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リチウム


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リチウム(Lithium)とは、白色の柔らかい金属で、最も軽い(に浮く)金属である。


概要



医薬品


医学記事 ニコニコ大百科 : 医学記事
※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。

双極性障害躁うつ病)や躁病の治療に、リチウムが用いられる。日本薬局方には炭酸リチウム(Li2CO3)が収載されている。先発医薬品はリーマス®

炭酸リチウムの作用機序は不明であるが、PI代謝回転(ホスファジルイノシトール代謝回転)の抑制が関与していると考えられている。PI代謝回転とは、細胞内の情報伝達機構の一種。通常、細胞表面に存在するGタンパク質共役受容体が情報を受け取ると、ホスホリパーゼCによってPIP2(ホスファジルイノシトールビスリン)がDG(ジアシルグリセロール)とIP3イノシトートリスリン)に分解される。このうち、溶性のIP3細胞質内に拡散し、小胞体のIP3受容体(IP3感受性Ca2+チャネル)に作用、細胞質内のCa2+濃度を上昇させる。このようにして、細胞内に情報が伝達される。

炭酸リチウムから生じたLi+は、PI代謝回転に係わる酵素IMPase(イノシトールモノフォスファターゼ)を阻することで、イノシトールの合成を抑制し、PIP2の再生を抑制、PI3の生成も抑制される。これが抗躁作用につながると考えられている。また、グリコーゲン合成に係わる酵素グリコーゲンシンターゼを不活性化する酵素GSK-3βグリコーゲンシンターゼキナーゼ3β)も、リチウムイオンによって阻されるため、作用に関与している可性がある。

しかし、Li+は体内にもともと存在するNa+やK+と同じ1価の陽イオンであるため、それらのイオンと置換することでさまざまな影を及ぼす。リチウム中の初期症状としては、悪心、嘔吐、多飲、多尿下痢、傾眠(ねむけ)などがある。血中リチウム濃度の上昇に伴い重症化し、中等度のリチウム中では鳴り、振戦(ふるえ)、痙攣、言、意識障などがあらわれる。重度のリチウム中では睡、血圧低下、腎障などがあらわれ、死に至る。治療域(0.3~1.2mEq/L)と中域(1.5mEq/L以上)が近いため、炭酸リチウムを投与する場合はTDM(物治療モニタリング)を行い、一定の血中濃度(0.4~1.0mEq/L)を維持する。中症状があらわれた場合、投を中止して利尿薬の投与を行うが、消失しにくい場合は血液透析を行う。

作用発現には4~10日ほど掛かる。全な腎排物であるため、腎障の患者には禁忌。てんかんや心疾患のある患者は、症状を憎悪させることがあるため禁忌。食を制限されている患者は、リチウム濃度が上昇し性が発現しやすいため禁忌。また、催奇形性があるため、妊婦への投与も禁忌。


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最終更新日: 17/09/10 01:18
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