ニコニコ大百科モバイル

7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します


ワールドベースボールクラシック


ヨミ: ワールドベースボールクラシック
掲示板をミル!
909カキコ!
«前へ

「判定を統一する」という的で、これまでの大会ではMLBでジャッジしている審判(まあ第1回大会のときボブ・デービッドソン氏はマイナー審判だったんだけど)がすべての試合で球審を担当していたが、今回はじめてMLB所属ではない審判が球審を務めた。それは、日本プロ野球NPB審判である健次郎氏である。氏は台湾ラウンドの開幕戦で球審を務めた。


欧州勢の躍進


この大会、なんと言っても立ったのは欧州勢の躍進である。カリブに浮かぶキュラソー出身者と本土出身者との融合チームであるオランダは、ウラディミール・バレンティンアンドリュー・ジョーンズと言ったNPB組と、アンドレルトン・シモンズイグザンダー・ボガーツと言った若手有望トッププロスペクト)を擁し、欧州勢初となるベスト4入りを果たした。特にキューバとの相性は抜群で、WBC直前の練習試合やIBAFワールドカップなどを含めると5戦5勝であった。

イタリアは、オリックスアレッサンドロ・マエストリエースに据え、初戦のメキシコ戦でレフトエドガー・ゴンザレス(元巨人本職は内野手である)のGG佐藤落球もあって逆転勝利を収めると、その勢いをかって同初、前回大会のオランダに次ぐ2次ラウンド進出を果たした。2次ラウンドでも、全勝優勝したドミニカや準優勝を果たしたプエルトリコに対して3点~4点のリードを奪ったものの、負けを喫してしまった。


史上初の乱闘


1次ラウンドのカナダメキシコ戦では、「不文」を犯したことによる史上初の乱闘が発生した。これは、大量リードしているカナダの選手がバントヒットを仕掛けたのが発端である。「不文」では、「大量リードしている方がバントヒット」する行為を「傷口にを塗りこむ」、つまり「相手に対する侮辱行為」であるとされ、その報復に次の打者へ故意の死球が与えられた。これをきっかけとして両チーム選手が大乱闘。7名の退場者を出す結果となった。


史上初の「開催」


今大会では、これまでに開催されてこなかった場所でも試合が行われた。1次ラウンドでは福岡福岡ドーム)と台中(インターコンチネンタル球場)、2次ラウンドで東京(1次ラウンドの開催実績はあり)、決勝でサンフランシスコAT&Tパークである。台湾の台中では、台湾の試合に猛なほど観衆が押し寄せ(韓国戦では23,341人。なお「収容人数」は20,000人。おかしいだろ。ちなみに3試合とも「収容人数」オーバーであった)、台湾の2次ラウンド進出に大きく寄与した。一方で福岡ラウンドでは高すぎるチケットのせいで席が相次ぎ、日本戦でも満席にならず。他同士の試合では屋根のついた川崎球場と化してしまった。これは例えば台湾ラウンドの台湾戦が絡まない試合などでも同様であった。まあそれでも、東京ラウンドの台湾キューバ戦とか、オランダキューバ敗者復活戦は筆者の想像以上に入っていた。おそらく、「日本が負ける」と踏んで買ったものの、実際には勝ち上がったので日本戦は行われなかった、しかし高額なチケットなので駄にしたくないという心理も働いたものと思われる。


