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殺生院キアラ(祈荒)とは、原作担当のTYPE-MOONとイメージエポックが開発、マーベラスエンターテイメントから発売されたPSPの対戦型ダンジョンRPG、『Fate/EXTRA CCC』に登場するキャラクターの一人である。声優は田中理恵。
尼僧服に身を包んだ妙齢の美女であり、月の聖杯戦争に参加したマスターの一人。
ダキニ天を崇拝する密教、真言立川流の一派、立川詠天流の導師であり、「人々を救うという自身の欲望のため」聖杯戦争に参加した。
主人公らと同じく月の裏側に引きずり込まれたマスターの一人であるが、他のメンバーと違い引きずり込まれた際にBBと直接顔を合わせており、その際「BBに逆らわなければ無事を保証する」という取引を交わしている。
この取引から完全に生徒会側に与することはしないものの、部外者としての一線は引きつつもその法力や知識、コードキャストによりサポートを行う。
物静かで理性的な性格をしており、常に物腰柔らかく穏やかに立ち振る舞う。
かと言って完璧人間というわけでもなく、こっそり和菓子を頬張っているのを主人公に発見されてむせる、
主人公から聞いた話を(性的な意味で)勘違いして妄想を暴走させるなど、真面目一辺倒の人間というわけでもない。
劇中で見せる才覚には凄まじいものがあり、旧校舎に侵入したパッションリップをダキニ天法で撃退するほど。魔力が枯渇したEXTRAの世界では旧世代の魔術はほぼ行使不可能となっており、その状況にありながら法力を行使する彼女は新世代の魔術師(ウィザード)ではなく旧世代の魔術師(メイガス)の域にあるとされる。
コードキャストに関する才能もずば抜けており、劇中でSGの摘出にも使用する五停心観を始めとした精神医療用コードキャストを発展させ、禁忌とされた電脳体への侵入を可能にするコードキャスト「万色悠滞」を開発した。
サーヴァントはキャスター。情け容赦なく毒舌を振るう彼を窘めたり、逆に暴走したところを呆れられたりと性格に難がある彼ともそれなりに仲良くやっている。
その物腰からシンジは懐いているが、彼女の評判を耳にしている生徒会メンバーは頼りにしつつも心中で一線を引いており、自身と真逆の物腰が苦手なのか臥藤門司は彼女との同席を避けようとする。
なお、3サイズはこれまで型月最高をキープしていたリーゼリットを遂に追い抜いてB96/W58/H86。
一応バストの数値だけ見ればこれ以上の数値がCCCには二人いるのだが、一人は他の部分のお肉が余分に付きすぎており、もう一人はといえば身体構造が特異過ぎて体重がまさかの1t。プロポーションなども考慮すると彼女が一位である。
地上における彼女は「最後の聖人」として知られている。彼女に恋した者、身体に溺れた者、慰み者にする者、憎悪する者、利用しようとした者――その全ての者に対し、彼女はその身を捧げ、救いの手を差し伸べてきた。
幾たび裏切られ続けてきても歩みを止めることの無い その姿は極めて貴いものと判断され、聖堂教会の次期法王候補である枢機卿までもが現代の聖人と認めている。
しかし、その一方で彼女に関わった者はほぼ全員が最終的に自殺の末路を辿っており、人を救う道程を歩みながらその後ろに死体だけが残る有様から 「人を狂わせる魅力を持ち衆生救済をし続ける類稀な求道者」 と認識され、結果として彼女は「魔性菩薩」という通り名でも呼ばれるようになった。
組織の有力者さえも聖人と認めざるを得ないほどの彼女の存在を危惧した聖堂教会の働きかけにより、西欧財閥は「禁忌とされた万色悠滞の開発」を表向きの理由として彼女を電脳犯罪者として指名手配している。
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この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
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シナリオ上では彼女は第五章にてメルトリリスにより殺害されてしまうが、CCCルートの最終局面にて姿を現す。パッションリップの遺体を使い死を偽装していたのだ。
CCCの異変を起こした真の黒幕であり、BBのプログラムを改変し彼女の「主人公を消滅の未来から救う」という目的に「人類の欲望の解放による破滅」という破綻した意識を植え付けた張本人である。
