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乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ


ヨミ: オトメセンソウディーヴチーヴァールカ
掲示板をミル!
36カキコ!

絶望暴力が支配する時代。

それに抗う少女物語

『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』「乙女戦争」の読み、もしくは副題の「ディーヴチー・ヴァールカ」(Dívčí Válka, ヂーフチーヴァールカ)はチェコ語で「乙女たちの戦争」を意味し、一般にはボヘミア・プシェミス(9世紀~1306)の伝説的女太祖リブシェ(Libuše)の死後、その伴侶である農夫王プシェミスル(Přemysl Oráč)の暴政に反旗を翻した、元リブシェ付き女官ラスタ(Vlasta)やその副官シャールカ(Šárka)を筆頭とした女性たちの壮絶な戦いを描いた短い伝承をす。 とは、大西巷一による15世紀の中欧舞台にした歴史漫画作品。

2013年5月より「アクション創刊号から連載。ニコニコ静画には約1月遅れでバックナンバー掲載(関連静画参照)され、第1, 2話と最新バックナンバー回が無料で読める。

曖昧さ回避

概要


フス戦争(1419 - 1435)最初期のボヘミア西部12歳少女シャールカの住む村は、聖ヨハネ騎士団による苛なフス狩りにより、膚なきまでにされた。一の生存者であるシャールカは当て所も街道を彷徨い、ついに行き倒れたところを重武装した一団に救われる。彼らは、数々の奇策と共に近代銃火器(火縄式マスケット銃など)を欧州史上初めて実戦投入したとして後世に名を馳せることになる傭兵隊長ヤン・ジシュカが率いる、ボヘミア最強傭兵隊「トロツノフの隻眼巨人(キクロプ、kyklop)隊」であった・・・・・・。


登場人物



フス派陣営


シャールカ (Šárka
主人公少女12歳。村を滅ぼされ寄る辺のい所をヤン・ジシュカに見出され、ピーシュチャラ(píšťala, 手。「」の意味もあるが現代ではに「拳銃ピストル)」を意味する。英語では(ハンドゴン (hand)gonne あるいはハンドキャノン hand cannon)を与えられる。

トロツノフの隻眼巨人(キクロプ)隊

ヤン・ジシュカ (Jan Žižka z Trocnova a Kalicha)
元下級貴族隻眼傭兵隊長。通称「騎士殺しのジシュカ」。隊員たちからは「オヤジ」と呼び慕われているが、その実は的のためには手段を択ばない非の策士。ターボルのフスを奇策を以て揮する。
ラスタ (Vlasta)
ジシュカをクソオヤジと呼び、仲間内からも「化け物」と囁かれるほどの胆かつ豪腕の女傭兵
フロマドカ (Petr Hromádka/Hromada
隻眼巨人隊に従軍する、ボヘミア西部の町プルゼニ(Pulzeň, ドイツ語名ピルゼン Pilsen)の鍛冶
カテジナKateřina Hromádková)
フロマドカの妻。偉丈夫で頼れるおっかさんタイプ女性
カレルKarel)
フロマドカに師事する、才ある若き徒。同じ年頃で村を失ったばかりのシャールカを気遣い仲良くなる。
ロハーチ (Roháč)
傭兵。口ヒゲの人。あるいはナベの人。
チャペク (Čapek
面で三白眼傭兵ボヘミア最強傭兵隊の持から、従軍する農民たち(特に女子供)に強く反発する。

ターボル派

ミクラーシュ (Mikuláš z Husi a Pístného)
フスの拠点「山」(ターボル、Táborターボルはチェコ西部の町で、フス戦争当時はフス右翼・ターボルの中心的拠点。町の名は『旧約聖書』「士師記」において士師バラクと士師デボラカナン軍との総力戦を前にイスラエル軍を集結させた場所であり、後代にイエス・キリストが「山上の変容」を遂げた場所であるとの伝承を生んだパレスチナの山にちなむ。
またチェコおよび周辺諸の言葉では「野営地(キャンプ)」を普通名詞として定着した。
)を導する温厚な祭で、ジシュカとは旧い付き合い。して死亡
プロコプ (Prokop Holý/Veliký)
坊主頭(ホリー)も、坊主坊主でも史実ではトンスラ(いわゆるザビエルカット)とされている。が特徴的なターボル軍の従軍宣教師少年少女たちによる歌隊「ターボル天使隊」を組織する。後に大プロコプ(プロコプ・ヴェリキー)と呼ばれるほどの傑物なので、今後の活躍に期待したい所。
ブリエラGabriela)
少し大人びて落ち着いた雰囲気のある少女文字読み書きができる。シャールカと仲良くなる。
ターニャ (Táňa)
短い癖っ毛で明るく活動的な少女。シャールカと仲良くなる。なおターニャはタチャーナ(Taťána)の称形。
アネタ (Aneta
少女
ラウラ (Laura)
「山」の近隣の町でカトリック側に監禁されていた女性たちの一人。以来、カトリック教徒への復讐に燃える。
ハナ (Johana
ラウラと共に監禁されていた女性

