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外国為替証拠金取引


ヨミ: ガイコクカワセショウコキントリヒキ
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外国為替証拠金取引とは、外通貨の売買による取引である。一般的に「FX」「FX取引」と呼ばれる。

取引で利用しているシステムについては「為替」「円相場」の記事を参照。


概要


取引をする際には業者に「」を預ける。このを担保にして日本円をドルやユーロと言った外通貨に換し、その為替の変動の結果より収入を得る。

要は、1ドル=100円で買ったとする。その後円安になって1ドル=101円になった時点でドルを売ると、1円けることができるのである。なんだたったの1円かよ、と思われるかもしれないがこれが1万ドル、10万ドルとなると1円変わるだけで1万円、10万円の損益となるのである。


「買い」と「売り」ポジション


日本円を外貨に変えて預する外貨預との違いは、円高になっても利益を得るチャンスがある点である。
外貨預を行えば、自分が保有するのは外貨であり、円ではない。そのような状況で円の価値が上がる(円高になる)と、外通貨安になる、つまり自分の外貨預の資産としての価値が下がる。

しかし、FXでは、円高(外貨安)を予想すれば、円ショート(売りポジション)を保有し、反対決済(この場合円ロング)を行って円高になった分の利益が得られる。
逆に、円安(外貨高)を予想すれば、円ロング(買いポジション)を保有し、反対決済を行って、円安になった分利益が得られる。


FXにおけるトレード手法



ポジショントレード


中長期的な売買に分類される手法で、一度売買して利益が乗ったらそのまま数週間~数ヶ間、場合によっては1年以上ほったらかしにするのが特徴。
チャート分析はに週足~日足チャートを使用し、週足のトレンドに逆らわず日足でタイミングを測ってエントリーする。ゆえにトレード回数は1日1回以下である。中長期的なトレンドの中の押しで決済せず、押しからの反発による増し玉を行うことで利益を膨らませていき、トレンドの反転シグナルと共に利益をかっさらうという戦略。
トレードにあまり時間を割きたくない人、のんびり気楽に投資したい、という人にピッタリの手法である。 

レン反転の兆しを察知して見切りエントリーを行う方法と、トレンドの反転を確認してからエントリーする方法があり、後者のことを「トレンドフォロー」とも言う。

短所はチャンスが少なく、かつ損切りに遭いやすいため勝率3040%と低く、損切りまでの値幅も大きくなりやすいのでポジション量も自ずと少なめになる。負けが混んでもへこたれない精に加え、トレンド転換の判定が遅いため価格調整時や決済前の含み益の減少が大きく、日々減りしていく資残高を見るのに耐えたり、逆に急騰直後であっても利食いせず慢するも要される。その反面、勝ちトレードで3倍以上のリスクリターンが狙えるのが強みである。

例えば最近のドル円相場だと、2012年10月後半に買って2013年6月頭くらいまでほったらかし、また2014年8月20日前後、もしくは10月末頃の持ち合い上放れで買いを仕掛けて放置し、2015年8月24日の大暴落途中にトレーリングストップで決済…というのが勝ちパターンイメージになる。この事例一つだけを見ても、ポジショントレードの爆発がどれほどのものであるかがおわかりいただけるだろう。

また、ポジショントレードの手法は中長期売買向けのものであるが、同じチャートの見方を5分足や15分足などの短い足に当てはめ、数十分~数時間単位で売買し資を回すデイトレーダーも多い(→後述)。しかし時間足を短くすればするほどダマシが発生しやすくなるので注意が必要である。


スイングトレード


中短期的売買に分類される手法で、数日から長くても1ヵくらいまでに全ポジションを決済する手法。
チャート分析は週足、日足でトレンドを読み、4時間足~1時間足でタイミングを測って売買する。
分足は使わないのでデイトレよりはゆったりしたトレードが出来、四六時中チャートにかじりつく必要もなく、勤務時間中にポジションを持ったままトレードすることも可といったメリットがある。
初心者ほどデイトレードに走りがちだが、実はスイングトレードこそが一番初心者向けなのである。 

ポジションの捉え方はトレンドフォローをベースとしているためポジショントレードと共通する点が多く見られるが、時間足単位のチャートで押しの兆を察知して一旦ポジションを手仕舞い、押しから再びトレンド方向へと反転したところで再エントリーするという点にポジショントレードとの違いがある。

価格調整時の資減りに耐えなくても良い分ポジショントレードよりも気楽であるが、再エントリーの手間が生じるため幾分売買が忙しくなる。またリスクリターンも1:1~2程度と、手仕舞いがい分ポジショントレードよりは落ちる。勝率50%前後とポジショントレードよりやや高い程度なので、連敗が続いてもへこたれずにトレードを続ける精が要される点はポジショントレードとあまり変わらない。


