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SAM(ミサイル)


ヨミ: サム
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SAMとは、地対空ミサイル【Surface-to-Air Missile】の略語である。また、艦対空ミサイルも【Ship-to-Air-Missile】なので略語は同じになる。


概要


地上(または水上戦闘艦)から発射され、中の標を撃破するためのミサイルである。誘導装置と推進装置(ロケットモーターなど)をもつ。通常、弾道ミサイルを迎撃するためのミサイル(ABMミサイル防衛)とは区別される。

ミサイルサイト車両上の発射機で運用されるが、個人で携行・使用可サイズものもある。知られているものではFIM-92スティンガー”などが有名だろう。最近ではこういった携行対空ミサイルシステム(MANPADS: Man-portable air-defense systems)がテロ組織によって使用されるのではと警されている。

ちなみに大のものは、捜索・識別用のレーダー揮装置などと組み合わせてセットとして運用する。こういった射程の異なるSAMや、対機関などを組み合わせて多層的な対防御網を構築するのが基本的な運用法となる。

陸上用のシステムが艦上用に転用されたり、航空機搭載用の空対空ミサイルAAM)がSAMに転用されることもある。

誘導方式はレーダーホーミング、赤外線、可視画像識別、レーザービーム誘導、手動操作など多岐にわたる。エレクトロニクスに強い日本が存外がんばっている分野でもあり、自衛隊の装備として各種SAMが開発されている。


発祥「日本の兵器が世界を救う」 兵頭二十八 徳間書店 2017 pp.232-234


1945年ソはドイツの「ヴァッサーファル」という、地対空ミサイルの原となる研究をそれぞれ押収し、強い感銘を受けた。

当時のソ連空軍米国に対し優位に立つ自信を持つことができず、都市米軍の重爆による攻撃から守るための実用的な防システムを必要としていた。そこでヴァッサーファルコンセプトを継承した実用的な防ミサイル「S-25」(西側では番が分からなかったので仮に「SA-1」とした)を開発して1954年に実戦配備、モスクワレニングラードの周囲に配置した。

ソ連はS-25をさらに良して「S-75」(西側呼称SA-2)を作った。SA-1は固定式だったがSA-2車載化されて固定基地に依存しなくなった。SA-2チャイナキューバベトナムへも供与された。やがて1959年以降、CIAU-2SA-2で撃墜されるようになった。空軍は当初これが地対空ミサイルの成果なのかどうか疑っていたが(この時点では米国製の地対空ミサイルもまだ実戦で試される機会がなかった)、1962年U-2キューバで撃墜されると、SA-2ジェット機にとって脅威であることを疑わなくなった。

一方で陸軍はヴァッサーファルから独自の地対空ミサイル「ナイキ・エイジャックス」を1953年に仕上げ、さらに性を向上させた「ナイキ・ハーキュリーズ」を1958年に配備、翌59年には低域用の「ホーク」も部隊に配備している。


日本で使用されているSAM


ホーク/ナイキ

ホークセミアクティブレーダー・ホーミングで30mのから高度15kmまでをカバーする。射程は30km、ホーク40km。ナイキはミサイル標に命中するまで、地上から線で誘導を行なう。ナイキJで射程140km、射高45km。ホーク部隊は1965年に、ナイキ・アジャックスは1963年自衛隊内に部隊が編成された。ナイキは当初陸自部隊として編成されたが後に空自に所属を変更した。(ナイキ、ホークをめぐっては陸自空自利権争いが発生し、最終的に高高度に対応するナイキは空自利権、中高度~低高度に対応するホーク陸自利権となった)自衛隊最新兵器ワールドフォトプレス光文社文庫 1985年 pp.169-170ナイキは後にパトリオット更新されたが、陸自ホーク2018年現在も維持されている。

91式携帯地対空誘導弾

日本におけるMANPADSで別名携SAM、あるいはSAM-2、称はハンドアロー。現行のB型は民生部品転用によるコスト低減、赤外線映像誘導方式採用による、命中精度の善などが図られている。→91式携帯地対空誘導弾

81式短距離地対空誘導弾

別名短SAM、あるいはSAM-1。称はショートアロー。短距離地対空ミサイルとして平成7年度より調達が始まっている。現行のCではロケットモーターの排煙量減少、有効射程増大、誘導方式を赤外線から映像赤外線/アクティブレーダーの二種類へ変更がされている。発射方式がランチャータイプであるため即応性にかけるという摘がある、現在後継機種が導入中。→81式短距離地対空誘導弾

11式短距離地対空誘導弾

開発時、短SAM(II)とも呼ばれたもの。81式地対誘導弾の後継機種。ミサイル発射方法がキャニスター方式にめられたので限定的ながらも対地ミサイル巡航ミサイルへの対応が可になったとされる。→11式短距離地対空誘導弾

03式中距離地対空誘導弾

現在、高速・低飛行(巡航ミサイル対地ミサイル)への更なる対応とネットワーク化を進めた03式中距離地対空誘導弾()を開発中。→03式中距離地対空誘導弾


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関連項目



地対空ミサイル



艦対空ミサイル



最終更新日: 19/06/14 00:44
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