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津波


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津波Tsunami)とは、海底などの急な変動により発生する、波長の大きな高波(面変動)である。
規模が大きくなると大規模な高波が陸地を連続的に襲い、建造物などを巻き込み壊滅的な被害をもたらす。

おおむね高さ20cmえる場合、自然災害の一種として注意・警が必要となる。
さらに高さ3m、あるいはそれ以上の津波は気象庁大津波と分類し、さらなる警を要す。

山津波(土石流)は津波とは別の現である。
サザンオールスターズシングル名などについては、「TSUNAMI」を参照。


概要


大津波警報・津波警報・津波注意報発令

多くは海底地震や地滑りが発生したり、海底火山が活動するといった要因で面が変動し、高波が発生するケースである。
まれではあるが、で山体が大規模に崩壊し、土砂がに落下することでも発生する。山体崩壊による津波は、後述のリツヤ湾のほか、1792年の仙普賢岳の噴火により対の肥後を津波が襲い大きな被害を出した「原大変肥後迷惑」をはじめ、日本でも火山活動が活発だった江戸時代に複数記録が残っている。

Wave)と津波Tsunami)はその発生事由や現面から見た場合、異なるものであることに留意が必要である。一般的に、波はからのにより発生する波長や間隔の短い、文字どおりの「波」であるが、津波のほとんどは地面の振動がきっかけで発生する波長や間隔の大きな波…と言うよりは「盛り上がったのかたまりの大移動」である(後述のAAも参照されたい)。危険性も「波」とは全く異なり、直感的に区別できる例をあげるとするならば、

スズメすずめ・学名:Passer montanusuと、スズメバチ、胡とも。スズメバチ亜科Vespinae処では日本人が一般に思い浮かべるスズメバチであるオオスズメバチ・学名:Vespa mandarinia japonivaほどに違う。

古くは「立」「浪」「」「震」などと呼ばれたりもしていたが、次第に「つなみ」と統一されていった。また、地方によっては津波を「よだ」「あびき」「すず波」などと呼ぶ事も。古文書などでは「が傾く」などとも表現されている。

海外でも同様に TSUNAMIと表記されている世界共通である。元は英語では津波は「tidal waveタイダル・ウェーヴ)」と呼ばれていたが、1946年にハワイアリューシャン周辺海底を震とするMw8.1(Mt[津波マグニチュード]9.3)の大地震が発生した折に、日系人達が『津波』という言葉を頻繁に用いたために現地の新聞にも『TSUNAMI』なる言葉が掲載されるようになる。やがてその影英語圏でも津波を「TSUNAMI」と呼ぶようになっていき、1968年に正式に『TSUNAMI』は世界共通の学術用となった。もともとタイダルウェイブの満干きによる高潮をしていたため、津波を表すのには不適切だったこともTSUNAMI世界共通用になる一因でもあった。また、2004年に起きたスマトラ島沖地震に伴う津波が未曾有の被害(死者22万人以上)を引き起こし、被害状況が『TSUNAMI』のとともに数日で世界ネットを駆け巡ったことから、研究者以外の一般層にも広く認知されるようになった。

津波の高さは0m~2m程度から、10mをえるケースまで様々であり、また波長も総じて長いために他の自然災害以上に甚大な被害をもたらす。一般に0.3mの潮位の変化で遊泳禁止となるレベル、0.5m前後の津波でさえ既に人間が直立していられないほどであり、2m~3m以上の高波ともなると人間はおろか建物や土砂を根こそぎ洗い流していく。

さらに津波の大きな特徴として、大抵は1度だけでは終わらず複数回押し寄せるという特徴もある。また2回、3回以降の波がそれまでより大きいことも多々ある。例では、2011年東北地方太平洋沖地震の場合、千葉県旭市では15:44頃の第1波の津波が高さ2m程度だったのに対し、17:26の第4波が高さ7.6m程度と第1波の数倍の高さで押し寄せ、大きな被害を出した。第1波過ぎて安心し、避難所を離れたり自宅へ戻った(戻ろうとした)ところを第2波・第3波に襲われたという災害事例も過去に少なからず存在するため、津波が発生した場合は津波警報(注意報)が解除されるまで、油断は禁物である。

