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幻想殺し


ヨミ: イマジンブレイカー
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注意 この記事は新約とある魔術の禁書目録の重大なネタバレが含まれています。
了承した方のみ自己責任で突っ走ってください

幻想殺し(イマジンブレイカー)とは、ライトノベルとある魔術の禁書目録』に登場するである。


概要


とある魔術の禁書目録』の主人公上条当麻」の右手に宿る
触れた物が異と判断されるのであれば、例えそれが何であろうと打ち消すというを持つ。学園都市内の身体検(システムスキャン)では幻想殺しのが検知されないため、レベル0と認識されている。区分としては一応『原石』に該当するのだとか。

学園都市内で幻想殺しを知っているのは統括理事会のメンバー上条の周囲、そして「先代の幻想殺し」を使用した経験がある学園都市の統括理事長である魔術師アレイスター=クロウリー

但し、原石系であることや幼少時の上条を取材したマスコミによる軽率な行為などにより、彼に何かしら特殊なが働いている事実魔術サイド科学サイド問わず、容易に知ることが出来てしまう。そのためか、科学サイドは敢えて厳重に保護せず、表向きはレベル0のぱっとしない学生として扱っている。


効果・対象


効果はいたってシンプルで「触った異を打ち消す」というもの。
しかし触ればいいという反面、逆に言えば触ることができなければ全く意味を成さない。

効果の具体例を挙げると魔術で生み出された炎、超能力で生み出された電撃などは、右手で触れれば強弱や大きさに関わらず消滅する(場が地続きであれば更に効率的に)。ゴーレムに触れればゴーレムの構成を崩壊させる。爆弾なども、その起爆と爆発効果が依存するものであれば消せる。しかし、異が一切使われていない銃器や、何の変哲もパンチ等は当然効化出来ないし、異の余波で飛んで来たコンクリートの破片等も打ち消すことはできない。前述の爆弾なども当然、科学的に作られたものであれば通用しなくなる。

原作本編で直接描写されたことはないが、御坂美琴レールガンも打ち消せるらしい。これについては超能力で発生してる電磁誘導を打ち消せば、それによって作用してた加速もキャンセルとする解釈が存在する一方で、ローレンが働くのは発射の間のみであり、その後は慣性の法則に従って射出される為、副次的な現には効果を発揮しないとする両方の解釈が存在する。

効果範囲は右手首より先のみ。これで触れた物が異ならば打ち消すことが可
しかし、エネルギーや規模が大であるほか、起点を絶たないと消滅しないモノや永続的に発生するに対しては処理が追い付かず負けすることもある。もっとも印が強いのは無印一巻におけるステイルのイノケンティウスだろう。

脈、地脈などの惑星を循環するエネルギーに対しても効果を発揮する。ただし、幻想殺しはあくまで「調和の取れた破壊」(異不自然に高められていないレベルまで引き戻す)を行うため、地脈や脈などが正常に運行している場合には効果は発動しない。これは人の『魂』といったエネルギーに対しても同様である。なお、『魔術』も生命を変換したエネルギーではあるが、こちらに対しては個々の魔術に加え、『天使(テレズマ)』も打ち消す事が出来る。

特に持続性・連続性がある上に、多種の属性を含んでいるらしい『竜王の殺息』に至っては、個々に消し続ける羽になるのみならず、処理が追いつかないという二重苦であったため、幻想殺しのっ向から打ち負けていた。相性最悪である。しかし、それを逆に利用して、エネルギーを掴んで投げ飛ばすことも可ではある。
他にも『女王艦隊』のように、区画分離がされている対は一度で全てを消すのは不可能だし、『御使堕し』のような広域に渡って展開されている現には対処のしようがない。

また、天罰、回復、テレポートなど「上条当麻」を対とする異は、テレポートのために触れる手などが右手に接触していなくても善悪関係なく打ち消す。

霊装の類は、「元から存在していた物質に、後発的に霊的効果を付与したもの」の場合はその効果のみを打ち消し、物質は残る。材質そのものが霊的効果を帯びたもので形成された具などは、そのものを消滅させるに至る。恐ろしい遺物キラーである。インデックス歩く教会を破壊したことが最も顕著。