その他フス派陣営

ヤン・フス (Jan Hus)
ボヘミア宗教改革運動の温厚な導者。物語開始の5年ほど前、会議異端者とされ火刑に処されている。
ヴァルテンベルクのチェニェク (Čeněk z Vartemberka
ボヘミア最上伯(nejvyšší purkrabí)最上伯(ネイヴィッシー・プルクラビー)とはボヘミア独特の称号で、要するに王都プラハ伯のこと。内に屋敷を持ち、ボヘミア王に代わってあらゆる都市行政る。にしてボヘミア貴族団の代表として、カトリック側との交渉にあたる貴族物語が始まるまでにも、フス火刑後には火刑に抗議する貴族たちの署名を集めたり、大司教の両種餐禁止抗議して祭を誘拐するなどかなりの行動
ヤン・ジェリフスキーJan Želivský)
プラハで活動する急進火吹き芸人説教師。彼が導した下層階級者のデモ行進のクライマックスである第一次プラハ窓外投擲事件(První pražská defenestraceフス寄りのボヘミア各地の教会カトリックに帰順させることで教皇との和解を図ったボヘミア王の政策、それに大いに不満を抱いたフス市民は1419年7月30日、降教会Kostel Panny Marie Sněžné[外部])での安息日のミサの後にプラハ庁舎(Novoměstská radnice[外部])まで行進し、逮捕されたフス同志の解放を要した。詳細な経緯は明らかではないが、ジェリフスキーに石を投げ付けたのをきっかけに暴動に発展、庁舎に侵入したフスによってドイツ市長をはじめカトリック参事会員たちは次々とから投げ棄てて殺された。は、フス戦争の直接の発端となった。

ローマ・カトリック陣営


ローマ教皇

マルティネス5世 (Martinus Ⅴ)
ジギスムントが開催したコンスタンツ会議により選出され、西方教会大分裂が収拾した直後に即位したローマ教皇。失墜したカトリック教会の権威を回復すべく、ボヘミア異端者たちへの十字軍を提唱する。
ブランダ・ダ・カスティリオーネ (Branda da Castiglione)
ローマ枢機卿・教皇特使。皺深い顔に絶えず笑みを浮かべつつ異端者に非情の裁きを下す男で、自ら熟練のドイツ傭兵を雇い入れてフス戦争に介入する。なお史実ではジギスムントとは約20年来の知己の一人である。
ヤン・イスクラJan Jiskra z Brandýsa
スロヴァキア名ヤーン・イスクラ(Ján Jiskra z Brandýsa)。教皇特使に雇われた、モラヴィアチェコ東部)貴族出身の腕利き傭兵隊長

神聖ローマ帝国

ジギスムント (Sigismund von Luxemburg)
ルクセンブルク神聖ローマ帝国皇帝ハンガリー王ルクセンブルギ・ジグモンド(Luxemburgi Zsigmond)としては、オスマン帝国に対抗するために諸侯連合であるドラゴン騎士団(洪: Sárkány Lovagrendこの騎士団の参加者で他に有名なのは、ワラキアヴラド2世(Vlad Dracul)とその息子の小侯(あるいは刺侯)ヴラド3世(Vlad Drăculea/Țepeș)だろう。彼らの二つ名ドラゴン騎士団に由来するが、後世では「悪魔侯」と誤解されるに至った。を結成し盟となる。フスを火刑台に送った本人で、その後の彼のボヘミア王位継承もフス戦争の動機の一つとなった。
バルバラBarbara von Cilli)
スロヴェニアバルバラ・ツェリスカBarbara Celjska)。スロヴェニアの大貴族ツェリェ(Celje, 独名ツィリ)伯出身の、ジギスムントの皇后。並み居る男たちを前に怯むことを知らず、非常に性に奔放後に「ドイツのメッサリーナ」と呼ばれる。ワレリア・メッサリーナ(Valeria Messalina)は古代ローマ皇帝クラウディウス皇妃の一人で、最期は皇帝暗殺計画が露見して暗殺される。転じて強欲・残酷・淫奔な悪女の代名詞の一つとして使われる。だが、情は濃やかであり、チャーミングな面も兼ね備える。騎士団設立には彼女の存在が大きかったとされる。
ヴァーツラフ4世 (Václav IV Lucemburský)
ジギスムントの異で先々代の神聖ローマ皇帝ドイツ名ヴェンツェル Wenzel von Luxemburg)だったが、弱な施策が帝国諸侯の支持を得られず位された経歴を持つ。その後、ボヘミア王としては当初はフス擁護に回っていたがローマ教皇の干渉によりカトリック寄りに方針転換、それにより発生した第一次プラハ窓外投擲事件ショックを受けて急死したとされる。

ドラゴン騎士団


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最終更新日: 14/05/07 12:08
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