逆張りトレード


短期売買の一種で、相場の行き過ぎやレンジ相場のサポートレジスタンスから戻されるところの値動きを捉えて逆りでポジションを取り、利益に変える方法。
スイングトレードの「押し待ち」に当たる時間を、逆方向に向かって取りに行くようなイメージの戦略である。
チャートは日足、4時間足、1時間足くらいを活用し、短ければデイトレ、長くても3~5日程度で手仕舞う。
リスクリターンは1:1程度と少ないが、レンジ相場の時間帯が多いFXでは勝率6070%較的高くなりやすいので、高勝率でコツコツ積み上げて行きたいトレーダーに人気の手法である。

しかし大きいトレンドが発生したら一気に負けてしまうので、すぐ飛び降りる準備をしておかないと大ヤケドを負ってしまう恐れがある点に注意しておく必要がある。


ブレイクアウト


短期売買の一種で、値動きの幅が一定時間緊縮してきた後に大きく放たれる勢いを利益に変える手法。
に分足~1時間足単位のボリンジャーバンドの縮小などからエントリーポイントを探す(日足の縮小からトレードポイントを探すことも可)。トレード時間は最も短く、デイトレ~オーバーナイトが基本。

狭い値幅の値動きが概ね1日以上続いているところを探し出し、その値幅の最高値を少しえるところに逆値の買い注文、最安値を少しえるところに逆値の売り注文を置き、それぞれ反対方向にも損切り注文を置くのが基本。逆値注文なので、裁量トレードによくある「エントリーしていいかどうか迷う」ことが一切のがメリット

十分に値幅が収縮していないところで同じようなポジションの置き方をすると、レンジ相場の高値掴み・安値売りに当たるところに逆値が引っかかってしまいやすいので、ブレイクアウトチャンスか否かを見極めるスキルが要されてくるが、それさえ気をつければ、逆りトレード以上の高勝率も十分狙える手法である。

また、FXトレーダーならもが気になる経済標の発表と密接に関わっている手法なので、重要標の発表前に値幅が狭まっているときは勇気を出して挑んでみよう。ただし標発表の結果が微妙だと(注文が入らないならまだしも)価格が大きくぶれて往復ビンタ(=売り・買いともに損切りとなる意味)を喰らうことも度々あるので、資金管理はしっかりと(執筆者の私見として、許容損失額の半分のロットをそれぞれの逆値に置くことをオススメする)。

このように一の値動きの勢いを利益に変えるタイプのトレードなので深追いは原則禁物である。しかし、慣れてくればトレンド方向と同じ向きに発生したブレイクアウトを前述のポジショントレードやスイングトレードに移行することで大きい値幅に変えていくことも不可能ではない。

余談であるが、ブレイクアウトと言えばタートルズブレイクアウト戦略が有名であるが、タートルズブレイクアウト戦略はポジショントレードの手法に当たるものなので、本項のブレイクアウト手法と混同しないよう注意されたい。


デイトレード・スキャルピング


デイトレードという区分は前述の4つの手法とは異なる区別がされるものであり、手法的には前述のスイングや逆り、ブレイクアウトと同じ手法が用いられる。どこが違うのかといえば、これらの手法をより短い5~15分足といった時間軸の中で売買し、ポジションを持ったその日のうちに決済するといった点である。
さらにこれより短い1分足を使い、エントリーから数分のうちに薄い利幅をかすめ取り続けるスキャルピングという手法もあり、デイトレードの1種に括られることも多い。しかし1トレードで2~3pips程度しか狙わないような手法のトレードは、
スプレッドや手数料の面で不利になってしまうためあまりオススメできない。スキャルピングが有効なのは、上位足でのトレンドが明確・活発で、一のうちに5~10pipsもしくはそれ以上の値動きが期待できる局面に限られる。
もちろん損切りは必須で、デイトレ・スキャルピングに手を出して良いのは値幅が薄くとも根拠ある損切りポイントを見つけられるようになってからである。その他、スプレッドが少ない通貨ペアに取引が限られるといった制約もある。

僅かな値動きもチャンスに変えられる反面、予想外の値動きに振り回されやすいことや、四六時中ポジションを持ちたくなる「ポジポジ病」を発症しやすく、また相応の利益を得るためにより多くのロットを積む必要があるため、きちんと損切りしないと損切りにあったときのダメージも大きい。また、不慣れな人ほど四六時中チャートにり付いてしまうため、何より大切な自分の時間を多く失ってしまうというデメリット視できない(熟練者はチャートを見る必要があるときだけ見ていることを心得ているので、そのようなことにはなりにくい)。

手っ取りく利益が出せるというイメージから初心者ほどデイトレードに飛びつきやすいが、実は相場観や資金管理がしっかりしていないとなかなかうまく行かない、玄人向きのトレード手法と言える。


その他裁量トレード


サプライズニュースに絡めてその後の値動きを予測しポジションを持つ「イベントドリブン」や、 後述のスワップ狙いによる長期売買手法の「キャリートレード」などがあるが、前者は市場のように企業の買収などといったサプライズが為替相場においては起きにくいことからあまり知られておらず、後者も後述の「スワップポイント」の項にあるように2010年代以降ではほぼれている。


システムトレード・自動売買


以上、ここまで書いてきた手法は自身の裁量により判断しトレードを行う方法であるが、これとは別に一切の裁量を排除したトレード方法として、システムトレードというものがある。