さらにインデックスによると、上条は幻想殺しのせいで自身の運気を打ち消しているらしく、彼が不幸である一因を作っているとのこと。
実際、後述するコラボ作品の一つで「因果・運命」さえも効化してしまっているが、新約15巻では「本当に幻想殺しを持っているから不幸なのか」と疑問視されている。


幻想殺しの正体



先代の幻想殺し


オッレルスく、時代・神話の転換期にはいつも幻想殺しと同質のが出現していた

それらは時に「画」の形として触れた者の悪病を払い、ある時には英傑達の「武器」として、またある時には「洞窟」の形で試練として存在した。
これらが同じなのか、そもそも何故そんなが存在するのかはさておき、幻想殺しが宿り(器)を変えるという特徴を持つのは確かである。

例えば、現実にも存在した近代西洋最大の魔術結社黄金夜明』の時代。
近代西洋魔術の礎を作った『黄金夜明』の終焉、まさに「魔術史のターニングポイント」と呼べる時代において、幻想殺しは『ブライスロードの秘宝』として姿を現していた。

突き刺さっていたのはたった一本の矢であった。
ただし素材でも木でもない。濁った色のワックスを固めたような何か。先端がな五つ又に分かれた、何かを掴もうとするのような……。
『鏃は、矢羽は革、本体の矢柄は蝋……それもまた、血が蝋と化した屍蝋
つまり。
それこそが。

『幻想殺し。とある者の右手素材に製造された究極の追儺霊装。元は召喚失敗の際に退却せぬ者を魔法陣の向こうへ追い返すために用意されていた秘中の秘となる兵器です』

新約とある魔術の禁書目録18巻 ミナ=メイザース上条当麻の幻視シーンより抜

黄金夜明』時代の形状は「矢」。
それは人体の加工品で鏃は、矢羽は革、全体は血が蝋と化した屍蝋で構成され、鏃はまるで何かを掴もうとするのような形状をしていた。
ミナ=メイザースが言うには「とある者の右手素材に製造された究極の追儺霊装」。異なる世界からの召喚失敗の際、退却せぬ者を追い返すであった。

ブライスロードの秘宝は『黄金夜明』の魔術師同士の閥争い、史実上の『ブライスロードの戦い』において、アレイスター=クロウリーが持ち出して使用。サミュエルリデル=マグレガー=メイザースとウィリアムウィンウェストコットを始末する際に用いられた。

秘宝はメイザースとクロウリー戦闘の最中に破壊されたが、後の時代で「上条当麻右手」に同じが宿る事になる。
クロウリーはこれを予期しており、上条を活躍(成長?)させるためだけ学園都市を作った。

秘宝にはもう一つ、魔術法則が支配する「位相」の轢から生じた火(運命)を避ける役割がある。だが位相の轢から生じた運命は、クロウリーリリス」にも死という形で押し寄せてしまう。
アレイスター=クロウリー


世界の基準点


魔神のなり損ないであるオッレルスく「全ての魔術師たちの怯えと願いが集約したもの」。

魔神によってめられた世界を正すための「世界の基準点」とでも言うべき

君の右手の長さを、重さを、温度を、それぞれ計測していく事で全てをめ過ぎた者は、元あった世界がどんなものだったのかを思いだせる。それは命綱となり、あまりに方向性を曲げ過ぎてしまった世界を、いつでも元に戻す事が出来るようになる


ただ、確かにこう言える。君のその右手は、『世界の基準点』として機する、とね

新約とある魔術の禁書目録5巻 オッレルスの発言を一部抜

魔術を極めてとなった魔術師魔神』は、「限」のを以て世界全体をめる事ができる。

魔神が支配する世界1+1の答えが3となり、地面に落ちる林檎に向かって落下し、生死の概念は曖昧となって死者は当前のように生き返る。
このように既存の法則は破壊され、そもそも常識が成り立たなくなる。

しかし、んだ世界には必ず弊が生じる。だから全てをめる魔神達は意識下でこう願った。世界を元の形に戻す際に足掛かりとなる「不変的な存在」があれば、「バックアップ」のようながあればいいのではないか、と。
その魔神達が意識下で抱える夢・願い・怯えが、『幻想殺し』となって顕れたのである。

実際とあるシリーズ世界魔神によって大きくめられており、新約9巻で「オティヌス」が何度も世界変を行っていた事が判明している。


事象の中心(神浄?)


