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※曖昧さ回避 |
本項目では1、2、3、4について解説する。
まずは「駅」という漢字の成り立ちについて解説しておこう。字の成り立ちには諸説あるが、ここでは会意兼形声文字とする説のひとつを紹介する。
駅は旧字では「驛」と書き、「馬」と「睪」とに分解が可能である。「睪」は音を表す部分であるが、この字はもともと「目+幸(刑具)」の会意文字であり、罪人を「次々と連ねて」面通しするという意味を持つ。これに「馬」を合わせることで「一定の距離を置いて次々と連ねて設けた、馬を乗り換えるための中継所」を表し、宿駅としての「駅」の意味に通じるようになったわけである。
宿駅としての駅は中国で生まれた概念である。中国で律令制が成立すると駅が街道の主要な場所に設置され、これらを中継して公文書や物品を送り届ける旨を定めた「駅伝制」が導入された。その後、日本でもこれに倣って駅伝制が導入されることになった。なお、現代日本においてリレー形式の長距離走を「駅伝競走」と呼ぶが、これは公文書や物品を次々と「リレーして」送り届ける駅伝制が由来とされる。
時代は下って明治時代、日本にも鉄道が導入されることになった。このとき、宿駅制度の「次々と中継する」というイメージから転じて、鉄道において列車が停車する場所を「駅」と呼ぶようになったと言われる。
▲さて、以上のような経緯から旅客・貨物を扱うための列車の停車場のことを駅と呼ぶようになってからは、「駅」=「鉄道駅」と見なされることが一般的となった。ここからは鉄道駅について解説を行う。なお、以降は特に断りのない限り、単に「駅」と記した場合は鉄道駅のことを表すものとする。
駅は鉄道の運用を安全かつ効率的に行う上で非常に重要な要素である。
少し想像してみれば理解できると思うが、列車をどこかで停車させなければ、旅客の乗降や貨物の積み降ろしが大変な危険を伴うものになってしまう。かと言って常に旅客の乗降や貨物の積み降ろしが容易なスピードで運行していたのでは、交通手段としての速達性を損なってしまう。また列車を停車させるにしても、予めどこに停車させるかを定めておかないと、好き勝手に旅客の乗降や貨物の積み降ろしを行うたびに何度も停車をさせなければならず、これまた速達性を損なう原因となってしまう。旅客や貨物を扱うために停車する場所を予め定めておき、そこに駅を設置することで、こうした事態を防ぐことも可能になるわけである。
鉄道というものは設置・維持ともに相当なコストがかかるもので、駅自体の設置・維持費用のことも考えるとそれなりの利用が見込まれる場所に駅が設置されるのが望ましい。人が集中する都市部以外では、集落の近くだったりとか、観光名所の近くに駅が設置されることが多い。
しかし、社会情勢というものは刻一刻と変化していくもので、基幹産業の喪失などにより集落が別の場所に移転したり、観光名所がなくなったりすると駅の利用がほとんどなくなってしまうこともある。このような場合、信号場への格下げや廃駅という末路を辿ることも多いが、施設の撤去費用を捻出できずそのまま秘境駅化してしまうこともある。
ほかにも、路面電車や軽便鉄道の「停留所」(停留場や電停とも呼ばれる)も一般生活上では『駅』と呼ばれる事がある。
また旅客扱いをしていた一部の信号場についても、一種の駅と見做す場合がある。
一般道路に設けられた、休憩施設で国土交通省による登録を受けている。
高速道路では道の駅とは呼ばずSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)と呼ばれる。
鉄道駅と対比する形で命名されたが、言葉の本来の意味である宿駅に近い施設となっている。
海外ではあまり見ない日本固有の現象として高い治安率等を背景として屋外や無人の位置への自動販売機(自動券売機も含む)の設置が見られる。
これは駅においても同様であり鉄道駅、道の駅、SA、PA問わず自動販売機が見受けられ日本国内の駅をより便利な施設にしている。
現在では道路、鉄道、およびそれに付随する設備は国土交通省の所管となっているため、駅の監督官庁も国土交通省となっている。
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