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上位互換とは、
その他、様々なジャンルで同一系統の性能・能力を持つ二つのものについて、一方がもう一方を完全に上回っている時に「○○は××の上位互換」という使われ方をされる。
対義語として「下位互換」がある。当然、下位の製品が上位の製品の全機能を使えるわけがないので「上位版で作成したデータを(機能制限されつつ)下位版でも使用できる」「一定の条件下で上位版の製品と同じように使える」と言う程度の意味である。
上位互換(下位互換)に近い言葉として後方互換(前方互換)がある。これは、2番目の例のように「新しいバージョンが古いバージョンの全機能を持っている。」ことを指す。新しいバージョンは古いバージョンに機能を追加している場合が多いので、後方互換の製品は上位互換の製品であることが多い。
▲同じ使用目的のカードを比較して、一方が明らかに強い場合、強い方を「上位互換」、弱い方を「下位互換」という。
例えば、
以上、4種があったとする。この時、1は、「2と比べて威力が高く、3と比べてコストが安く、4と比べて狙える相手が多い」という点でそれぞれに対する上位互換である。そして、2,3,4同士はそれぞれに対して一長一短なので上位互換、下位互換の関係にはない。
ただし、「一長一短」というのも曲者で
という2種類のカードがある時、ゾンビが絶対使わないようなザコ1種類だけしかなく、ドラゴンばっかりいるゲームだったとしても、この2枚は上位互換、下位互換の関係にはない。上のカードは(クソザコ)ゾンビにダメージを与えられない、という点で下のカードの代用にならないためである。
そのため、「無視できる程度とはいえ、一応弱いカード側でできて強いカード側ではできないことがある」場合でもざっくり「上位互換」「下位互換」でくくり、そういった要素すらなく一方的に強い場合に「完全上位互換」という言葉を使うことがある。「完全上位互換」でも種族、属性、マナなど「他のカードに参照されることを前提した要素」が違う場合は厳密には互換していない。よほど影響力が強い場合でもない限り無視されるが。
上位互換のカードがあっても、下位互換のカードが必ずしも「いらない子」「デッキに入らない」というわけではない。ほとんどのTCGでは山札に入れられる同名カードの枚数に制限があるため、「多少弱くても同じような効果のカードがたくさんほしい」ということがある。
この例でいうならば、とりあえず1はフル投入するとして、よく使われるモンスターの体力に応じて2か3がいくらか投入されるだろうし、直接ダメージで対戦相手を倒すつもりなら4がフル投入され、さらに3が投入されることになるだろう。
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