桜を万色悠滞により自意識に目覚めさせた上で陥落し、彼女を遠隔操作してムーンセルを掌握するというのが当初の計画だったが、主人公に彼女が助けられたこととその後のループする日常を見たことで(若い二人の秘密の日々を出刃亀したかったので)計画を変更し、BBを利用してのムーンセル掌握を狙っていた。
その目的は「全ての人間を自分の快楽のために使うこと」。
「自分が気持ちよくなる」ためだけにムーンセルを乗っ取り、神になろうとする。自身の欲を追求した結果人類が滅びたとしてもかまわないと考えており、自分の欲のために人を救う、あるいは滅ぼすことにためらいを持たない破綻者。
―――だが、彼女の真に恐ろしい点は、その前提の上で全ての人間を真に愛しているという点である。
「―――いいえ。 まだ理解が及んでいませんのね。
神になるのは結果論です。
私はただ、自分の欲望に忠実なだけ。
私はすべての人間に愛されたいのです。
地上すべての人間の、快楽の受け皿になりたいのです。
まだ生きているすべての生き物の欲望のはけ口になりたいのです。
そう―――
何万何億という人間を使って、最大の快楽を得たいのです。
―――ほら。 そのためには、神になるしかないでしょう?」
神になるのは愚かだとサーヴァントに言われた際に返す言葉が上記のもの。
自分が快楽を得るため、結果論で神になるというその答えには聞いた者が一様に絶句した。
その破綻した願いを叶えるための最終工程として、彼女は主人公の目の前で桜とBBを吸収。
キャスターの宝具を用いて人工・新造の神として変異し、二人を助けようとする主人公らの前に立ちふさがる。
筋力:不明 | 耐久:不明 | 敏捷:不明 | 魔力:不明 | 幸運:不明 |
「済度の時です、生きとし生ける者全ての苦痛を招きましょう。
__あぁ・・・ああぁあーーあぁーーー!!!
衆生無辺誓願度__歓喜、離苦、明地、焔、難勝、現前、遠行、不動、善想、法雲。
十万億土の彼方を焦がし、ともに浄土に参りましょうや!」
魔人化したキアラの宝具であり、その区別はまさかの「対星宝具」。人類すべての欲望を受け止める大地母神に変生した彼女がコードキャスト・万色悠滞により人々の魂を自身の身体に招き入れ、何十億という快楽の渦を生成。
この快楽の渦によりあらゆる知性あるものを融かし、その『人生』を一瞬で昇華させる。わずか一瞬の、しかし永遠の極楽浄土の誕生である。 この快楽の渦はどれほど知性構造が異なっていようと、知性あるものには例外なく作用する。
途中のやたら小難しい詠唱は四弘誓願の1つと、菩薩の十地。
ただし十地の方は、法雲→(中略)→歓喜のところを歓喜→(中略)→法雲と逆順で唱えている。
ゲーム的には現在のこちらのHP、MPに対し99%のガード不可の割合ダメージを与える。
1、3、6手目のいずれかに発動するので、発動された直後にエリクサーを使用すれば安全に受け切れる。
王律権キシャルや黒天洞も有効だが、基礎のダメージが大きすぎるので素直に回復したほうが無難。
ちなみにアーチャーのロー・アイアスなら完全に防ぎきれるやっぱりお前本当はアヴァロン投影してるだろ。
要は地球丸ごとテクノブレイクというアレ過ぎる宝具。
しかもこの効果は地球の人間に限らず、知性と呼べる者を持つ生命体であれば有効だというので、
下手をすればサーヴァントどころか四次キャスターの海魔や死徒27祖、
最悪ORTを始めとしたアリストテレス連中にまで有効の可能性がある。
ここまでの説明だけでも酷い宝具だが、この宝具の真に最低最悪なところはビジュアルである。
どんな見た目かというと
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場面が変わり、天空で印を結んだキアラから幾筋もの黒いビームのようなものが発射
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項目トップのセリフは発動ターンにキャスターが教えてくれる警告の言葉だが、その想像を絶する最低最悪さに数多くのプレイヤーが絶句し、このゲームのCERO基準を疑うことになった。
この宝具の原案を出した菌糸類でさえ、「これとAUOのキャストオフがなんで通ったか分からない」とのことで、アヴァロンより厚いとされるCEROの壁をこの宝具が通過した理由は永遠の謎になりそうである。