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川口誠


ヨミ: カワグチマコト

川口誠とは、フジテレビジョンに勤務していた元テレビマンことパピアント・グッチャンである。


パピアント・グッチャン2


 1987年11月から6年近くフジテレビ系で放送されていたコントバラエティー志村けんのだいじょうぶだぁ」が1993年9月をもって特別番組に移行することとなりレギュラー番組としては終了した。一方、志村けんメインとしたレギュラーバラエティー番組は別に新番組を立ち上げて継続されることとなり、1993年10月20日から水曜7時半からの30分番組として「志村けんはいかがでしょう」がスタートする。本番組は志村渡辺美奈代が全各地を訪れた模様を紹介するロケ企画スタジオに観客を入れたコントの2部構成になっていた。

 コントショートコントを数本演じるものであったが、その中の1つにおいて、毎回違うシチュエーション物語が進む流れの中、かが業を煮やして「ろくでなし!」と叫ぶと、突然越路吹雪1960年代のヒット曲「ろくでなし」のイントロとともに、ステージ上に「パピアント・グッチャン」(以下パピアント)が登場。そして、「ろくでなし」のサビの部分を言葉の区切りごとに、途中でを二本突き上げつつ「ウィッ!」と掛けを入れながら歌い、終わると何事もなかったかのように顔でそそくさと退場するというネタが登場した。

 「なんなんだあれは?」となるものの、面がってもう一度「ろくでなし!」と叫ぶと同じように「ろくでなし」のイントロが流れ、パピアントが登場して同じことを繰り返す。呼ばれれば現れを2~3回続け、「ウィッ!」は出演者全員と観客も一緒になってやるのだが、頃合いを見て志村が「いいかげんにしろ!」とか「やかましい!」とパピアントを突き倒してオチというものであった。

 このパピアント・グッチャン」を演じていたのが本番組の演出スタッフディレクターに相当)であった川口誠であった。既にテレビマンとしてのキャリアはあるも、演者としてはプロではない川口であったが、歌も振り付けも堂々とコミカルにやってのけ、衣装コントに合わせた普通だったり奇抜極まりないものまで毎回様々だったことから強いインパクトを与えた。当初は登場すると「パピアント・グッチャン」とネームテロップが表示されていたのだが、やがて表示されなくなるほど定着する。

 当初はどこで登場するのかもわからなかったが、やがて毎回の最後のコントに固定。かが「ろくでなし!」と叫ぶか、「ろくでなし」のイントロが流れることで、時には突拍子もない場所からパピアントが現れると会場から大援が飛び、ステージと観客席が一体で「ウィッ!」とやる程になった。また、「ろくでなし!」に続く流れを観客に見抜かれないよう、前振りのコントが5分以上続いたり、一見関係なさそうなコントで始まり、曲をかけるとなぜか「ろくでなし」が流れたり、ダジャレで実は「ろくでなし」というキーワード完成するなど、「だいじょうぶだぁ」の「好きになった人」に近い手法も使うなど、時にサプライズ感も出して変化を付ける番組名物のコントとなった。

 ちなみに、越路吹雪が歌う実際の「ろくでなし」のサビの部分で「ウィッ!」というのは最後の「なんてーひどーいーオーウィッ!言い方~」という1回だけであり、そこはアレンジされている。

 1995年4月から水曜7時半アニメ「F」移動以来7年ぶりにアニメの放送(1作は「クマのプー太郎」)に変更されることになり、「いかがでしょう」は月曜7時からの1時間番組にリニューアルされる。この際に川口が人事異動に伴い本番組の制作から離れたため「ろくでなし」コント移動と共に消滅することとなった。

 なお、月曜以降後の「いかがでしょう」は時間拡大分を使って出演者によるゲームコーナーが加わったり、水曜時代は出演していなかった田代まさしレギュラーに復帰して、芸活動を休止していた松本典子以外の「だいじょうぶだぁ」の全盛期メンバーったものの、裏番組に前年にスタートし既に高視聴率番組となっていたTBSの「関口宏の東京フレンドパークII」がぶつかるなどし苦戦。また、月曜7時フジ系列ではローカルセールスゆえ未放送となった地域もあり、月曜移行後はわずか半年で番組が終了してしまった(同時間帯で「志村けんのオレがナニしたのヨ?」にリニューアル)。


