7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します

龐煖

ヨミ: ホウケン

掲示板をﾐﾙ!
33ｶｷｺ!

「龐煖（ホウ煖）」（ほう・けん？～？）とは、中国の春秋戦国時代の趙の国の武将であり、燕の国の武将で知己の「劇辛」が趙を攻めた際に敗死させた人物である。

この記事の本来の表記は「龐煖」ですが、「龐」の字が表記できない環境を考慮して、
「ホウ煖」と記述する場合や「龐煖（ホウ煖）」と併記する場合があります。

史実では

▼

史記には、「燕召公世家」に

六年，秦滅東（西）周，置三川郡。七年，秦拔趙榆次三十七城，秦置大原郡。九年，秦王政初即位。十年，趙使廉頗將攻繁陽，拔之。趙孝成王卒，悼襄王立。使樂乘代廉頗，廉頗不聽，攻樂乘，樂乘走，廉頗奔大梁。十二年，趙使李牧攻燕，拔武遂、方城。劇辛故居趙，與龐煖善，已而亡走燕。燕見趙數困于秦，而廉頗去，令龐煖將也，欲因趙獘攻之。問劇辛，辛曰：“龐煖易與耳。”燕使劇辛將擊趙，趙使龐煖擊之，取燕軍二萬，殺劇辛。秦拔魏二十城，置東郡。十九年，秦拔趙之鄴九城。趙悼襄王卒。二十三年，太子丹質於秦，亡歸燕。二十五年，秦虜滅韓王安，置潁川郡。二十七年，秦虜趙王遷，滅趙。趙公子嘉自立為代王。

と言う記述があり、また「趙世家」には、

三年，龐煖將，攻燕，禽其將劇辛。四年，龐煖將趙、楚、魏、燕之銳師，攻秦蕞，不拔；移攻齊，取饒安。五年，傅抵將，居平邑；慶舍將東陽河外師，守河梁。六年，封長安君以饒。魏與趙鄴。

と言う記述があり、「廉頗藺相如列傳」には、

趙悼襄王元年，廉頗既亡入魏，趙使李牧攻燕，拔武遂、方城。居二年，龐煖破燕軍，殺劇辛。后七年，秦破殺趙將扈輒於武遂，斬首十萬。趙乃以李牧為大將軍，擊秦軍於宜安，大破秦軍，走秦將桓齮。封李牧為武安君。居三年，秦攻番吾，李牧擊破秦軍，南距韓、魏。

と言う記述にその名が見え、元々は趙の国の武将で、燕の昭王「姫平」が郭隗の進言による「隗より始めよ」から天下の人材を求めてた時期に燕の国の将軍になった「劇辛」の知己だった趙の武将だった事や、紀元前243年に龐煖（ホウ煖）が趙の将軍になった事を知った劇辛が、

いたって組しやすい人物だ

と言って2万の兵で趙の国を攻めたが、龐煖（ホウ煖）がこれを迎え撃って打ち破り、敗れた劇辛が殺された事や、紀元前240年に、趙・楚・魏・燕の兵を率いて秦の国の「蕞」を攻めたものの陥落させる事が出来ず、斉の国方面に兵を移動して「饒安」を攻略した事が記されている。

▲

創作では

▼

原泰久の漫画「キングダム」に、「李牧」と共に「趙奢」「藺相如」「廉頗」に代わる趙三大天の一人として登場する。

「武」の道を極める一族の出身で「武神」を自称し、（20巻時点で）作中で最強の個人戦闘能力の持ち主として描かれている。

強い者を探しては殺そうとする為、以前に秦の六将の一人「摎」を襲って殺しており、その際に、正体は女性だった「摎」と結婚の約束をしていた王騎に斬られ、額を傷を負い、矢でハリネズミ状態にされて死んだと思われていた。

しかし生きていた龐煖（ホウ煖）は、王騎を倒す為に趙の三大天の一人となり、趙軍の総大将として秦に攻め込んだ。

当初は、戦場に一切姿を見せなかったが、王騎から「飛信隊」の名をもらった主人公「信」の部隊に伝説の暗殺者の一族「蚩尤」の末裔である女性剣士の羌瘣（羌カイ）の存在を感知して、羌瘣（羌カイ）を殺そうと秦軍陣地に現れて飛信隊を襲った。信ですら攻めあぐねる武力を持つ羌瘣（羌カイ）が、「蚩尤」の力を発動した巫舞をもってしても倒す事が出来ない戦闘力を発揮した龐煖（ホウ煖）は単騎で、飛信隊を四散させた。

その後、王騎と一騎打ちになったが、中華十弓の一人という設定の趙の武将「魏加」の放った矢に一瞬気をとられた王騎に致命傷を与えた。

戦いが趙軍の勝利に終わると、武を極める為に戦場から去った。

▲

龐煖

史実では

創作では

関連動画

関連商品

関連コミュニティ

関連項目