裁量トレードの多くはテクニカル標を用いるが、システムトレードは売買の判断に四本値や一定のレート等で分析を行い、寄り付き・引けなど時間を基準としたタイミングで売買するものが多い。これは、システムの構築においてバックテスト過去の相場にルールを当てはめ、取引ルールの優位性を確認する作業)が不可欠であり、再現性の確実さがめられるからである。またシステムトレードはその性質上、自動売買プログラムにしやすいため、全世界システムトレーダーにより種々雑多な自動売買ツール開され、一部の券会社で利用が可となっている。

システムトレードのメリットは、明確なトレードルールのみによって売買を行うため、感情を排除しやすいところと、再現性の高さに優位性をめることが出来るところにある。デメリットは、過剰最適化されたルールが作られやすく、過去検証では元資の何十倍にも膨れ上がる結果になったからといって、いざ運用してみるとみるみる損失が膨らんでいく、といったことが起こりやすい点にある。また、取引回数を多く設定しないと再現性に乏しくなるため、短期的な売買戦略になりがちであり、大きなトレンドの波をかっさらうようなルールを作ることは困難である。

なら、自動売買を使えばラクじゃないか…と思う方も少なくないと思われるが、券会社等が提供している自動売買システムもある程度のドローダウンを想定してプログラムされているのが通常であり、いざ自分が選んだ自動売買システムを走らせた途端連敗が続くようになり、乗り換えた先でも同じことが起き…となりやすい。結局自分の利きが必要である点においては、投資信託のファンドを自分で探して選んで買うことと本質的には同じであり、自動売買だからといってラクにかる訳ではない点に注意する必要がある。

そして、相場は人間心理が織り成すものであるため、単一のシステムトレードや自動売買で未来永劫有効なロジックを作ることは不可能だと言われている。相場の状況に合わせてその都度ロジックの変更を加える、いわゆるメンテナンス必要不可欠であり、結局この部分が裁量となってしまう…というのが現実のようである。


トラップリピートイフダン(トラリピ)


テクニカルトレードでもシステムトレードでもない、近年話題になりつつある手法。一定の値幅内に買い注文を仕掛け、レートが下落してきたら買い注文が自動的に入り、その後予め設定していた値まで戻す(上がる)と利確する…といった注文を繰り返す手法。損切りを置かないため下落しっぱなしだとポジション漬けになる方法なので、後述のスワップポイントプラスになる方向のみ取引するのが原則である。

ショートすれば当然強制ロスカットを食らうため、トラップを仕掛けるポジション量は歴史的に見て最低レートを大きく下回るようなあり得ない額になるまで強制ロスカットを喰らわないようにする工夫がある(例えばドル円の場合1ドル=4050円程度まで耐えられる資量から逆算して仕掛ける、など)。相当大きい資量をリスクす覚悟が必要だが、利確決済を積み重ねているうちにいつの間にか含み損をえる利益が手に入っている…なんてことも夢ではない。

相当大きな含み損でも耐えられる工夫がなされている手法ではあるが、当然ながらオーバートレードは絶対にやってはいけない。取引量を理やり増やすために想定ロスカトラインを引き上げる…例えば、ドルの損切りライン50円だと持てるポジションが少ないから70円に引き上げる、などのような行為は厳禁である。必ず、歴史的な安値を付けても耐えられるだけのポジション量に調整すべきである。逆に資がたくさんあったり、1回あたり取れる利幅が少なくても良いならレバレッジを1倍以下、つまりドル円のレートが0円になっても強制ロスカットにならない範囲で取引すれば良い。そういった意味では安心感のある取引手法であるとも言える。

現在利確後に自動的に再注文を入れることが出来るシステム提供している業者はマネースクエアジパンのみであり、それ以外の業者の口座でトラリピ取引をする場合は利確後再度手動でトラップ注文を仕掛ける必要がある。

以上、大まかなトレードパターンを記してきたが、具体的にどのようなテクニカル標を用いて分析・トレードを行っていくのか、またシステムトレードや自動売買を利用するのかについては販の書籍を読んだり、融先物取引業者や投資助言業の登録業者が開講しているオンラインセミナーなどを受講したり、かなり値はるが投資商材を買って勉強する(※注・情報商材を買うときは必ずその業者が投資助言代理業の登録をしているか、しっかり確認しよう。登録の個人や業者が販売する商材には詐欺まがいのものが少なくないからである)ことをオススメする。


スワップポイント


外貨預はあくまで「預」なので、利子がつく。似たものとして、FXでは、スワップポイントを受け取ることができる。
このスワップポイントは、日本円より高い利の通貨のロングを保有している場合に生じ、受け取ることで利益に加えることができる。しかし、利差が逆の場合、こっちが利を払うことになり、保有するだけで損失が拡大する。(逆に日本円より低い利の通貨のショートを保有すれば、こちらが利益を得られると思うが、日本より利の低いはあまりないし、編集者自身もFXを実際にやったわけではないので、確はないと記述する。)


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最終更新日: 16/10/25 08:20
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