ニコニコ大百科モバイル

7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します


SKK


ヨミ: エスケイケイ
掲示板をミル!
31カキコ!

SKKエスケイケイ、Simple Kana to Kanji conversion program)とは、オープンソースで開発されている日本語システム日本語メソッド)である。


概要


東北大学教授佐藤雅彦氏によって開発されたシステムであり、現在はSKK Openlabによってメンテナンスされている(同ラボからリリースされるSKKはDaredevil SKKと呼ばれている)。Emacs上で動くもの(Emacs Lisp実装されたもの)がオリジナルのSKKであるが、現在様々なプラットフォームで動くように有志によって移植されており、WindowsからMacSCIMなどのフレームワークサポートするLinux論のこと、最果てにはAndroidで動くものまで存在する。凄い、凄いぞ、SKK。

また、シフトキーを多用するため、小を酷使し、最悪腱炎になる可性もあるが、SandSなどSKKユーザーにとっては当たり前だが、傍から見た一般人にとってはあんまりな、変態的なアプローチによって対処できる。

非常に独特な変換方法であるがため、一旦慣れてしまうとSKK以外の日本語システムは使えない、って人もなかなか多い。


その非常に独特な変換方法について


最初に言っとくけど、SKKの変換方法はガチで非常に独特である。

SKKの最大の特徴は、形態素解析[外部](簡単に言うと、ひらがなで構成された文章を解析し、単に分けた後、品詞を判別すること。Wikipedia見れ[外部])を一切行わず、文章の成分の解析(文章中で、どれが「かな」どれが「漢字」か)を全てユーザーが行うことである。

詳しく解説しよう。MS-IMEATOKは、スペースキーを押され変換を命されたら、どこの単を変換すればよいか文章を解析し、最適な漢字へ変換する。この動作は全て日本語システムが行う。しかし、SKKは形態素解析のプログラムを持たない。ということは、SKKはどれが漢字に変換すればいいかどころか、文字列のどれが単で何の品詞かさえも分からないのである。そのためユーザーは、シフトキーをかっちゃかっちゃと押しながら、漢字変換する単を一ずつこちらから定するのである。通常、SKK使用時は入してもひらがなモードによる)が確定の状態で打ち出され、こちらから変換を定しない(シフトキーを押さない)限りは漢字変換は開始されない。また、文章を解析するを持たないので、SKKの変換補は辞書を検索してヒットした順に並べられている。滅多に使わない字だと、変換補とにらめっこが続くのはSKKユーザーしも経験することである(一応、ユーザー辞書というものが存在し、今まで変換された文字プールされ、次に変換する際は優先に変換補に出される。なのである程度は最適化されるが、ま、その辺はMS-IMEATOKの方が有利である)。


よく分からんだろうから変換方法を実例してやるわ


じゃあ「へんかん」って文字列を「変換」と変換してみる。べ、別に落じゃないんだからね///

では速、SKKを有効にして入してみると、

へんかん

あれ、文字が全部ひらがなになって、確定の状態で出てくるね。これじゃ変換できねえよksg

なぜならば、SKKは変換したい時は定しないといけない。要は、漢字を変換したい時にだけSKKの変換を開始するトリガーとしてシフトキーを押す、ということである。シフトキーが押されるタイミングは、

である。

変換のプロセスが開始されると、

へんかん

と頭に抜きの逆三が付く。この状態で入された文字列は「見出し」と呼ばれ、変換の対になる(また、この状態を「モード」と呼ぶ)。

ここからスペースキーを押すことで変換が開始されるのは、他の日本語システムと同じである。安心だね。じゃあスペースキーを押してみようか。

▼変換

が▼になり、なんとか漢字が変換されたね。この状態は「モード」と呼ばれ、見出しを辞書に従って変換するモードである。もし、他の単に変換したかったらスペースキーを押すと別の補が表示される。

