7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します
生せんべいとは、以下のいずれかを指す。
一般的なせんべいと同じく米を使用した菓子であるが、見た目や食感・味などあらゆる面で一般的なせんべいとは似ても似つかぬ一品である。食感はもちもちとしており、砂糖と蜂蜜のほのかな甘みが特徴。せんべいというよりは、平べったいういろうと言ったほうがイメージに近いかもしれない。
4で加えた砂糖が黒砂糖だと黒い生せんべいに、上白糖だと白い生せんべいになる。最近緑色の抹茶味も登場したが、これには著名な抹茶産地である西尾市(半田市の隣の隣の市)の抹茶が使用される。
焼かずにそのまま食べる。賞味期限は冷暗所に保存して7~10日(抹茶味は4日)である。
製法の項にあるように生せんべいは3層構造になっており、一枚一枚はがすことができるが、3枚重ねることで間に空気が入り、うまみが増すため、はがさずに食べるのが推奨される。
1560年、桶狭間の戦いで今川方についていた徳川家康が、戦況の劣勢のため半田に逃れてきたときのことである。疲労と空腹に苦しむ家康は、とある百姓家の庭先に干してあるせんべいを目にし、それが生であることを知りつつも百姓家の娘に差し出させたところ、これが美味であったので、自分が半田に滞在している間はせんべいを生のまま献上するように娘に申し付けた。これが生せんべいの始まりと伝えられている。