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仏
ヨミ: ホトケ
仏とは以下のことを表す。
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旧字体は佛で〔説文解字〕の本字も佛。新字体の仏の字は、佛の古文である。
- 意味
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- はっきりと見えない、似通う、ブッダ、仏教
- (払と通じて)もとる、逆らう
- 大きい、(弼と通じて)助ける
- (勃と通じて)起きる、興る
- 〔説文解字・巻八〕には「見ること審(つまび)らかならざるなり」とある。仿佛という熟語がある(今では彷彿や髣髴の方がよく使われる)。
- 仏教の伝来と共にブッダの音訳に佛陀が宛てられ、ブッダ、仏教の意味を持つようになった。日本では、フランス、仏さま(死者)という意味でも使われる。
- 字形
- 形声で声符は弗。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合、フツ(漢音)、ブツ(呉音)、2.の場合、フツ(漢音)、3.の場合、ヒツ(漢音)、4.の場合、ホツ(漢音)、ボツ(呉音)。訓読みは、ほとけ、ほのか。名のりに、さとる、などがある。
- 規格・区分
- 仏は常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 仏教・仏子・仏式・仏舎利・仏書・仏像・仏陀・仏壇・仏典・仏殿・仏法・仏法僧・仏蘭西
異体字
- 佛は、旧字体で人名用漢字である。2004年に人名用漢字に格上げされた。JIS X 0213第二水準。
- 𠏹は、日本の地名(青森県上北郡東北町𠏹沢)で見られる異体字。JIS X 0213第四水準。
- 𠇛は、〔字彙補〕に「古佛字。字義総略に見ゆ」とある古文。
- 𠑵は、〔字彙補〕に「道經の佛字」とある異体字。
- 𦤲は、〔五音篇海〕にある異体字。
- 髴、彿は仿佛の意味で代替される字。
- 㘬は、別の意味もある字だが、〔五音篇海〕によるとチベットの経典で仏の異体字として使われているという。
- 㚕は、〔集韻〕〔類篇〕に佛と同じ音で意味も同じとある字。ただ〔説文〕には別の字として載っている。
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最終更新日: 18/08/14 22:06
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