じゃあ、文章を変換してみようか。

家の裏でマンボウが死んでる

この文章をローマ字再現すると以下のようになる(変換の補が全てトップに出てきたと仮定する)。

Ie noUra deMannbouqgaSiNnderu

スペースキーを押したところは半角空白に、シフトキーを押したところ(と "q"を押したところ)は文字になっている。見難いと思うけど、ちょっとは配慮してやったぞ。喜べ愚民

マンボウ(mannbou)の後に"q"がタイプされているが、これによって「まんぼう」を「マンボウ」とカタカナにしている。詳細は後述)

とにかく、このようにキーボードタイプすることで上記のような文章に変換することができる。先程も書いた通り、ひらがなはすべて確定の状態で打ち出されるのでエンターキーを押す必要が少なくなるというのはSKKの利点の一つである。また、変換する文字一覧のウインドウ(Emacsだとバッファ)を出さずに出たら、そのまま入を続行すれば確定されるため(「暗黙の確定」と呼ばれる)、エンターキーを押さずに済む。エンターキーをできる限り迫できる日本語システム、それがSKKなのです。

送り仮名を定した間に、動詞は変換がされるので、欲しい変換補が一番に出てきたら、スペースも押さずそのまま次の文字を入できる。ただし誤変換には注意。

また、一覧から文字を選択する方法も独特である。MS-IMEATOKならば、補ウインドウから矢印キーを使って選択するが、SKKの場合は、変換補の単に英字が一つずつ割り当てられ、変換したい補の英字をタイプすることで選択され確定する。

変換補はこんな感じに表示される。「」で変換した。

A:気 S:期 D:機 F:木 G: H:基 J:器 K:奇 L: [残り 129]

この中に変換したい漢字がなければスペースキーを押すことで、次の補が表示される。QWERTY配列ん中の列の順に英字が割り振られているのも、魅の一つである。ナイスだね!

また、ここまでの解説で分かったと思うけど、SKKは一度に一しか変換できない(決して欠点なんかじゃないぜ)。他の日本語システムは多文節の変換が可であるが、SKKは単文節のみの変換を行うことで、シンプルかつ流れるような変換(後述)が可になっているのである。


カタカナについて


変換モードになっている際、キーボードの"q"を押すと、文字列はカタカナになる(カタカナモードで同様の動作を行うと、ひらがなになる)。とってもとっても便利。

どびんす

の状態で"q"を押すと、


ドビンス

と確定の状態でカタカナになる。

なお、SKKで使われるキーバインドは後に解説する。


もっと変換例


変換の補が全てトップ以下略

今日気は晴れです。

Kyou noTenki haHaRedesu.

我輩はタコである。理由は未だ無い。

Wagahai haTakoqdearu.Riyuu haMaDaNaI.

大丈夫?結婚する?

Daijoubu ?Kekkonn suru?

作者を病院にシュゥゥゥーッ!!

Sakusha woByouinn niShuxuxuxu-xtuq!!
Chou !Ekisaithinnxtuq!

あの頃みたいにランデブー

anoKoro mitainiRanndebu-q
uma
anoKoro mitainiRanndebu-q
simauma
anoKoro mitainiRanndebu-q
uma

友人は大事にしよう


sositeAto deUragiRou

SKKを使うことの利点


こんなん使えねえよ(゚Д゚)ゴルァ!って思う人も多々いるだろうが、SKKを使用することには以下のような利点がある。


文章を頭から流れるように書くことができる


MS-IMEATOKといった日本語システムで文章を書くときは、ひらがなで書いてから、それを一気に文字に変換して、(文章を遡って)誤変換を順々に直していく。しかし、普通人間ペン手書きで文章を書くとしたら、文章を上から下へ流れるように書くのが普通である。一度全部ひらながで書いてから、必要な単だけ消しゴムで消して漢字に書き直す、なんてそんな馬鹿な文章の書き方をする人はいないはずである(多分)。そういった意味では、SKKは必要時に適宜漢字変換を行い、また一度に一しか変換できないため、SKKで文章を書くということは人間本来の文章の書き方に非常に良く似ている

