かまいたちの夜

この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいる個所を正しく表記いたしません。 ネタバレとなる説明を避けています。よって、情報が事実と異なることが書いてありますが、そちらはネタバレ防止によるものです。

　

こんや、12じ、だれかがしぬ

　

概要

「かまいたちの夜」とは、チュンソフトが1994年11月25日にスーパーファミコンで発売したサウンドノベルゲームである。
発売当時、斬新なシステムと本格的なミステリーを感じさせるストーリーで人気を博した。続編と合わせて一般に「かまいたちの夜シリーズ」と呼ばれている。

1998年12月3日に、プレイステーションで『かまいたちの夜 特別篇』としてリメイク。
フローチャート確認機能の他、ミニシナリオとオーディオドラマが追加されている。

2017年2月16日に、PlaystationVitaで『かまいたちの夜 輪廻彩声』としてリメイク。
立ち絵が影絵からイラストに変わり、キャラクターの台詞がフルボイスとなった。また「ひぐらしのなく頃に」の竜騎士07による新規シナリオが追加されている。
立ち絵の仕様変更については「2010年代のライトノベル世代向けに」という事だったが、従来のファンからの反発が強く、Twitter上でイラストを担当した絵師が謝罪する騒動に発展した。
仕様変更について絵師さんを責めるのは筋違いなので、やめようね！

どんなゲーム？

チュンソフト制作のサウンドノベル『弟切草』に続く第二弾。
アドベンチャーゲーム・推理ゲーム・ノベルゲームの潮流を作ったとも言える。

主人公の独白で構成されるストーリーを読み進めながら、途中で現れる選択肢によってストーリーが分岐し、エンディングが変わる。また、例外的に推理の過程で犯人の名前を入力するシークエンスがある。

脚本は「8の殺人」「殺戮にいたる病」などで高い評価を受けている推理小説家・我孫子武丸（あびこたけまる）が担当。本編は本格的なミステリーとなっており、これにロケハン撮影された高品質な背景、秀逸なBGMやSE、画面効果が加わり、プレーヤーに恐怖を与えることに成功している。

「1」以来のメインテーマは、中嶋康二郎によるもの。不穏な予兆を思わせる楽曲はいずれも評価が高く、ワイドショーや報道番組のBGMとして使用される事が多い。
「２」においてはオープニングおよびタイトル曲を東儀秀樹が担当。恐ろしくも美しい映像と相まってトラウマメイカーとなった一方、エンディングテーマ「海の向こうのさがしもの」は哀切で印象的である。
また、パッパラー河合、羽毛田丈史といった豪華な面子が音楽を担当している。

特定の条件をクリアするたびに分岐できるストーリーが増加するために「やりこみゲーム」としての側面も持っており、これもファンを増やす要因となった。

キャラクターは1では紫色（一部のシーンでは緑色）、2以降は水色の透過シルエット。ボイスに関しても本編には存在しないため、プレイヤーはキャラクター像について比較的自由な解釈が得られる。

ニコニコ動画におけるかまいたちの夜

マルチエンディングであるため、特殊なエンディングを見せるプレイ動画が多い。
また、かまいたちの夜をモチーフにした二次創作ゲームが人気である。

ガイドライン

以下のガイドラインが有名。 ※ゲーム内容のネタバレのため、白地で反転。

• 宿の周りを４人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格のカメラマンが襲われた
• 裏口から徒歩１分の雪上でバイトが頭から血を流して倒れてた
• 突風でひやりとしたので窓に近づいてみるとバラバラ死体が転がっていた
• 勘違いされた社長が監禁され、目が覚めたら社長が殺されていた
• 車で焦って横転して遭難した、というか遭難した後からバイトの死体とかを発見する
• 宿が強盗に襲撃され、女も「男も」全員殺された
• ２１時から３時５０分までの７時間の間に4人が襲われた
• もうちょっと上までマッサージしてもらえば素敵だろうと思ったら、宿のメンバーが全員スパイだった
• 初体験の1/3が大阪経験者。しかも在学中は入社できないという都市伝説から「大学生ほど危ない」
• 「そんな危険なわけがない」といって二階へ行ったバイトが数十分後クローゼットで殺されていた
• 「冗談で答えれば襲われるわけがない」と自分が犯人と言った学生がバイトに腹を刺されて本気で殺された
• 最近流行っている犯罪は「ストック殺人」　ストックを手に持って恋人に襲いかかるから
• 初体験から２回は悲劇にあう確率が150%。一度サバイバルになってまた大阪になる確率が50％の意味
• ペンションシュプールにおける殺人事件による死亡者は１日平均5人、うち約1人が田中

