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仮面ライダー(新)


ヨミ: カメンライダーシン
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仮面ライダー(新)とは、1979年から1980年にかけて放送された、仮面ライダーシリーズ第6作である。(全54話)
正式タイトルは「仮面ライダー」であるが、第1作との区別をしやすくするため、記事名である「仮面ライダー(新)」または「仮面ライダー(スカイライダー)」と表記されることが多い。後者Wikipediaで採用されている。
基本的にタグは「スカイライダー」なので、検索される際はこちらからどうぞ。[動] 

ニコニコ動画では、東映特撮ニコニコおふぃしゃるにより2018年12月16日から公式配信開始。
毎週日曜午前10時に最新話を配信、無料視聴期間は72時間(水曜午前10時まで)となる。


概要


1971年の第1作「仮面ライダー」から始まり、70年代序盤から中盤にかけての第二次怪獣ブーム変身ブーム)を牽引する役割を担った仮面ライダーシリーズは、1975年の第5作「仮面ライダーストロンガー」を持って終了し、その役割を終えた。
以後の東映ポスト仮面ライダー」を模索しつつ意欲作を次々と発表したものの、決定打と呼べる作品を提示することが出来ずにいた。
そんなお寒い状況であった1977~78年、時代を動かす2つの作品が日本を席巻することになる。それが劇場版宇宙戦艦ヤマト」と「スターウォーズ」である。共に大人気を博した両作品の影により、日本には一大SFブームが巻き起こる。
その流れの中で、かつての特撮ヒーロー作品が再び注を集めることになる。今回の現の特筆事項は、ブーム子供の間だけではなく、かつての第一次・第二次怪獣ブームを体験した大人が、大人視点から作品の評価を行うようになったと言う点である。
そんな時流の勢いに乗り、ウルトラシリーズを生み出した円谷プロは、79年のから初のアニメウルトラマンザ☆ウルトラマン」の放送を開始、東映75年から77年にかけて放送され人気を博した「秘密戦隊ゴレンジャー」をベースに、「バトルフィーバーJ」の放送を開始するなど、過去作を現代的に翻案した形での新作を順次放送し始めた。
そして79年の10月5日から放送された、東映を代表する特撮ヒーロー・「仮面ライダーシリーズの最新作が本作である。

本作は企画当初から「原点回帰」を掲げられており(企画当初は「仮面ライダー0号」という呼称も使用されていたという)、新ライダーデザインも原点たる仮面ライダー1号2号と同じくバッタイナゴ)をモチーフデザインされ、敵怪人もかつてのショッカー怪人的な、動植物モチーフにしたシンプルな設定となり、ストーリーも第1作当初のようなハード志向のアクションドラマされることになった。
その一方、歴代ライダーとの差別化を企図した新ライダー独自のとして、飛行「セイリングジャンプ」と、専用オートバイで障物を破壊する大技「ライダーブレイク」が設定された。セイリングジャンプによる飛行シーンには「東通ecgシステム」によるビデオ合成が使用され、当時としてはクオリティの高い映像が作られた。この「を飛べる仮面ライダー」という設定から、8人の新ライダーは「スカイライダー」の名称を与えられることになる。
スタッフプロデューサー平山メイン監督山田稔メインライター伊上勝音楽菊池俊輔、そして殺大野剣友会と、いわゆる第一期ライダーシリーズを支えた人員がそのまま参加する形となった。
そして俳優に関しては、大々的な一般オーディションが開かれ、3786名の参加者の中から、当時まだ大学生であった村上弘明役の座を見事に射止める。
さらに本作放送開始の一ヶ前・799月8日には、かつての第一期ライダーシリーズ立花藤兵衛を演じてきた小林昭二を招いての特番「不滅の仮面ライダースペシャル」が放送され、歴代作品や歴代ライダーと共に、新番組である本作が紹介された。

