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水月 (すいげつ) とは、
本記事においては、(4)のゲームについて記述する。 |
―――だから、僕はその手を離した。
水月とは、2002年中期にF&C FC01から発売されたアダルトゲームである。
製作に携わったのは、現在Cuffsに在籍しているシナリオライター・トノイケダイスケ氏と原画家・☆画野朗氏。
民間信仰の息づく静かな田舎町を舞台にしながら、民俗学、日本神話、量子力学、認識論等々で味付けされた幻想的な作風に仕上がっており、F&C系列の作品のなかでもひときわ異彩を放っている。
また、ヒロインのほとんどに黄金水シーンがあることから「尿月」などとも呼ばれている。
現在はファンディスクの内容を収録しフルボイス化されたPS2版『水月~迷心~』、PS2版を移植したPSP版『水月~Portable~』も発売されている。
潮騒にも似た残響に包まれながら、海辺に立つ少女。
引き絞られた弓と、番えられた矢。
彼は手にした矢を離し、彼女を射抜く――夢から醒めるために。
病室で目覚めた主人公・瀬能 透矢は、自身に関する記憶の一切を失っていた。
自らをメイドだと名乗る琴乃宮雪や、幼馴染の宮代花梨らの励ましに支えられつつも記憶は依然として戻らない。
そんな折、透矢の前に夢の中で射抜いてしまった少女によく似た、牧野那波が現れる――
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