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臧
ヨミ: ゾウ
臧とは、中国語圏の人名である。
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- 意味
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- 善い、男性の奴隷の蔑称、(贓と通じて)不正に得た財物、不正なことをする人
- (蔵と通じて)倉庫、所蔵する、(臓と通じて)内臓
- 〔説文解字・巻三〕に「善なり」とある。〔方言・第三〕に「臧、奴婢の賤稱なり。荊淮海岱雜齊の間、奴を罵りて臧と曰ふ、婢を罵りて獲と曰ふ」とある。
- 字形
- 諸説ある。〔説文〕は戕声の形声としている。ほかに爿声で、𦣣(臣+戈)に従うとする説(〔疑疑〕)などがある。甲骨文・金文には𦣣に近い字形が見られる。
- 音訓
- 音読みは1.の場合、ソウ(漢音)、ゾウ(慣用音)、2.の場合、ソウ(漢音)、ゾウ(呉音)。訓読みは、よい。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 声符
- 臧を声符に持つ漢字には藏(蔵)、贓などがある。
- 語彙
- 臧獲・臧匿・臧否
異体字
- 𢨑は、〔説文(段注本)〕にある籒文。
- 𡒉は、〔説文(大徐本)〕にある籒文。
- 𡒤は、〔字彙補〕に「𡒉と同じ」とある異体字。𡒉の異構。
- 𦣣は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。甲骨文に同じ構造の字が見られる。
- 匨は、〔玉篇〕に「古文の臧字」とある異体字。また蔵の異体字。JIS X 0212補助漢字。
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最終更新日: 13/06/19 00:08
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