まさに鳴り物入りで放送開始された本作は、前述の通り「原点回帰」を全体のテーマに掲げ、ストーリーからキャラクター性に至るまで、一貫して「本郷猛仮面ライダー」への立ち返りが図られることになった。「ヒーローであるライダーも敵怪人も、所詮は同じ改造人間」という皮物語内でさりげなく消化した2話や、改造人間になりながら自を取り戻した故の悲劇を描いた4話など、内容的にもハードなものが序盤には頻出している。その一方で新要素であるセイリングジャンプライダーブレイクなども毎回披露され、バイクチェイスを含めたアクションシーンは迫のあるものに仕上がっている。
しかし世間的には既に「明るいヒーロー」として認識されていた仮面ライダーを、第1作初期の「怪奇アクションドラマ」志向で作ることについて、次第に理が生じてくることになる。話のハードさは地味さとして受け取られるようになり、新機軸のセイリングジャンプライダーブレイクストーリー上で十分に生かされていたとは言いがたく、このような様々な要因が重なったのか、視聴率は低くはなかったものの伸び悩んでしまう。
そのためい時期から既に番組後半に向けての強化案がいくつか出され、その中にはスカイライダーとともに戦う、9人ライダー仮面ライダーV9」を登場させるという案も存在した。この案はプロットも立てられ、実行直前であったものの、後述するそれまでの強化案が成功したためにお蔵入りとなった(この後、V9は名前や設定の一部を変更し、次回作「仮面ライダースーパー1」となる)。

主人公の活動拠点をハングライダークラブから喫茶店ブランカ」に移し、レギュラーキャラクターも一新して、より活動的なイメージが強調されることになった。また敵であるネオショッカー側も、軍人的なイメージの強かった初代大幹部・ゼネラルモンスターから、新たに二代の大幹部・魔神提督に交代させ、ネオショッカーの実行する作戦都市破壊や建築物破壊など、より直接的でわかりやすいものに変容させていった。
アクション面においてはセイリングジャンプライダーブレイクと言う、初期の新要素を封印し、オーソドックスなスタイルでのアクションに落ち着かせる形となった。これは先述の通り、この2つの要素を話の中に組み込むのが難しかったと言うのも理由の1つとされる。
そして最大の強化策は「歴代仮面ライダーの共演」である。2021話のストロンガーを皮切りに、23話のV3、26話のX、ライダーマンと、歴代ライダーとスカイライダーとの共闘が連続して描かれることになり、ストーリーの盛り上げに貢献した。
それら強化策の集大成として、28話にて歴代ライダーとの特訓によりパワーアップを遂げたスカイライダーは、より明るい体色へとスタイルを一新し、見たにも手で陽性な雰囲気を生み出すことに成功した。この強化版スカイライダーに関しては、テレビ本編よりも先に劇場版「8人ライダー銀河王」において初めて披露されたことも話題となった。この劇場版自体も原作者・石ノ森章太郎自身が総監督を務め、同時期の他の東映特撮ヒーロー劇場版較してもかなりの予算が組まれたらしく、質の高い内容に仕上がっている。

それ以外に、伊上勝から江連卓へのメインライター交代、歴代仮面ライダーの素顔での客演、コミカル脇役ヒーロー・がんがんじいの登場と活躍、「怪談シリーズ」と銘打たれた怪奇色の強い作品群の発表など、様々な要素を盛り込み続け、これら積極的な番組善策と演の村上弘明の演技向上もあってレギュラーメンバーの個性も徐々に定着し、次第に本作独自の魅を発揮するようになる。
それでも視聴率に関しては、前半よりは上昇したものの期待通りの成果は得られなかったが(もここで言う「期待通りの成果」とは、ライダーシリーズ絶頂期の視聴率のことでもあるため、後続作である本作にそれをめるのは酷ではある)、放送期間は当初の予定より若干延長し、全54話という、第1作を除けば最長の話数を数えて終了することとなった(本作自体をさらに延長すると言う話もあったようだが、演の村上スケジュール調整がつかず終了の運びとなった)。
そしてライダーシリーズそのものは、次作「仮面ライダースーパー1」に引き継がれることになる。


