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後手一手損角換わりとは、将棋において通常の角換わりより早い段階で行う角交換である。
通常、角換わりの手筋である△8五歩。この8五は、桂などの通り道であり、ここに歩と指すと展開が限定されてしまうため、8五を空けたままにする狙いで、それより早い段階で角換わりを行う戦法。
通常の角換わりであれば▲7六歩△8四歩▲2六歩△3二金▲7八金△8五歩▲7七角△3四歩▲8八銀△7七角成▲同銀であり、△8五歩に対して先手▲7七角と一手消費するため双方手損はないが、後手一手損角換わりの場合は例えば▲7六歩△8四歩▲2六歩△3二金▲7八金△3四歩▲2五歩△8八角成(下図)▲同銀と、△8五歩とせずに角換わりを行うため、先手の▲7七角がなくなり後手の一手損となる。
後手持ち駒 ![]() |
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先手持ち駒 なし |
駒組みを進め同型となった際、▲4五歩△同歩▲3五歩△4四銀▲7五歩△同歩▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛に対し、通常の角換わりであれば▲7四歩の桂頭攻めを受けるため後手は△6三角か△6三金が必要となる。しかし後手一手損角換わりでは8五が空いているため、△8五桂による反撃が可能となるのが後手の狙いである。
以後の攻防は互角とされているが、後手の攻めが続くため先手としては面白くないため、先手としては別の対抗策を選びたい。2012年現在では、後手一手損により陣形が立ち遅れるため、これを咎めるべく先手早繰り銀とするのが主流となっている。
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