「お前、死相が見えてるぜ」
そう言った彼は璞の前に佇みながら
銃口を璞の眼に合わせた
璞は震えながらその銃口を見つめるのみだった
ただの黒が延々と続いている
璞にはそれが奈落のように深く続く闇に見えた
わずか36口径の鉛が存在している
しかし闇に染まるそれを目視できるわけでもない
果たして本当に、歿は存在するのか
解らず、解らぬままに
ただ、引き金を引かれるのを
黙って
眺めるだけだった
そんなコミュニテー
- 1
- 0pt
|
|
最新の話題で記事を新しくしてみませんか?
4月23日 シジミの日 ウェカピポの妹の夫 思ったよりヤバイのが出てきたな どうすんだこれ 釘宮病 Today is Friday in California ニコニコ大百科:パンくずリスト 千束の銃