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定数とは、変わらない数のことである。「ていすう」または「じょうすう」と読む。
条件によらず常に一定な数、もしくはあらかじめ定められた数といった意味で、各分野で以下のように用いられる。
円周率πや自然対数の底(ネイピア数)eは常にその値が一定であり、例えば円によって円周率が異なるということはない。そのため、これらの数は数学的定数として扱われる。
化学に関する定数としては、例えば炭素原子12Cを12g集めたときにそこに含まれる炭素原子の個数は決まっている。この個数(≒6.02×1023)は時刻などの他の要因によって(少なくとも殆ど)変化しないことが分かっているので、その不変の個数を定数として定義できる。因みに、この場合の定数はアボガドロ定数として知られている。
物理に関する定数(物理定数)としては、真空中で光の進む速さ(光速≒秒速30万km)cなどが知られている。
コンピュータプログラムでは、設定や環境によらず一定の値を持つべきデータについて、値を変更できない変数のような動作をする定数を用いてその値を保持することがある。
プログラマーがうっかりあるいは悪意をもって値を変更するのを防止する以外に、処理系によっては値を保管する場所が異なり、変数を定義して変更しないで使用する場合よりも高速に動作する場合がある。
議会などの定員を「議員定数」あるいは単に「定数」という。他にも会社や組織などにおいて同じ職種に複数人が就く場合で、その職種の定員が規則などにより定められている場合はその定員数も「定数」という。
たとえば〜四天王といったときは4が定数であるが、オーバーしたり欠員があったりするのはフィクション作品とかで割とよくあるネタである。
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