　

シリーズ紹介

ピンク文字は「ピンクのしおり」解放後、金文字は「金のしおり」解放後に読めるシナリオ。
2・3の黒背景は「黒のしおり」解放後となる。

かまいたちの夜

• プラットフォーム：SFC・PS・GBA・PC・VC・Vita
• CERO：Ｄ

スキー旅行に出かけた主人公・透と彼のガールフレンド・真理。旅行の宿泊先であるペンション「シュプール」は真理の叔父が経営しており、シーズンともなるとスキーや料理を目当てに訪れる客で繁盛する。
美味しい夕食を堪能した後に宿泊客のOL三人組が部屋へ戻ると、部屋の前に一切れの紙が置いてあった。
「こんや、12じ、だれかがしぬ」
誰かのいたずらかと思われたそれは、12時よりも前に、突然起こった......。

ミステリー編

上記参照。

スパイ編

慣れないスキーで疲れた透が真理にマッサージをしてもらっていると、突然真理が悲鳴を上げた。透は冗談半分で「スパイじゃないかな」と言うと、真理は一瞬目を光らせる。今夜現れる「かまいたち」とは一体何だろうか？

悪霊編

慣れないスキーで疲れた透が真理にマッサージをしてもらっていると、突然真理が悲鳴を上げた。透は冗談半分で「幽霊じゃないかな」と言うと、彼女は顔を強張らせる。シュプールには最近『出る』という噂があるらしく......。

鎌井達の夜編

シュプールの談話室にゲーム機が置いてあった。「かまいたちの夜」というゲームが遊べるようだ。主人公の名前を透、ヒロインの名前を真理にし、さっそく電源を入れてみると......。

雪の迷路編

真理に車の運転を任せたのが間違いだった。雪山で遭難し、透と真理は歩いてシュプールを目指す羽目になる。方々迷いながら、やっとシュプールに辿り着くと、そこには......。

真理の探偵物語編　※PS・旧モバイル・輪廻彩声のみ

シュプールでの事件を解決した透と真理は、その流れに乗って探偵事務所を開いていた。そんな中、ある事件を解決する手がかりを求めて、ある人物が現れる。

我孫子氏からの挑戦状　※GBAのみ

本作の作者・我孫子武丸からの挑戦状！当時発売を控えていた続編『かまいたちの夜2』の宣伝告知である。

A NOVEL　※旧モバイル・輪廻彩声のみ

シュプールで楽しい夜を過ごした翌日、殺人事件が発生する......。
元は公式ガイドブックに掲載された小説をゲーム化したもの。ミステリー編のパラレル展開に相当し、犯人もトリックも異なる。選択肢は存在せず、出題編と解答編に分かれている。
なお、ファンブック『あなただけのかまいたちの夜』では、この小説版に選択肢を付け加えてさらに分岐したユーザー公募シナリオが収録されている。

辺獄の真理編　※輪廻彩声のみ

シュプールの客室で目覚めた透は、全ての記憶を失くしていた。真理やシュプールの人々と交流する中で、透は周囲の状況に次第に違和感を覚えていく......。
本シナリオは『輪廻彩声』の書き下ろしであり、『ひぐらしのなく頃に』等を手掛けた竜騎士07が執筆を担当している。

Oの喜劇編

夕食を取る為に食堂へ行くと、そこには珍妙な姿の人物が。食後に談話室でまったりしていると、突如として雑巾絹を裂くような悲鳴が......。

暗号編

窓ガラスの割れる音で、田中の部屋へ急ぐ透たち。そこにあったのは「シュプールに宝が隠されている」と書かれた一切れの紙だった。

不思議のペンション編

ペンション「クヌルプ」へ辿り着いた透たちは、宝を探すべく地下室へと進む。そこは不思議のダンジョン、もとい「不思議のペンション」だった。

チュンソフ党の陰謀編

「あたしでも、もう少し時間があったら、多
　分すぐ分かったでしょうね」
「負け惜しみを言うんじゃないよ。素直にほめてくれた
　っていいじゃないか」
　ぼくは言い返した。
「それにしたって……まあ、いいか。君は偉
　い！　……これでいい？」

ちょっとエッチなかまいたちの夜　※PS・輪廻彩声のみ

こら、真理！やめるんだ！......うっ......ふぅ......。
全編ボイスドラマ。キャストはドラマCD版の声優が担当。『輪廻彩声』では改めて同作の声優で新録。

