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高坂桐乃(こうさか きりの)とは、電撃文庫の原作ライトノベル及び漫画化・アニメ化・ゲーム化作品、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のヒロインである。
ハンドルネームは「きりりん」。主人公・高坂京介の妹であり、本作の中心人物である。
中学2年生で、身長165cm、体重45Kg。スリーサイズはB82/W54/H81。
平凡な毎日を過ごしそれに満足している(京介談)兄の京介とは正反対で、自分が興味を抱き一度やると決めた物事には努力を惜しまないという良くも悪くも自分に厳しい節があり、一人で悩みを抱え込む事も多い。
その努力と才能の結果からか、有名雑誌の専属モデルを勤め、勉学は県内でもトップクラス、更には陸上部期待のエースであり、学校では友人が大勢いる人気者。と、まさに非の打ち所の無い完璧超人、なのだが・・・
その正体は美少女ゲーム(R-18含む)やアニメ、特に妹物をこよなく愛するという、筋金入りのオタクである。
部屋の隠し収納には大量のゲームやDVDが山積みとなっており、ニュースサイト(かーずSP・アキバBlogなど)を巡回しては衝動買いを繰り返している。(資金源はモデルの収入)
世間体を気にして、誰にも自らのオタク趣味を打ち明けられずに一人で悩んでいた所、偶然の事故で京介に秘密を知られてしまい、それがきっかけとなり『人生相談』を持ち掛けた。
その結果として学校での友人(あやせ・加奈子など)に加え、オフ会で知り合ったオタク友達(黒猫・沙織)と付き合っていく事となる。
この初めての『人生相談』を機に、水と油の様だった兄妹関係が徐々に変化していく・・・。
京介の事は普段「ねえ」「アンタ」と他人行儀な呼び方をしているが、心を開いてからは極稀に「兄貴」と呼ぶ様になる。
(ちなみに、桐乃が語り部を務める短編や小冊子の地の文では「京介」と呼んでいる)
また学校の友人に比べ、京介やオタク友達への言動が別人の様に厳しいが、嫌っているわけではなく、接し方が分からない不器用さからの対応である。どちらも素の桐乃であり、両サイド共に桐乃にとって大切な存在である。
但し田村麻奈実に対してだけは、わざと京介が嫌がる様に地味子と呼んだりと余り良い感情を持っていない。どうやら過去に京介絡みの因縁がある模様。
桐乃の経歴は全て才能と、自分の体や心を削ってまでもの並々ならぬ努力の結晶であり、全てにおいて妥協はせず、また『中途半端な過程や結果は同じ土俵のライバル達に失礼だ』と考えている。しかし特にその中で陸上においては、小学校低学年当時は運動音痴であったものの『何か』を切っ掛けにして今の実力になる程に至っている。因みに恋愛対象として見れるのは3つ年上の『高校2年生』から。
また、本人は気付いてないみたいだが料理が壊滅的に下手である模様。原作でそういうシーンはないが、公式Twitterでは京介、父親、あやせに振る舞い、いずれも体調不良をおこしてしまっている。
アニメ第9話では桐乃流のエロゲーの楽しみ方、というか妹ゲーへの異常な程の愛が遺憾なく発揮されていた。全裸待機や風呂等で身を清めるなどの行為はネットでもよく見るネタであるが、実際に行う猛者は少数ではないだろうか。
因みにこの際桐乃がプレイしていたエロゲーは『妹×妹0しすこんラブすとーりぃ0』(妹×妹の読みはシスター×シスター。略称はしすしす、妹×妹)で、所謂泣きゲーに属するもの。ヒロインは生意気な茶髪ショートのりんこと、優しい黒髪ロングのみやびの二人であり、どちらも実妹である。桐乃曰く「マジ神ゲー」らしいが、作中の某大型掲示板でも「妹×妹は真実の愛」と評されており、その他のネット上の評価も高く名作泣きゲーとして扱われている。
プレイ中自分の事は棚に上げ(桐乃は二次元と三次元を区別している為でもあるが)りんこの態度を非難して、みやびを先に攻略しようとするものの、フラグ選択を間違え結果的にりんこルートのEDを迎えることとなる。また、プレイ中徐々にりんこの言動や選択肢に意味深な表情をする様になったり、京介への対応に微妙な変化が見受けられる。
原作ではストーリーや結末はみやびルートの一部のみ描写されており、りんこルートはとある事情からその内容は不明であった。このりんこルート及び、アニメ第9話での桐乃の描写は後の重要なフラグであると考えられる。
(原作第6巻~)
陸上で海外留学組に選抜された際、留学先でルームメイトになった褐色少女リア・ハグリィはライバルであり、友人であり、そして妹の様な関係であった。因みにリアは天性の才能を持つ『世界最速の小学生』でもあり、桐乃より速い。
桐乃の帰国後リアが高坂家にホームステイしにきた際、桐乃自身が言っていた『妹は二次元と三次元では違う』という言葉が良く分かる姉妹関係だった事が判明する。桐乃はゲームの妹の様に溺愛するのではなく、『黒猫や京介に対してと近い言動』で応対し、リアも桐乃を小馬鹿にしたりわざと怒らせる等、喧嘩したり文句を言い合いながら世話をしたりとまるで『本当の姉妹の様な関係』(京介談)なのであった。
また、リアは桐乃から色々と聞いていたのか京介の事を知っているだけでなく、初対面から兄として非常に慕っており本当に高坂家に妹が一人増えたかの様な状態になっていた。
(原作第7巻~)
とある事情から京介と恋人としてデートを楽しんでいたのだが、加奈子に「恋人って感じじゃなくね?」と言われたり、京介に「『妹』と『恋人』って大して変わんねーな」や「嫌々恋人の『振り』をしてやってる」と言われたりと、『恋人』としての関係を否定され続けた。最終的には逆鱗に触れたかの様に態度を一変させた挙句、次からは『本当の彼氏』に付き合ってもらうと京介に吐き捨てるに至る。
そして後日・・・桐乃は事務所繋がりの知人で美男子、一流ブランドのジュエリー制作を任される才能を持ちながら、かつ桐乃以上にアニオタな事が判明した御鏡光輝を両親と京介に『本当の彼氏』として紹介したのであった。
しかしこの行動はデートでの一件に加え、京介が黒猫と親密な関係になりつつある事を察した桐乃が、京介に自分自身をもっと見て欲しいという思いの丈をぶちまけたものあった。実際には御鏡光輝は彼氏の『振り』を頼まれただけであり、京介の気を惹こうとした桐乃に協力していただけである。
要約すると、桐乃は独占したい程京介の事が好きだった、という事である。(京介(読者)視点では、この時点恋愛感情か兄妹愛かは明らかになっていないが……。)
▲[画像を見る] | ※※注意※※ 本節は原作最終巻についてのネタバレを含みます |