WBC2013関連項目


2013WBC個人賞


MVP

ポジション 名前 所属球団
二塁手 ロビンソン・カノ [画像を見る] ドミニカ共和 ニューヨーク・ヤンキース

ベストナイン

ポジション 名前 所属球団
投手 前田健太 [画像を見る] 日本 広島東洋カープ
ネルソン・フィゲロ [画像を見る] プエルトリコ アリゾナ・ダイヤモンドバックス
フェルナンド・ロドニー [画像を見る] ドミニカ共和 タンパベイ・レイズ
捕手 ヤディアー・モリーナ [画像を見る] プエルトリコ セントルイス・カージナルス
一塁手 エドウィン・エンカーナシオン [画像を見る] ドミニカ共和 トロント・ブルージェイズ
二塁手 ロビンソン・カノ ニューヨーク・ヤンキース
三塁手 デビッド・ライト [画像を見る] アメリカ合衆国 ニューヨーク・メッツ
遊撃手 ホセ・レイエス [画像を見る] ドミニカ共和 トロント・ブルージェイズ
外野手 アンヘル・パガン [画像を見る] プエルトリコ サンフランシスコ・ジャイアンツ
ネルソン・クルーズ [画像を見る] ドミニカ共和 テキサス・レンジャーズ
マイケル・ソーンダース [画像を見る] カナダ シアトル・マリナーズ
指名打者 井端弘和 [画像を見る] 日本 中日ドラゴンズ

スコア


リーグ 日付 対戦相手 結果 場所
1次ラウンド 3月2日 [画像を見る] ブラジル ○5-3 東京ドーム
3月3日 [画像を見る] 中国 ○5-2
3月6日 [画像を見る] キューバ 3-6
2次ラウンド 3月8日 [画像を見る] チャイニーズタイペイ ○4-3 東京ドーム
3月10日 [画像を見る] オランダ ○16-4
3月12日 [画像を見る] オランダ ○10-6
準決勝 3月17日 [画像を見る] プエルトリコ 1-3 AT&Tパーク

2017年

第4回大会を迎える2017WBCは、前年の2016年に第3回から引き続き予選ラウンドが4ラウンド開催。2013WBCにて予選免除となった12カを含め、16カによって争われた。

日本2013WBC後に就任した小久保裕紀監督の下、2大会ぶりの優勝をした。

しかし、日本人メジャーリーガーは青木宣親以外出場辞退。本大会全体の玉として注された大谷翔平や、正捕手としてされていた嶋基宏ロースター発表後に出場辞退を表明した。特に大谷の辞退は、小久保監督に辞退の連絡が行き届いていないなど、多くの混乱・憶測を招く事態となった。メンバー選出では、前回大会からは野手の若返り化が進んだ。NPB/MLB史上初、2年連続トリプルスリーを達成した山田哲人2016年本塁打王と打点王の二冠を獲得した筒香嘉智2015年シーズン最多安打記録を更新した秋山翔吾、さらには広島25年ぶりの優勝に貢献した田中広輔菊池涼介鈴木誠也巨人の正捕手に定着した小林誠司など、若い野手が代表に選出された。

本大会前の強化試合を初めて負け越すなど、2年前のに開催された2015WBSCプレミア12での失敗もあり、今大会は史上初の2次ラウンド敗退ないし1次ラウンドでの敗退もあるのではないかとのも上がっていた。しかし、1次ラウンドは史上初の全勝、2次ラウンドも全勝を決め、6戦全勝にて決勝ラウンドに進出する。準決勝は2大会ぶりの顔合わせとなったアメリカとの試合だったが、打線が沈黙し1-2で敗戦。2大会連続でベスト4敗退となった。

大会は日本を撃破し初めて決勝へコマを進めたアメリカが、オランダとのタイブレークの死闘を制し2大会連続決勝進出のプエルトリコを8-0で破り、大会初優勝を飾った。


野球新興国の躍進と強豪国の落日


今大会も、予選を勝ち上がり進出してきた初出場が大会に大きなインパクトを残した。

イスラエルは、前回大会出場のブラジルを予選で下し出場。両親がユダヤ人などのユダヤ系マイナーリーガーで構成されたチームは、WBC全体の開幕戦となった韓国戦を2-1の接戦で制すと、内のプロアマ組織の対立でボイコット者が続出したものの前回大会2次ラウンド進出のチャイニーズ・タイペイ(台湾)やベスト4のオランダ相手に3連勝。さらに2次ラウンド開幕戦のキューバ戦も勝利し、破の4連勝を飾るなど大会に旋を巻き起こした。その後オランダ日本に敗れ2次ラウンド敗退となったが、クローザー役をに務めていたジョシュ・ザイドが大会ベストナインに選出された。

