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牙 -KIBA-とは、2006年から2007年にかけて放送された、知る人ぞ知る日曜朝の爽やかアニメである。
製作はマッドハウス、シリーズ構成には平成仮面ライダーでお馴染みの井上敏樹を迎え、
トレーディングカードゲーム『牙』とタイアップした宣伝アニメとして放送された。
が、タイアップアニメにも関わらず、本作にカードなどは一切登場しない。
あくまでTCGの世界観を描いたアニメである。
しかも、井上敏樹の作風が存分に出たスピーディかつ重苦しいストーリーにより、
とてもじゃないが子供向けとは思えない、トンデモアニメに仕上がっている。
「常に予想の斜め上を行く」「新キャラが出た3分後には死んでいる」「メインキャラだろうが誰だろうが容赦なく死ぬ」
「声優たちがアフレコのたびに『今日は誰が死ぬんだろう』と話していた(実話)」などなど、
その息をも吐かせぬジェットコースターのような鬱ストーリーは凄まじい。
当時の視聴者からは、敬意をこめて「日曜朝の爽やかアニメ」と称された。
もちろん、単に節操無く意味なく殺しまくりのアニメならこんな異名はつかない。
どんな逆境にあっても一切の泣き言を言わず必死に立ち向かう主人公・ゼッドを軸にしたストーリーは非常に熱く、
作品自体の完成度もかなり高い。
井上御大の作品にしては珍しく、最後も奇麗に、本当の意味で爽やかにまとまっている。
実際、カードの売り上げも大ヒットまでは行かずとも悪くなく、シリーズ延長の打診も来たが、
スタッフは「1年で全てやりきった」ことを理由に断ったという。
また、本作以後に売れた人も含めて地味に豪華声優陣だったりするが、
ストーリーがあまりに濃すぎるせいか、声優方面で言及されることはあまりない。
プリキュアの裏番組だったこと、後番組である『天元突破グレンラガン』の印象が濃いことなどから、
ニコニコやオタク的には知名度の高い作品ではないが、「知る人ぞ知る作品」として根強い支持を受けている。
「シャード」という超能力を使う「シャードキャスター」と呼ばれる戦士たちが戦いを繰り広げる世界が物語の舞台。
いくつかの異なる世界が並行して存在しており、それぞれの世界はシャードによってのみ行き来できる。
シャードの中でも、「スピリット・シャード」と呼ばれる精霊を召喚するシャードは特に強力で、
特に「キースピリット」と呼ばれる6体のスピリットを集めると大きな災厄がもたらされる。
ゼッドが持つ「アミル・ガウル」はキースピリットの中でも特に強力だが、
ゼッド以外の者が使うと中毒症状を起こして発狂する困った代物。
他にも個性的なキャラは数多いが、多かれ少なかれ、みんな最後はとんでもない目に合う。
▲タグとしては「牙」「牙-KIBA-」「日曜朝の爽やかアニメ」が主に使われている。
牙を代表する爽やかなシーン。
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