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No.72 ラインモンスター チャリオッツ・飛車とは、漫画「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
アストラルの記憶のピースとされる特別なモンスター・エクシーズ、ナンバーズの1枚。ランク6、攻撃力2500のモンスターで、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで、チャリオッツ・飛車と同じ縦列にある自身以外のカードを破壊する効果を持つ。永続罠「ライン・プロモーション」の効果を受けると「竜王」と成り、効果による破壊範囲が両斜めにまで拡大する。
通常時
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八雲興司の配下であるナンバーズハンター、飛車角が使用するナンバーズ。
VS天城カイト戦で登場した。
「クイックスター・レベル3」でレベル6となった「ラインモンスター Kホース」と「ラインモンスター スピア・ホイール」をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚され、フィールド魔法「ラインワールド」の効果で攻撃力を500ポイントアップさせた。
効果を使用してカイトの「銀河眼の光子竜」と伏せカード1枚を破壊し、「ラインワールド」の効果で破壊した2枚を飛車角の墓地へ送った。さらにカイトにダイレクトアタックしたが、カイトの「フォトン・ジャンパー」でバトルフェイズを終了させられてしまった。
その後、「ライン・プロモーション」の効果を受けて効果範囲を拡大し、範囲内にいた「フォトン・ジャンパー」を破壊、さらに「ラインワールド・リバイバル」で、破壊した「銀河眼の光子竜」を飛車角のフィールドに復活させ、このカードで「フォトン・ベビー」を攻撃して破壊、さらに「銀河眼の光子竜」のダイレクトアタックでカイトに大ダメージを与えた。
その後、起死回生のため、カイトは「絶望の宝札」で手札3枚と引き換えに自分のデッキを0枚にしたために、飛車角はそのままターンエンドするだけで勝てると踏んでいた(実際はデッキ切れ対策も用意されていた)が、それでは面白くないということで、「ユニット・バッテリーチャージ」(OCG版「オーバーレイ・リジェネレート」とほぼ同じ効果)でこのカードのオーバーレイ・ユニットを復活させて効果を発動、ライン上の「ギャラクシー・ドラグーン」を破壊してダイレクトアタックを仕掛ける。
だが、カイトは罠カード「ファイナル・ライフ・ガードナー」で、ライフを100にする代わりにバトルフェイズを終了させたために、このカードの攻撃は通らなかった。
とはいえ、カイトのデッキは0枚であり、そのままターンエンドするだけでデッキ切れで決着と思われたのだが、カイトの墓地の魔法カード「セメタリー・リバウンド」の効果で、「セメタリー・リバウンド」がデッキに戻ったためにカイトの敗北とはならなかった。
「セメタリー・リバウンド」によって墓地から発動された罠カード「エターナル・ボンド」によって飛車角のフィールドの「銀河眼の光子竜」はカイトのフィールドに戻される。さらに「エターナル・ボンド」の効果により、「銀河眼の光子竜」は「フォトン・スラッシャー」、「フォトン・クラッシャー」の攻撃力を吸収して攻撃力7100となり、このカードへ攻撃、それによって飛車角のライフは0となった。
その後、紆余曲折を経てアストラルの手に渡り、遊馬とアストラルのラストデュエルでアストラルが使用した。
「パラレル・マテリアル」で2体分の素材となり、さらに「アストラル・マジシャン」でレベルが倍となった「アストラル・ナイト」1体をオーバーレイ・ユニットとしてこのカードがエクシーズ召喚された。
「ガガガマジシャン」を攻撃、「ガガガの脱出劇」の効果で戦闘破壊はできなかったが、「エクシーズ・スパイラル」の効果でこのカードのランク×200のダメージを与えた。
返しのターンに「SNo.39 希望皇ホープONE」の効果で除外されたが、「ランクゲイザー」によって、このカードは特殊召喚された「No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン」のオーバーレイ・ユニットとなった。
その後、No.91が破壊されたことでこのカードは墓地へ送られており、遊馬の「墓地墓地の恨み」の発動条件としてカウントされている。
このカードを出したとき、遊馬のフィールドには「ガガガマジシャン」と2枚の魔法・罠カードが存在しており、3枚のいずれかと同じ縦列にこのカードをエクシーズ召喚すれば漫画版のこのカードの効果は使えたと思われるが、使用されないまま終わった。
「ガガガマジシャン」の場合は、ダメージが入る「No.50 ブラック・コーン号」を優先したかったためと考えられるが、モンスターのいない縦列に魔法・罠カードが少なくとも1枚あったはずであり、そこにエクシーズ召喚すれば少なくともその魔法・罠カードは破壊できた。
プレイングミスではないとすると、考えられる可能性は、漫画版のこのカードには「ラインワールド」がないと効果を発動できない隠された制約があったと言ったところだろうか。
自身のナンバーは、左胸に描かれている。
カード名の「ラインモンスター」の部分は、飛車角戦での召喚時に一度呼ばれただけであり、その後は単に「チャリオッツ・飛車」と表示されるだけであったため、「ラインモンスター」はカード名ではない肩書きのようなもので、正式な名前は「No.72 チャリオッツ・飛車」であるとも考えられた。しかし、OCG版の情報が公開された際、カード名に「ラインモンスター」が含まれていたことから、「ラインモンスター」を含めたものが正式なカード名であるようだ。
そのため、OCGの情報が出る以前の文章では、このカードのカード名を「No.72 チャリオッツ・飛車」としているものも存在する。
アストラルが使用した際には、一度も「ラインモンスター」とは呼ばれなかった。漫画でのカード名は「ラインモンスター」がなかったのだろうか。
ジャンプコミックス「遊☆戯☆王ZEXAL」第5巻(2013年8月2日発売)の同梱カードとしてOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
※「Vジャンプ」2013年9月号 46ページによる
ランク6/地属性/獣戦士族/ATK 2500/DEF 1200
レベル6モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体と
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。
この効果を発動したターン、相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。
効果に必要な素材数が2つに増やされ、戦闘ダメージ半減のデメリットが付加されたが、破壊するカードは縦列でなくともよくなった。
同じランク6にも「セイクリッド・トレミスM7」や「甲虫装機 エクサビートル」、「ガントレット・シューター」といった除去効果を持つカードが存在するが、このカードの利点は2枚破壊できること。カード・アドバンテージ(手札やフィールドのカード枚数による優位性)の考え方では優れている。
しかし、モンスターとセットされた魔法・罠の両方を選択できなければ効果が使用できないため、どちらかが相手のフィールドにない場合、効果が使えないというデメリットがある。
また、「奈落の落とし穴」のような召喚までに妨害するタイプのカードの場合、このカードを出した段階で使われてしまうので、せっかく効果で伏せカードを除去できても、それらのカードには力を発揮できない。
戦闘ダメージ半減のデメリットもあるため、せっかく相手のカードを破壊して攻撃の準備を整えても、与えられるダメージ量が減り、止めを刺せなくなってしまう。攻撃力も少々低めであるが、それ自体は「迅雷の騎士ガイアドラグーン」である程度補える。しかし、その場合でも戦闘ダメージ半減が邪魔になる。
デメリットの存在から、上述した「セイクリッド・トレミスM7」などの方が除去としては優れていることが多い。このカードを使う場合は、セットした魔法・罠を破壊したい場合になるだろう。また、どの道あまり戦闘ダメージを与えられないという場合なら、デメリットが気にならないので、破壊枚数の多くなるこちらを使うこともあるだろう。
▲No.72 ラインモンスター チャリオッツ・飛車に関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
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