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不知火(しらぬい、しらぬひ)とは、以下のものを指す言葉である。
架空のキャラクターの名前として使われることも多い。
本来は九州地方の西、八代海において見られる、海面にいくつもの火が並ぶ自然現象のことを指す語である。現代ではこれは蜃気楼の一種であり、漁船の漁火(いさりび)などがその光の元であると解明されているが、それを分かっていても見る者に神秘的な印象を与えるものとして名高いものがある。
しかし一方では、江戸時代の文献に「肥後の国名物の不可解な実話」として紹介され、同時にフィールドワークが困難だったため一部学者から存在そのものが疑問視されてしまうなど、日本を代表するオカルト現象として知られてきた歴史も持つ。
21世紀の現代においてはもちろんこれを怪しむ者はおらず、むしろロマンチックとさえ看做されることも多い。とは言え広く、長い間にわたって知られた現象でもあるだけに、時に幻想的、神出鬼没、掴み所が無い物事などにその名が転用される習慣は、未だ続いているようである。
▲以下、元もとの自然現象以外で不知火の名を持つ物事を例示する。