ニコニコ大百科モバイル

7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します


居飛車


ヨミ: イビシャ
掲示板をミル!
8カキコ!

居飛車とは、振り飛車と並ぶ将棋の戦法の二大分類の1つである。


概要


序盤において、飛を初期位置の2筋(後手の場合は8筋)のまま、あるいはその周辺の右翼に配置して戦う。また、飛を3筋(7筋)に振る袖飛、4筋(6筋)に振る右四間飛、2筋の歩を交換した後に飛を7・8筋に転回させるひねり飛も、一般的に振り飛車ではなく居飛車として扱われる。

居飛車の囲い(王の守り)は矢倉囲い・舟囲い・左美濃囲い・穴熊囲い・中原囲い・中住まいなどがあり、自分や相手の戦法に応じて選択される。


主な戦法



相居飛車(対局相手も居飛車)


相掛かり

お互いに飛先の歩を伸ばしていき、まず先手が歩を交換する。その後、先手が飛を2六に引く(浮き飛)か、2八に引く(引き飛)かで戦法が大きく二分される。急戦調の将棋になりやすく、較的短手数で決着が付くことが多い。

初心者棒銀セットで覚えることの多い戦法で、2六歩8四歩2五歩8五歩の後に7八さずに2四歩してしまい(五手爆弾)、以下同歩同飛8六歩同歩8七歩と先にを取られた上にまで作られて涙目になった覚えのある人も多いはず。

角換わり

序盤のいうちにを交換し、互いにを持ち駒とする。その後、掛け繰り棒銀などで戦う。プロの場合、先手が攻め切るか、あるいは後手のカウンターが決まるかという展開がほとんどである。

近年では、後手が8五と跳ねる余地を残すために敢えて一手損をして換わりに持ち込む戦法(一手損角換わり)が登場し、現在の流行戦法の1つになっている。

矢倉戦法

双方が矢倉に囲う戦法。細かい分類に3七戦法・刺し・森下システムシステムなどがあり、相掛かりや横歩取りにべて持久戦調の展開になりやすい。換わりほどではないものの、先手導権を握って先攻し、後手が反撃を狙う展開が多い。

また、に後手が自分の囲いを省略し、積極的に攻める場合もある。近年のプロ棋戦に登場することは少なくなったものの、油断するとあっという間に矢倉囲いが崩壊するので注意が必要である。

横歩取り

その名の通り、後手の3四の歩を先手が2四の飛で取る戦法。広義の相掛かりに含まれる場合もある。囲いにほとんど手数をかけないまましい急戦に突入することが多く、一手のミスが即敗北につながることもしくない。

手順としては7六歩3四歩2六歩8四歩2五歩8五歩7八3二2四歩同歩同飛(手順が前後する場合も)から2三歩3四飛となるケースと、8六歩同歩同飛3四飛となるケースがある。

2三歩3四飛の場合、以下8八2五となる。ここで先手には3二飛成と3六飛の選択肢があり、どちらの展開も先手しやすいとされる。そのため、近年のプロ棋戦に登場することはほとんどない。

8六歩同歩同飛3四飛の場合、後手には3三3三8四飛戦法・8五飛戦法)・8八成(相横歩取り戦法・4五戦法)などの選択肢がある。このうち8五飛戦法は1997年に登場した新しい戦法で、「後手が導権を握りやすい」として注を浴びた。


対振り飛車


相手がどこに飛を振ったかはもちろん、居飛車側が急戦と持久戦のどちらを選択したかによっても戦法は細かく分類される。ここでは、急戦と持久戦の大まかな内容についてのみ記述する。

急戦

居飛車側はに舟囲いに組み、飛先の突破や相手の頭などを狙う。もちろん相手が中級者以上の場合、狙いが全に決まることはほとんどなく、大駒の捌き合いになることが多い。大抵の場合振り飛車側は美濃囲いで、居飛車側より囲いが堅いため、終盤の攻め合いまでにいかにポイント(駒得など)を稼ぐかが重要となる。

持久戦

居飛車側はに左美濃囲いや穴熊囲いなどを選択し、堅を組んだ上で戦う。急戦の場合と異なり、同じような条件での捌き合いならば囲いの堅い居飛車側に有利となることが多い。特に穴熊囲いの場合はその堅さを活かし、普通ならできない強引な攻めが可となる。

プロ棋戦でも居飛車穴熊は猛威を振るい、その対策として「穴熊完成する前に攻め潰す(藤井システム中田功XPなど)」、「穴熊の駒の偏りに対してバランスで対抗(立石流・浮き飛戦法など)」「乱戦含みの攻める振り飛車(ゴキゲン中飛など)」などが編み出された。


居飛車党の棋士


大百科に記事のある棋士のみ。女流棋士、居飛車党寄りのオールラウンダー含む。



関連項目



最終更新日: 19/05/06 07:48
タグ検索 パソコン版を見る


[0]TOP
ニコニコ動画モバイル
運営元:ドワンゴ