上から下へ流れるように文章を書く。それがSKKは可であり、人間的な動作で、コンピュータ上に文章をアウトプットできるのである。やれ一般人にゃ慣れない変換方法だの、やれとっつき難いだの、やれ変態だの、色々と言われているが、文章を書く日本人としては最も理にった変換方法であるのだ。


エンターキーを押す回数が減る


SKKは変換を定しない限り、変換は開始されない。そのため、エンターキーを押す回数は減る。また、「暗黙の確定」のお陰もあり、やはりエンターキーを押す回数は減らすことができる。本気出せば、改行以外の全ての文章をエンターキー押さずに書くことも可である。

あんな遠いキーを押す回数が減るなんて、なんて素しい日本語システムなんでしょう!

もう一度言いましょう。エンターキーをできる限り迫できる日本語システム、それがSKKなのです。


変換はユーザーが全て決める = 誤変換が減る


SKKは賢い辞書を持っているわけではない。純然とプールされた漢字の辞書ファイルから、ユーザー漢字を探すだけ。加えて、変換の箇所もユーザー定する。

しかし、その動作によって、文章の解析は必然的に(文章を書いている)ユーザーが行うことになり、ユーザーの意図通りに文章は変換されるのである。そのため、誤変換というものが他の日本語システムべて少なくなり、また、話し言葉や方言などで変換結果が左右されにくくなる。また、変換できなかった場合の対応も大変よろしい。一般的な日本語システムは、辞書にない文字なんとかして変換しようとし、それが誤変換に繋ってしまうことがしばしばある。しかし、SKK は辞書になければ「変換できない」と潔くユーザーに通達し、送り仮名の位置が違っていたり、単自体が存在しないのでは、とユーザーに警告し、そして「その単は、今後どのように変換すればいいのか」と辞書登録を促すのである。

誤変換を減らす以外にも、SKKの流れるような変換方法も相俟って、ユーザーストレスも減らすことができる。


そこそこ高速


SKK自体は他の日本語システム較した場合、シンプルシステムであると言えよう。そのため、どのSKKアプリケーションは高速に動作する。また、慣れれば素タイピングすることができる。


非常に素敵なキーバインド


SKKのキーバインドはやはり独特である。SKKは入モードを切り替える場面が非常に多いが、"q"キーを押せば「カタカナモード」になり、"l"を押せば「アスキーモード」と、ホームポジションを崩さず、そして装飾キーを使わずに単一のキーで操作することができる。慣れると非常に便利で、合理的だと理解できるはず。


フリーである


どのSKKのアプリケーションフリーかつオープンソース開されている。また辞書ファイルフリーダウンロードであり、導入におけるコストはかからない。


弱点・欠点


でも気合でなんとかしましょう。


文章に沿った最適な変換候補を出せない


最大の特徴でもある「形態素解析を持たない」ということで、SKKは文脈を解析し、最適な単を変換補にすることができない。例えばATOKMS-IMEは、「が降る」の「降る」という変換を、「」という単に反応して「降る」という変換補にするであろう。それはSKKにはできない。「振る」や「経る」といった単トップの変換補になる可性もある。そのため、時々スムーズさに欠けると感じる人もいるだろう。

しかし、よく訓練されたSKKユーザーはそんなこと気にしない。


辞書と語彙


SKKは辞書もフリーで容易されており、通常使用であれば「SKK-JISYO.L」があれば大抵事足りるだろうし、人名や著名人鉄道関係の辞書なども用意されているが、やはり彙量で販のATOKGoogle 日本語入力などとべると、見劣りするのは事実であろう。しかし、Social IMEを使用することができる「PySocialSKKServ[外部]」などを利用することで補することができる。これによって、インターネットスラングニコニコとか)や、ゲームアニメの固有名詞にも対応することができると思われ。


次へ»
最終更新日: 16/02/12 23:49
タグ検索 パソコン版を見る


[0]TOP
ニコニコ動画モバイル
運営元:ドワンゴ