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詰将棋


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詰将棋とは、将棋ルールに基づいた問題(一種のパズル)である。


概要


詰将棋では、将棋盤に置かれた駒と持ち駒が提示され、その状態から王手のみを繰り返し、相手がどう対応しようとしても相手の王将を詰めるような手順を見つければ正解となる。普通将棋で禁止されている手(二歩打ち歩詰め、行き所のない駒、千日手)は詰将棋でも禁止。

うまく詰められるよう駒の使い方を考えることで、実戦にも役立てられる。一方、「王手のみを繰り返す」という条件があるため、実戦向きな手筋のみならず、実戦ではあまり見ない意外な手を使う場合も多く、妙手の発見こそが詰将棋の醍醐味であり、本将棋以上に、その魅に取り憑かれる人も少なくない。

下に、古くから知られる詰将棋の例を示す。3手詰め(自分が動かす→相手が動かす→自分が動かす、の両者合計3手で詰む)。

詰将棋の例
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒

これは5二6二打(左でも4二打)と、を捨てることで詰む。詰将棋はこのように、うまく駒を捨てることがキーポイントになっていることが多い。

また、持ち駒もキーになっている。すなわち3手詰めで持ち駒があれば、相手の駒を取ると駒が余ってしまうため、駒を取る手はないということである。


詰将棋特有の前提


特に定がなければ、詰将棋には以下のような決まりが設けられている。

最低限のルール

  1. 攻め方は王手の連続で詰ませる。
  2. 攻め方は最短手順で詰ませる。
  3. 玉方は最長、最善の手順で逃げる。
  4. 禁則については本将棋と同じ(二歩打ち歩詰め千日手、行き所のない駒)。
  5. 駄合をしない(後述)。
  6. 詰めの段階で持駒を使い切ること(後述)

詰将棋の用語


詰将棋を解くために知っておきたい言葉の数々を紹介する。

などなど、サッカーオフサイド並みにややこしいルールが存在するため、まずはハンドブックあたりを手にとって数解いてみることが大事である。そうすれば、自ずとルールも頭に入ってくるであろう。


解き方のコツ


  1. 盤面と持駒をよく見る
    試験問題でもまずは問題をよく見よと言われるが、詰将棋でも盤面と持駒を観察することはとにかく大切である。よって、そこから問題の傾向が見えてくる場合も少なくない。
    1. 詰みの形を覚える。
      詰みの形は様々であり、中には思わず驚くものもある。また、駒利きの詰み(飛の利きによって王手した駒を取れない状態)、合駒利かずの詰み、両王手 の詰みなどは、初心者は思わず面喰らったりする。それに慣らしていくために、まずは1手詰を数多く解いて、詰みの形を覚えていくことが上達に大きく関わっ てくる。また、パターン化した詰め手順も多いので、それらは3手詰めから覚えていくといいだろう。ぶっちゃけ、5手、7手~というのはその積み重ねだけで ある。
  2. 攻め駒の利きに注意する
    攻め方は常に攻め駒の利きを把握しておくことが大事である。これを怠ると、うっかり駒を動かして利きを外し、玉の逃げ場所を作ってしまうということも少なくない。
  3. 玉の逃げ場所を見付ける
    問題には、ここに逃げられたらどう足掻いても詰まないという場所があったりするので、それを見極めることが大事である。逆にそれを見付けると初手はほぼそれを封じる手になるので、を立てやすい。
  4. 玉方の守備駒を活用する
    玉方の守備駒は攻撃を妨げる厄介者である反面、玉の逃走を防ぐ障物として大いに役立つ。よって、攻め駒や持駒を使って玉方の守備駒を動かし、逃げ場所を封鎖したり、移動させて持駒の打ち場所を作ったりするという手は多く見られる。
  5. 基本的に駒は取らない
    将棋の感覚だと、ついつい駒を取ってしまいたくなることがあるが、そうすると詰まないという問題が多い(例外も多数あるが)。守備駒は玉の逃げ場所を封鎖する障物になったりすることもあるからである。逆に変化を読むときは駒を取る前提で考えた方がよい(後述)
  6. 邪魔駒を見極める
    攻め方には、実は大切そうな駒に見えて、しっかりと邪魔している駒があったりする(の前の駒など)。そういう駒だと思った場合は、まず「もし、その駒がなかったら?」と想定して考えると解きやすい。
  7. 変化の読み
    変化はある意味、正解手順を探すのと同じぐらい難しかったりする。だが、それらは正解手順とは違うために、案外盲点となる俗手や質駒(攻め方によって、いつでも取れる駒のこと)を取ったり清算(駒を取られた後に別の駒で取り返すこと)したりする手が多い。よって変化を読むときは正解手順を読む時よりもっと大胆に考えた方がうまくいく。
  8. 打ち歩詰め対策
    普通に歩を打てば、打ち歩詰めになってしまうため、それを回避するという傾向の問題はかなり多い。それを回避するパターンは大きく2つに分かれる。1つめは守備駒を動かしたり、攻め駒の利きを外したりして、玉の逃げ場所を作ること、もう一つは歩を守備駒に取らせることである。また、打ち歩詰め対策の王道手筋として不成の手筋というのがある。これは飛が成らずに、玉を逃がし、歩を打った直後に駒の利きを弱くしておくことである。実戦ではまず登場しないが、詰将棋では一種の王道である。
  9. 色んな作者の作品を解く
    同じ作者の作品をずっと解いているより、色んな作者の問題や作品に触れて、幅広い解き方を知った方が応用発達に有効である。

さあ、みんなも楽しい詰将棋ライフを!


例題


※詰将棋は記録物の棋譜と違い、作品である。すなわち、著作権が発生するので、切れてない詰将棋問題の転載には注意が必要である(なお、詰将棋パラダイスによる見解では、作者と出典元、できれば作品発表年度を載せることとしている)


第1問


【1手詰】
5 4 3 2 1
持ち駒 なし

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最終更新日: 18/04/12 18:49
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