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王者の座とは、椋鳩十による中編小説である。作者の代表作と言っていい作品。
椋鳩十の野犬をテーマにした小説をまとめた『孤島の野犬』に収録されている。この全集はサンケイ児童出版文化賞と国際アンデルセン賞国内賞を受賞した。
東シナ海に浮かぶ鹿児島県の孤島、こしき島を舞台に軍用犬のシェパード、ナチの生き様を描く。
こしき島には軍用犬として兵舎で50頭近いシェパードが飼われていたが敗戦と同時に兵隊は犬達は置き去りに。今までの優雅な生活感から抜け出せない洋犬たちは特別利口な個体であるナチを除いて瞬く間に徳川の時代から島に住み着く野犬の一味に八つ裂きにされる。戦時中は今まで見たこともなかった洋犬を特別視していた村の人たちからも駆除対象とみなされ居場所がなくなったナチは孤島で持ち前の跳躍力と知恵を武器に生き残るすべを模索し始める。
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