津波は近での地震により発生するものが多いが、1960年チリ地震2010年チリ地震のように日本では全く地震の揺れを感じなくても、地球の裏側で発生した津波が1日以上かけて日本に届くこともあり(いわゆる遠地津波)、また内陸の地震火山活動などで山体崩壊が起きた場合には、だけでなくでも津波が予想されることがあるので、注意が必要である。→一例:「有珠火山の山体崩壊による洞爺湖の津波シミュレーション[外部]

現在知られる最も高い津波は、1958年アラスカ・リツヤ湾での500mをえる津波と言われる。これは山体崩壊によるもので、湾内のフィヨルドが大規模に崩壊し、大量の土砂が湾内に落下したことにより発生した。

また、約6550万年前に現在メキシコユカタン半島に形成されたチクシュルーブクレーターは、直径約10kmの隕石が衝突し、500m程度の津波が広範囲で発生し、周辺沿生物全滅させた。


語源


波は一般に深が大きいほど波高は低く、浅瀬に来ると急に高さを増す。また、津波は非常に波長が長いため、上では波の上下を感知しにくい。そのために出ている船はほとんど気づかず、帰港すると港()だけがやられる波ということから「津波」のができたとされる。書物による初出は1611年慶長三陸地震による「駿府記」とされている。g


津波って結局、普通の波と何が違うの?


図で表すとこのような感じ。高さは同じでも全く別物であることがお解りいただけるだろう。

4メートルの波

                   ザッパーン

                          
                         
                        波波         
                      波波波          人
 波波波波波波波波波波波波波波波波-------------

4メートルの津波

←何十キロもの彼方までおんなじ高さ

ゴゴゴゴゴゴゴ‥         

波波波波波波波波波波波波波波波波波波
波波波波波波波波波波波波波波波波波  
波波波波波波波波波波波波波波波波          Σ 
波波波波波波波波波波波波波波波波           人
波波波波波波波波波波波波波波波−−−−−−−−−−−−−−−

(上記AA2ちゃんねるより引用したもの。建物や、船などを巻き込み、破壊し、ガソリン灯油が発火することも。)

参考:津波を正面から撮影した動画[外部]


津波による浸水と死亡率


津波による
の高さ(cm)
計算上の
死亡率(%)
100 到底立てない
漂流物にぶつかる
死亡する確率が高い
100
70 膝をえてが強くなる
健康な成人も流される
71.1
50 のコンテナが浮き出す
何かにしがみついていれば立てる
4.8
30 健康な成人なら何とか立てる
歩行は難しい
0.01
0 0

津波は横から押し寄せるエネルギーが強いため、身動きが取れなくなり死亡率が高くなる。

内閣府による東日本大震災被害実態などからの分析。東京新聞:津波1メートルでもほぼ死亡 内閣府分析[外部]


津波に関する防災知識


  1. グラっときたら、津波警報
    地震の揺れを感じた時、緊急地震速報を見たり聞いたりした時、周辺や近くの河川周辺にいたら、津波警報と思って直ちに高台に避難することです。 津波や洪水は「期避難に勝る対策し」です。小さな揺れだからといって油断せず、ラジオテレビ情報を確認してください。明治三陸地震津波のときは「震度3」の小さな揺れでしたが、その30分後に大津波が襲ってきて2万人以上が犠牲になりました。
  2. 俗説を信じず、最悪の事態を想定して行動せよ
    津波はいつも同じパターンで同じ場所を襲って来るとは限りません。一度引いてから押し寄せてくる津波もあれば、いきなり高波が襲ってくる場合もあります。また、前回襲われなかったが大津波に襲われたこともありますので、常に最悪を考えて行動すべきです。 「波が引いてから津波が来る」とか「過去ここまで津波はこなかった」などの俗説を信じてはいけないのです。
  3. 「遠くの避難場所より、近くの高いビルへ」「は使わず・遠くより高く」
    付近にいて、高台まで避難できそうもないときは、ビルの2階以上に避難させてもらうことです。地域によっては海岸線にあるビルの協を得て津波避難ビルとしたり、津波シェルターを設置しています。で避難するのは危険です。北海道南西沖地震1993年)のとき、奥尻島ではで避難しようとした人たちが続出し、狭い道路渋滞しているときに津波に襲われ、ごと津波に飲み込まれ、多くの犠牲者を出しました。
    は使わず・遠くより高く」を合言葉に近くのビルなどに避難すべきです。

