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L3


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曖昧さ回避
  1. イタリア戦車
  2. ネットワーク中継機器の一つ (L3スイッチ
  3. 海外のL級潜水艦に充てられるナンバーで「L級3番艦」という意味
  4. NTTコミュニケーションズによるサービス「Bizメール」のサーバの一つ (L3サーバ

L3とは以上のものをす。この記事では1の戦車を扱う。

L3とは、戦間期にイタリア軍が開発、WW2まで運用した豆戦車である。


概要


イギリスカーデンロイド豆戦車ベースイタリアにおいて設計・製造された豆戦車である。総生産数は2000両をえ、数的問題だけで言えば大戦を通してイタリア戦車」の圧倒的多数となっている。


開発の経緯


カーデンロイド豆戦車を購入したイタリア軍は、さらにその拡大めていた。偵察・戦闘車両として使うにしろ、牽引として使うにしろ、カーデンロイド豆戦車は小さすぎることが明だったのである。

カーデンロイド豆戦車と同寸でほぼ同設計のタイプC.V.29、体を拡大して乗員の全身を保護できるようにしたタイプをC.V.33、イタリアの技術では困難で生産に時間を要した溶接をして退化したベット接合にしたタイプC.V.35、さらに量産向きに修し武装を13.2mm機関銃強化したタイプC.V.38と呼称している。

ちなみにC.V.とは「カルロ・ヴェローチェ」、要するに「○○年式快速戦車」の意。当時のイタリア軍の他の装甲車両がルノーFT17フィアット3000といった路上最高速20km/h程度の車両だったことを考えると、その倍の速度で路上走行ができるこれらの車両を「快速戦車」と呼ばずしてなんと呼ぶ。

この快速戦車ファミリーは後に全部ひっくるめて、C.V.○○CV3/○○→L3/○○というふうに呼称が変更されている。二番CV3/○○は「○○年式3トン快速戦車」の意、L3/○○は「○○年式3トン戦車」の意。同じ装備でも軍の中での位置づけによって名前が変わるというひとつの例である。


構造


基本構造はカーデンロイド豆戦車MkⅥの拡大と言っていい並列着座の小装甲車両である。カーデンロイド豆戦車では防備だった乗員の肩から上を防護するためにC.V.29は半球のハッチを追加していたが、C.V.33では戦闘室を上に延長して全身を防護できるようになった。武装も当初の6.5mm機関銃1丁からC.V.33で8mm2丁に、そしてC.V.38において13.2mm機にと地に強化されている。そうそう、装甲厚もC.V.29の最大9mmからC.V.33になったときに最大14mmに強化されているのも忘れちゃいけない。

それに伴って重量もC.V.29の1.7トンから最終C.V.38では3.2トンに増加している。ほぼ倍増というと聞こえはいいが、元が元なので結局アレ。要するにちょびちょびと小手先の良を繰り返したものの、豆戦車としての本質は何ら変わっておらず性も相応のモノにとどまっているということである。ま、そりゃそうだ。


配備と運用


上述の通り、シリーズ通算で2000両以上が生産されたこのL3シリーズだが、戦車の代替として投入されたエチオピア戦争1935)・スペイン内戦(1936)での評価は高くない。

まあ当たり前の話で、最大装甲厚14mm、火力も榴弾撃てない8mmだか13.2mmだかというレベルでは、既に37mm級の対戦車の普及が始まっている1930年代なかばでは危なっかしくて運用できたものではない(防御のみならず、榴弾が撃てないのでは対戦車の制圧も困難である)。エチオピア陸軍の装備する旧式火ですらL3の破壊には充分すぎる威であり、いくらなんでもこれを最前線に戦闘車両として投入するのは理がありすぎたのである。ましてスペイン内戦で相対したソ連製BT戦車T-26はさらに一ランク上の45mm戦車を搭載しており、もうお話にもなんにもなりゃしない。

そういうわけで1940年にイタリア崩壊状態のフランス火事場泥棒的に宣戦布告した際には、最前線で戦闘車両として用いられるL3シリーズはほとんどない状態だった。……はずなのだが現実的に2000両もあったL3シリーズをまるごと戦闘車両として用途止したくともその後継車両2000両もあるわけもないというか、L3シリーズに小さな載せて装甲強化したL6シリーズもまだ数両しか存在しておらず本格的な中戦車であるM11シリーズに至ってはレアモノ状態。

結局、20mm対戦車ライフルを現場改造で装備してみたり火炎放射戦車改造してみたりといった努が続けられることとなるが、まあ結局のところWW2においては後方警備や連絡車両、牽引車両として用いられることが大半であった。このクラス車両の至極妥当な使いであり、まあ居るべき所に戻ってきたと言うべきではないだろうか?

戦前東欧に数十両単位で販売が行われており、またイタリアの降伏後にはドイツ軍に接収されて運用が続けられている。地味中華民国も購入しており、日中戦争で実戦に投入されている。


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 0:38~ 数ほどだけどL3軽戦車の実映像あり。軽快に走ります。


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香港模型メーカー、ブロンモデル社の製品。近年のAFVモデルアジアメーカーの奮闘を抜きにしてはれません。


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最終更新日: 16/10/15 21:01
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