コロンビアは、パナマスペインと言った本大会出場経験のあるを下し出場。ドミニカ共和アメリカカナダと同じ組に入れられる無理ゲーを強いられたが、あにはからんや、カナダ相手に大会初勝利を飾る。初戦のアメリカ戦と、最終戦のドミニカ共和戦ではそれぞれ延長にもつれ込む大熱戦を繰り広げ、敗れはしたものの次回大会の予選免除を見事勝ち取った。

一方で、これまで「強」とされていたの不振も立った。

その最たる例が韓国。前回大会はまさかの1次ラウンド敗退となったものの、直近のプロ参加際大会であるプレミア12では初代王者にき、今回は韓国初のドーム球場・高尺スカイドームを引っさげ1次ラウンドの開催権を取得。秋信守や姜正浩などメジャーリーガーは呉昇桓以外(直前でKBOに復帰した李大浩も居るが)辞退という不安要素はあったもののオランダとともに2次ラウンド進出は確実なものと思われてきた。しかし、初戦のイスラエル戦でまさかの敗戦を喫すると、続くオランダ戦にも敗れ、々に2大会連続の1次ラウンド敗退が決定。最終戦ライバル台湾と予選行きを賭けた一戦をするハメになり、なんとか延長で勝ちをもぎ取ったものの、ただでさえ大統領スキャンダルで揉めに揉めている内を活気付けることはできなかった(も勝とうが勝てまいが、正直WBCどころではなかったようだが)。


失点率をめぐる順位の混乱


1次ラウンドD組(メキシコハリスコ)にて、「失点率」をめぐり順位の確定が二転三転する事態が発生した。

D組はプエルトリコが3勝0敗で1位通過。残り12位通過)を、イタリアベネズエラメキシコの3カが1勝2敗同士で争う形になった。この場合、今大会のルールではこのように順位を定める。 

3チームが1勝2敗で並んだ場合は、当該3チーム間の対戦にて1イニングあたりの失点率が一番高いチームを最下位とし、残り2チームにてプレイオフを実施する。なお、イニング数には不全なイニング(partial innings)も含める。

さて試合前、メキシコエドガー・ゴンザレス監督は、「ベネズエラに2点差以上つければプレイオフに進出できる」と大会側から伝えられていた。試合は11-9メキシコベネズエラ勝利し、その情報が伝えられていたメキシコナインは大喜び。もが起死回生の状況からプレイオフに進出し、イタリアと最後の1を争う……はずだった。

イニング数 失点数 失点率(失点数/イニング数)
イタリア 19 20 1.05
メキシコ 18 19 1.06
ベネズエラ 19 21 1.11

ところが、その30分後、WBC公式サイト明日の試合予定にあったイタリアメキシコプレイオフTBD(未定)に変更、そしてイタリアベネズエラに変更されたのであった。当然メキシコ側は困惑、激怒する。「なぜなんだ。お前らがそう言ったから俺達が進出じゃないのか」と。

実は大会側が失点率の計算をミスっていたのだ。というのも、D組のすでに行われたイタリアメキシコ戦で、メキシコは9回裏に4点リードをひっくり返されてサヨナラ負けしているのだが、その9回裏の間アウトを一つも取れていない。これを野球の記録上に当てはめると、メキシコイタリア戦で獲得したアウトの数は24であり、つまり3アウトで割ると8イニング。正確には8回と0/3イニングなのである。

ここで「全なイニング(partial innings)も含める」の問題が発生する。この「不全なイニング」は、「イニング途中の1アウト(○回1/3)や2アウト(○回2/3)」であり、「イニング途中の0アウト(○回0/3)ではない」。なぜなら、8回終了して9回が始まる前と同じ状況も、9回がスタートしてアウトが1つも取れていない状態も、同じ8回0/3だからだ。

よって、メキシコのイニング数が1イニング減ることとなり、失点率の計算はこうなる。

イニング数 失点数 失点率(失点数/イニング数)
イタリア 19 20 1.05
メキシコ 17 19 1.12
ベネズエラ 19 21 1.11

次へ»
最終更新日: 19/06/28 23:31
タグ検索 パソコン版を見る


[0]TOP
ニコニコ動画モバイル
運営元:ドワンゴ