引用元: 津波の知識と教訓 山村武彦の津波防災三か条[外部]

古くから大津波の被害を受けてきた三陸地方には「津波てんでんこ」という防災伝承もある。「津波が来たら、親に構わず、てんでんばらばらに高台へと逃げる」というもので、要するに「とにかくく逃げる」ということである。東北地方太平洋沖地震では「自分は助かったのに、自分を助けに行った親は津波に巻き込まれて死んだ」などという本末転倒な事が多く発生し、犠牲者を増やした。


津波警報とは


被害が発生する恐れのある津波が予想される場合に気象庁が発表する地震・津波の監視業務は東京(気象庁本庁)と大阪(管区気台)の2か所で同時に行っており、東西関係なくいずれかが発表する。例えば2011年3月東北地方太平洋沖地震における津波警報は大阪管区気台が発表した。警報。津波「注意報」も警報の一種である。

発表後ラジオテレビ、防災線などでただちに周知され、CMの間も津波予報地図が表示されるなど優先的に周知される。特にNHKは津波警報以上では必ず緊急警報信号が流れ、全波で緊急警報放送に切り替わる。

2013年3月7日正午より、津波警報の分類がめられた。(気象庁のページ[外部]
予想される津波の高さを8段階から5段階に減らし、また、規模がすぐにわからないマグニチュード8以上の地震の場合、まずその域における最大の津波想定等をもとに津波警報・注意報を発表する。初期段階では予想される津波の高さを「巨大」や「高い」という言葉で発表し、非常事態であることを伝える。地震の規模が精度よくめられた時点で津波警報を更新し、予想される津波の高さも数値で発表する。

新しい基準 従来の基準
大津波警報
予想される津波の高さが高いところで3mをえる。
(区分は5m、10m、10mの3段階。
巨大地震が予想される場合は「巨大な津波」と表記)
木造屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれます。
ただちに沿いから離れ、高台や避難ビルなど
安全な場所へ避難してください。
高い所で3m以上の津波警報
(区分は3m、4m、6m、
8m、10m以上の5段階)
津波警報 予想される津波の高さが高いところで1mをえ、3m以下。
(区分は3mの1段階。巨大地震が予想される場合「高い津波」)
標高の低いところでは津波が襲い、浸被害が発生します。
人は津波による流れに巻き込まれます。
ただちに沿いから離れ、高台や避難ビルなど
安全な場所へ避難してください。
高い所で1m~2mの津波警報
(区分は1m、2mの2段階)
津波注意報 予想される津波の高さが高いところで0.2m以上、1m以下の場合で
あって、津波による災害のおそれがある場合。(区分は1mのみ)
の中では人は速い流れに巻き込まれ、また、養殖いかだが流失し
船舶が転覆します。

ただちにから上がって、から離れてください。
高い所で0.5mの津波警報
(区分は0.5mのみ)

津波予報[外部](若干面変動があるかもしれないが、被害の心配はない=予想される高さ:0.2m未満)」もある。
0.2m未満であれば通常の潮位変化と大差なく、これは警報に含めない。

発表後ただちにの河口から離れ、安全な高台に避難し、解除されるまでは決して近づかないこと。

もっとも、付近の場合は 警報の発が津波の襲来に間に合わない事もあるので地震を感じたら速やかに高台まで避難を開始した方が良い。実際、北海道南西沖地震ではいところで地震発生から2~3分後に第1波が到達しているのに対し、大津波警報が発表されたのは5分後であった。

また津波警報はおおよそ到達予想時刻と共に発表されるが、速度が遅い場合もあり、また第一波の後に更に強な第二波第三波第四波・・・が襲い掛かることがあるので、到達予想時刻を過ぎても第一波が来なかったり、来てもそれほど高くなかったとしても、津波注意報解除まで決して安心せず避難を続ける必要がある。

2013年3月正は、2011年3月東日本大震災で初期の推定マグニチュードが低く、そのため津波の高さが低めに予測されたことが避難の遅れにつながった面が摘されたためである。


津波警報が発令された地震


2000年1月1日以降に津波警報が発された地震を記載する。※は推定値。


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最終更新日: 18/11/06 20:23
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