実はだいじょうぶだぁ時代から


 川口は「ドリフ大爆笑」の演出補(アシスタントディレクターに相当)をはじめフジテレビザ・ドリフターズ関連番組のスタッフとして以前から志村と関わりが多く、「大爆笑」同様に名上イザワオフィス企画制作番組であった「志村けんのだいじょうぶだぁ」でもフジテレビ側の演出担当であった。「だいじょうぶだぁ」等のフジテレビでの志村コントは、会話の中に出てくる近所や同僚の名前、エピソードは番組スタッフの名前やエピソードを使っていることが多く、その中でも多く出ていた「川口」とは川口誠のことであったと推測される。

 近所の人や志村の会社の同僚の話として番組スタッフの楽屋ネタを多用していた「だいじょうぶだぁ」の「5時夫婦コントで暴露されたエピソードを総合すると、川口は「お人好しで仕事はおとなしいのに打ち上げや宴会ではむちゃくちゃ」だったそうで、宴会芸ではじけるキャラクターくから志村を付けたのか、「だいじょうぶだぁ」時代から時にセリフもあるモブキャラとしてちょくちょくコントにも出演していた。中にはオチ川口が登場したり、バレエスクールなのになぜか宮崎県延岡市民謡「ばんば踊り」を教える先生役という中心的な役柄を任されたコントも存在した。ただ、いろんなコントで「川口」という名前は出ていたとはいえ、突然ほぼ紹介もなく登場していたので当時の視聴者的にはなんだ状態だったと推測される。
 ちなみに、後に大々的にやる「ろくでなし」も「だいじょうぶだぁ」の頃に既に持ちネタになっていたようで、「5時夫婦」のある回で、ベロベロに酔っぱらったようなで「ろくでなしーウィッ!」とのちの「いかがでしょう」の時とほぼ同じフレーズで大で歌う、通りすがりの酔っ払いとしてだけ出演し、睡眠の邪魔だと石野陽子演じる妻と越しに姿を見せない形で口ゲンカを演じたこともあった。
 エンディングスタッフロールには毎回名前が出ていたが、コントに出演した回の「だいじょうぶだぁ」のオープニングに流れる出演者のクレジットに「川口 」と表示されている回も存在する。

 川口は番組制作から離れた後は、フジテレビの美術制作局美術制作センター部長や広報部副部長を歴任したとのこと。

 なお、志村レギュラーコント番組は1996年以降深夜に移行していたが、その中の2010年に放送された深夜志村軒」において、物語舞台であるラーメン屋の客として短時間ながら川口ゲスト出演したことがあり、「いかがでしょう」時代の映像も挿入された上で志村から「ろくでなしの人だよ」と紹介された。


パピアントクワント


「いかがでしょう」で川口が「パピアント・グッチャン」を名乗る前から「だいじょうぶだぁ」ではに「5時夫婦」のコント内で「パピアントクワント~」というフレーズが多用されており、川口パピアントはここから取られた可性が高そうであるが、ある回でこのフレーズに疑問を呈した石野志村は「意味ないからいいんだよ、楽しければ」と返しており、結局意味は不明である。


2020年時点、ご健在です


 1年半にわたりゴールデンタイムの番組に出演していたことからインターネット上にも川口に関する記述が番組の記憶としての書き込みや記録に残っていたが、一方で出所不明ながら具体的な時期や病名まであげて死去したとの記述が散見されていた。

 しかし、2020年3月志村新型コロナウイルス感染に伴う肺炎で死去した直後、フォークデュオ「HONEBONE」のKAWAGUCHIが自身のnote志村死去に関する投稿を行い、自身のは川口誠であることを明かしたうえで、かつてスタッフ子供として接する機会があった志村との想い出り、川口自身は仕事を退職している現在も「バリ生きてます」と健在であることを明記している。


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最終更新日: 20/07/14 22:31
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