Nほっとコンサート2007』ライブ映像において、フィリップスパーク作曲の《パントマイム》が外祥一郎の独奏で紹介された。

もちろん、吹奏楽曲や演そのものを紹介する番組(テレビラジオ)においてはユーフォニアムもしっかり演奏している。


日本で流通しているユーフォニアム


末尾の形式番号(YEP- 等)は断りのない限りヤマハの製品を示し、その番号でインターネット検索すれば楽器のカタログにたどり着けると思われる。
(※形式番号末尾、メッキを示す"S"は省略した。)

■azB000Y5XB5C
コンペンセイティングシステム付き[YEP-842、YEP-642、YEP-641]
第4ヴァルヴと他のヴァルヴを同時に押さえたときに補正管にも息が流れ、音程を補正するシステムを搭載した楽器。すなわち第4ヴァルヴを操作するとF管となり、実質的にセミダブル楽器となる。「コンペ付き」などと称される。
■azB000Y5TKDY
サイドアクション(第4)[YEP-621]
操作上は上記コンペ付きモデルと同様であるが、補正管がないためB1などの演奏が困難。(息のコントロール次第で演奏できなくはない)
とはいえ右手だけで操作する機種にべ、技巧的なパッセージに向く。
■azB000Y5ZBOQ
アップライトアクション(4ピストン)[YEP-321]
ヴァルヴ操作は全て右手で行う。
■azB000Y5VJ10
アップライトアクション(3ピストン)[YEP-201]
ヴァルヴが3つしかないため、B1~E♭2が発音できない。(これより低いE1~B♭1は発音可。)
部品点数が減るため、安価に供給されている。
(画像なし) コンバーチブル[YEP-201M](マーチングユーフォニアム)
座奏と行進演奏の双方で使用できるようになっており、行進演奏時はベルを前方に向け、左肩に担いで演奏する。
(画像なし) フロントベル[YEP-202M](マーチングユーフォニアム)
左肩に担いだ状態ではヴァルヴの素い操作がしにくくなるため、両手のみで身体の正面に構えられるようにした楽器。座奏ではまず使用されない。
(画像なし) フロントアクション[YEP-211]
(※現在海外向けモデル
ロータリー式の低音楽器と同様ベルが奏者の左側をむいており、かつ前方に曲げられている。

日本ではヤマハのほか、ウィルソン、ベッソン、ヒルスブルナー、イオジュピター、カワイ、喜望峰などの製品が使われている。

海外で使用されているユーフォニアム(音程補正トリガーつきモデル含む)、バリトンロータリー式含む)、サクソルン・バスダブルベル・ユーフォニアムなどについての説明は割愛する。

日本バリトンについては別に記事を作成してくれる方を募集しています。)


架空のユーフォニアム奏者の一覧



関連動画


ニコニコ動画においては、サイレントブラスシステムを用いて録音された「演奏してみた吹いてみた)」動画が多数投稿されている。ただしユーフォニアムのためのオリジナル曲ようつべからの転載CD丸上げがほとんどであり、動画投稿者自らが演奏しているものは他の楽器と同様、アニメ・ゲームニコニコメドレーボカロオリジナル曲などが多い。


■sm1038217[ニコ動]

■sm1387367[ニコ動]

■sm3513413[ニコ動]
■sm5366059[ニコ動]


関連コミュニティ


■co2786


関連商品


■az4285102242
■azB000Y5XCPQ


関連項目



外部リンク



最終更新日: 16/03/19 12:10
タグ検索 パソコン版を見る


[0]TOP
ニコニコ動画モバイル
運営元:ドワンゴ