かまいたちの夜２〈監獄島のわらべ唄〉

• プラットフォーム：PS2・PSP
• CERO：Ｄ（旧レート【18】）

雪山のペンション「シュプール」でおきた殺人事件を題材にしたゲーム「かまいたちの夜」（前作）が大ヒット。その礼として、透と真理はゲームの作者「我孫子武丸」から彼の別荘「三日月島の三日月館」へと招待された。
実際にはシュプールで殺人事件など起きておらず、楽しく過ごした思い出しかない。一方、作品に出てくる登場人物は、みな実在する人物だった。
ゲームをプレイした限り、当時シュプールにいた者しか知らないような描写もある。もしかして、この中に「我孫子武丸」がいるのだろうか？
あの時の宿泊客も招待を受け、次々と三日月島にやってきた。ただ一人、ある人物を除いては......。

前作でシナリオを担当した我孫子武丸は今作では脚本監修に回っており、メインシナリオの「わらべ唄篇」等は田中啓文、サブシナリオの一部は牧野修が担当している。

わらべ唄篇

上記参照。

陰陽篇

陰陽道の儀式にのっとった形で次々と不可解な死を遂げる人々。果たして生き残るすべはあるのか。
参訪れるまでに九執血で満たせよ。ひとつ、ふたつ、みつよついつつむつ......。

底蟲村篇

すでに廃村となった「底蟲村（そこむしむら）」の伝統に繋がる話。
わらべ唄にある「みのむし」とは何なのか？　常世の国の伝説とは？

サイキック篇

「アイダホポテトォォォォ！」から始まる物語。このストーリーのみ、真理視点で物語が進む。
客は全員古泉一樹超能力者！？「ガンツフェルト症候群」とは……。

ぼくの青春篇

本編から派生する、一本道の短編。どういう顔すりゃいいの。

ぼくの恋愛篇

青春篇よりカオスな一本道の短編。血も凍るような結末。

官能篇

PSP版で18禁（CERO旧レート）になった原因その１。
積極的な真理。悩ましく揺れる尻。男女関係なくモテる透。赤いハンカチだけが知っている真実とは？

わらび唄篇

軽快なリズムのわらび唄にのせて盆踊り！？透は出発前から何故か身の危険を感じ、某ステルスゲームの主人公みたいな状態に。そんな透の心配も聞かず、真理は祭を楽しんでいたが……。

ラブテスター篇　※PS2のみ

透と真理が初めてのデートに挑む。二人の距離は縮まるのか？
2人プレイ専用モード。1Pが透（男性役）、2Pが真理（女性役）となり、互いの選択肢によってデートをうまく進めていく。2人の相性によって展開が変わっていき、プレイ終了後に診断結果が出される。

ちょっとエッチなかまいたちの夜2　※PSPのみ

三日月島に訪れた透は、招待客達が妖しい行為を行っている声を館のあちこちで聴くことに......。
前作PS版と同じく全編ボイスドラマ。

妄想変篇

本作屈指のトラウマシナリオ。
視界が歪み、残像が見え、支離滅裂な展開や会話など、とにかくおかしな事になっている。その原因とは……この物語は、1をプレイしてからの方がよりいっそう楽しめます。

洞窟探検篇

謎解き系。迷宮さながらの地下洞窟を探検する透と真理。数多の謎と仕掛けを踏破したその先に、果たして伝説に残る宝は実在するのだろうか？

惨殺篇

PSP版で18禁（CERO旧レート）になった原因その２。
タイトル通り、その描写は屈指の陰惨さと血生臭さを誇る。糸のような白い虫。心の底から湧き上がってくる快感。燃え上がるような夕焼けの中、真紅に染まった「奇妙な果実」を前にして……

陰謀篇？

　　　ア×マ△テ　　　
　　　×リ□オ×ル　　　
　　　△ダ△キ□　　　
　 タ×ヲ△キ□シ×ズ 　
「触れてはならぬものを見たな」

？？？

A：呪われよ　B：苦しみを選ぶ　C：注意　D：何故あなたは死ぬか

かまいたちの夜×３〈三日月島事件の真相〉（PS2）

• プラットフォーム：PS2
• CERO：C

三日月島における連続殺人事件では多くの血が流れ、生き残った人々も心に大きな傷を負った。事件解決後、香山は罪悪感からか、三日月島の呪いに苦しむ人の夢を何度も見るようになる。
祈祷師・ケマルーア彦田によると、かつて三日月島を統治していた岸猿家当主・岸猿伊衛門の怨念が、島で死んだ者の魂を束縛し成仏できずにいるという。そこで香山は彦田の助言に従い三日月館を修復、事件の一年後の8月15日に事件の当事者を集め、犠牲者の供養を行うことを決意した。
因縁の地で、一同はまたもや奇妙な事件に巻き込まれてゆく。