正の魔神たちは、格・魔術師としての視点から「どうして上条当麻に幻想殺しが宿ったのか」を部分的にっている。

僧正
むしろ、おは最初から世界を見渡す採点者じゃった。その歯車たる儂ら『魔神』を想定した存在じゃった。故にそうした『それ以下』の局面でも振り回されずに問題解決に尽してきた。そちらのほうが正しい。幻想殺し(イマジンブレイカー)などお本質の付属物でしかない。というより、全世界魔術師の願いがさまよっている内に、お本質へ吸い寄せられた結果に過ぎん。言ってみれば、つまらぬ横じゃな。
浄の討魔とは右手に付けられたものではなく、お自身に付けられた名であろう?であればの中心は過去の『レコード』でも右手に宿るでもなく、お『そのもの』にあると見るべきじゃ。


ネフテュス
全ての魔術師の夢は、浄の討魔という名の持ち、その魂のきに惹かれて吸い寄せられたと今でも信じている。

新約とある魔術の禁書目録 13巻・14巻 魔神の発言を抜

魔神たちによると、今代の幻想殺しは上条当麻の付属物。

幻想殺しの正体は魔術師の願いの集積体であって、器を変える幻想殺しが上条右手に宿ったのも、上条の「本質」に吸い寄せられた結果でしかない。
魔神クロウリーは「事の中心は上条にある」と述べており、どうやら上条には幻想殺しに選ばれるだけの理由が隠されているようだ。詳細不明だが、それこそが彼の名「浄の討魔」であるらしい。

魔神「僧正」く、魔神世界をどう導くか定める「採点者」が上条との事らしい。
ただし、オティヌス科学(下記のテレマ教を参照)が絡む事も示唆しているので、採点者々は魔神主観的な見方だと思われる。


テレマ教との関係


テレマ[外部]とは、魔術師アレイスター=クロウリーが創設した実在する宗教である。

そして学園都市科学サイドも、全てはテレマのカモフラージュに過ぎなかった。

私の持論は、『法の書』の完成と共に十字教術式の時代は終わった、というものでね。実際、君は良い所まで行っていたと思うよ。『上』という着眼点も含めてね。
オシリスの時代…つまり十字教単一支配下の法則ではなく、その先のホルスの時代フォーマットに定めていれば、私と似たような地点をしていたかもしれないな


君のやろうとしていた事は、基幹となっていたフォーマットそのものが古すぎたという事を除けば、私のプランと似通っていた。
異形ので満たされた殿を用意し、その中で右腕のを精練し、そのでもって位相そのものの厚みを再調整し、結果として世界を変ずる思想。学園都市というある種のを封入された小世界とどう違う?君は、自らの行動を別の視点で捉え直すだけで良い。それだけで、あの本質を理解できていたはずだ。


……たかが十字教程度で、あの右手や幻想殺し……そして『』を説明しようと考えた事。それ自体が、君の失敗だ

とある魔術の禁書目録22巻 アレイスター=クロウリーの発言より抜

クロウリーく、幻想殺しの正体および『』は十字教程度の尺度では説明できない。その在り方を全な形で説明できるのが「テレマ教」の概念である。

現実に存在する「テレマ教」において、人は3つの時代(アイオーン)で区分される。

クロウリーは史実通り、1904年に高次元存在「エイワス」と接触。最初の妻であるローズ・ケリーの体を借りたエイワスから伝え聞いた内容を、ある一冊の本にめた。つまり「法の書」、使用すれば今までの時代が終わるという、魔道書の原典であった。
以降、魔術を憎むクロウリー魔術を排除する為にテレマ=科学するようになる。

右方のフィアンマが着地点に定めていた「上」は、クロウリー的には旧時代のに囚われた「オシリスの時代」の古いフォーマットでしかない。ただ、そのテレマ要素を除けばフィアンマ的はクロウリーの計画、あるいは『浄』の正体に近かったらしい。

オティヌスく、クロウリーは全ての「位相」を排除し、エイワスが佇む「科学世界」(なる物理法則世界)を直接操作することを論んでいるらしい。


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最終更新日: 18/10/31 19:08
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