あらすじ


北大学の大学生波洋は、所属しているハングライダークラブでの飛行練習中、怪しいバイクの一団に追われている一台の自動車を発見する。成り行きでその自動車を助けた洋だが、そこには人間改造工学の権威である志度博士が乗っていた。
博士る。自分を追ってきた一団は、人口抑制と世界征服を企む悪の秘密結社「ネオショッカー」であり、自分はそこから脱走してきたと。洋は博士を守って奮戦するが、現れたネオショッカー改造人間・ガメレオジンによって瀕死の重傷を負ってしまう。
洋を救いたい一心で志度博士は敢えてネオショッカーに戻り、洋に改造手術を執行。洋は改造人間としてった。
改造人間としてのでガメレオジンを撃破し、博士と共に脱出した洋は、自分の改造人間としてのを使って、人類の自由を守るためにネオショッカーと戦うことを決意する。その雄々しい姿にかつて世界を悪の手から守り抜いた戦士たちの面影を見た志度博士は、彼を「仮面ライダー」と命名。新たなる仮面ライダーネオショッカーとの長い死闘が始まる。


空翔ける戦士 スカイライダー


志度博士によって改造手術を受けた青年波洋が変身する改造人間本来の姿であり、新たな「仮面ライダー」である。改造人間となったことを嘆いたり苦悩することもなく、自分に備わったを悪の秘密結社・ネオショッカーを倒すために使うことを決意するその雄姿に、かつて世界を幾度となく救った仮面戦士の姿を見た志度博士によって命名された。
基本的には掛け(当初は「変身」、35話より「スカイ変身」)と共に特定ポーズを取ることで、変身ベルトトルネード」が体外に装着され、ベルトの風車部から風力エネルギーを取り込んで変身了する。1話では変身する方法を知らなかったものの、アリコマンドとの格闘中に取ったアクションが偶然にも変身ポーズそのものになっていたため、初変身を果たすことが出来た。ただポーズを取らずとも掛けだけで変身したり(52話、劇場版)、掛けすら出さずに変身できたり(15話、31話など)、簡易的なポーズのみで変身する(30話)ことも可。また風力エネルギーを必要とする割には、水中での変身もできる(6話、20話)。
面における最大の特徴は、に装着された重力低減装置を用いて、「セイリングジャンプ」と呼ばれる滑飛行を行うことが出来る点である。飛行時の速度は時速800kmであり、飛行の際は首のマフラーが自分の身長ほどに伸び、安定の役を果たす。
バッタイナゴ)をモチーフとした改造人間であるため、かつてのライダー1号2号と同様に脚に優れ、垂直跳びで30m、幅跳びで100m、走り幅跳びでは350mというを備え、重力低減装置を併用した場合は、単なる垂直跳びでも実に200mもの高に到達することが可となる。
敵との格闘においてはオーソドックスな格闘スタイルで臨むが、キック体の戦法を挑むことが多い。敵怪人に止めを刺すときの必殺技も、スカイキックを初めとした蹴り技がほとんどであった。アリコマンドが使用している武器を奪って利用することも見られた。
28話において、先輩である7人ライダーとの特訓、そして7人からのエネルギー電流を受け取ることでパワーアップを果たし、体色がライトグリーン体とした明るい配色となる。さらに99種類の技と万馬を会得し、数々の技を用いて強怪人と相対することになる。
アブンガーの調によれば、1日に消費するエネルギー量は10万カロリー、一度のスカイキックで消費するエネルギーは2万カロリーとのこと。
ネオショッカー大首領との最終決戦において8人ライダーエネルギーを結集する形でセイリングジャンプを敢行、大首領の動きを封じた上で、7人ライダーと共に宇宙へ飛び、大首領と運命を共にした…と思われていたが、次作「仮面ライダースーパー1」の劇場版では7人ライダーと共に健在な姿を見せた。その後も「仮面ライダーZX」や平成オールスター映画などに登場している。また、1982年9月放映の「オレたちひょうきん族」の人気ヒーロー「THE・タケちゃんマン」の37話にタケちゃんマンの助っ人として登場するという、しいゲスト登場の経験もある。

担当スーツアクター中屋敷鉄也(現・中屋敷哲也)は、ライダーマン以外の歴代ライダーをすべて演じた経験があり、本作でもその経験を存分に生かして円熟したライダーアクションを披露した、元祖・ミスター仮面ライダーである。本人もこの時期が一番自分の思うとおりに演じられたと、後にっている。
余談だが9話ではコブラジン変身態として素顔で出演しており、波洋を演じる村上弘明と格闘(つまり「ライダーライダー」)を演じている。


主な必殺技



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最終更新日: 18/12/16 10:17
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