主人公として透の他、香山・俊夫・啓子の4人が登場。彼らの視点から交互に物語を進めていく事となる。

初代の脚本を手掛けた我孫子武丸が再びメイン脚本に戻った。また、ストーリーを掴みやすくするために『1』『2』のメインシナリオ部分のみ再録されている（サブシナリオへの分岐はばっさりカットされているため、体験版に近い）。

ペンション“シュプール”編

再録シナリオ。『かまいたちの夜』のミステリー編を参照。

監獄島のわらべ唄編

再録シナリオ。『かまいたちの夜2』のわらべ唄篇を参照。

三日月島事件の真相編

『かまいたちの夜×3』のメインシナリオ。上記参照。

ちょっとエッチな番外編

美樹本を呼び出した香山は「霊の写真」を見せてくれという。一年前の三日月館で撮った写真に、美女の霊が映っていたのだ。香山たちは美女を求めるべく、三日月館へと旅立つ。供養はどうした。

犯人編

ありそうでなかった、シリーズ初の「犯人視点」。
一体犯人はどんなトリックを使って犯行に及んだのか？選択肢なしの小説感覚のシナリオ。

終章

エピローグから分岐。金のしおりを獲得したものだけに与えられる最高のシナリオ。
これを見ずに、この作品を終わりにしてしまうのは勿体ないと言うほかない。
事件が解決した後の顛末が見られる。

真かまいたちの夜〈11人目の訪問者(サスペクト)〉

• プラットフォーム：PS3・Vita
• CERO：D

小説家志望の青年・坂巻快人は小説の題材を求め、岩手県遠野市のペンション「ブラウニー」を訪れた。
そこで大学時代の友人（友達以上カップル未満）の京香と再会するが、彼女の隣にはガタイの良いイケメン・池谷がいた。
その日の宿泊客は10人。しかし実際には11人いる。宿泊者名簿を紛失したオーナー・鳥飼が忙しそうにする中、部屋のドアには一枚のメッセージカードが。

「7時のサプライズパーティーをお楽しみに」

しかし鳥飼はこの事を知らず、謎が解決されないまま7時となった。
食堂にいた一同は、宿泊客の一人・雪乃の一言で凍りつく。

「お風呂に......」

本作ではしおりの種類が多岐にわたっており、恒例の「ピンクのしおり」以外にも「赤のしおり」「ボッコちゃんのしおり」「黒のしおり」「金のしおり」「プラチナのしおり」が存在する。また一部のシナリオはDLC販売となる。

シナリオライターは初代から参加している我孫子武丸や麻野一哉の他、新たに黒田研二、小林泰三、田中哲弥、汀こるもの、山口芳宏といった作家陣や、本作のディレクターである醍醐頼希が執筆している。
メインシナリオの「ミステリー編」は黒田研二が執筆しており、我孫子武丸は『2』の時のように脚本監修と一部サブシナリオの執筆を担当。

ミステリー編

上記参照。

ミステリー編（アナザーエンディング）

ピンクのしおりで出現する、誰も死なないミステリー編のパラレル展開。

混浴編　※要DLC（400円→無料）

美肌効果が抜群と評判の「ブラウニー」の温泉。早速お風呂に向かった快人だったが、そこに思わぬ人がやってきて……

みゆきとサトミ編　※要DLC（400円→200円）

本編から３年前の話。ナースのタマゴコンビの出会いと友情について。

<犯人当て>鎌鼬の夜編　※要DLC（無料）

この地にはかまいたち伝説が伝わっており、災いを避ける為に様々なまじないが残っていた。
快人は黒井、神林とともに温泉へ入る。長風呂の神林を残して2人は帰ってくるが、さすがに遅いと様子を覗いてみると、そこには......。

<犯人当て>魔女審問編　※要DLC（無料）

ヒロイン・立花京香の視点で、とある人物の殺害事件の謎を解く本格ミステリー。

超次元探偵O編　※要DLC（400円→200円）

大好きなアニメに登場するキャラクター「ボッコちゃん」のフィギュアを手に入れたいオーモリ。
現所有者の鵜飼との交渉が難航するうち、不可解な殺人事件が発生し……

異次元少女ポポリン編

快人はブラウニー内で紙の切れ端を発見する。そこにはアニメ「異次元少女ポポリン」の小説が書かれていた。

ビンゴ編

快人が卯子酉神社をお参りしていると、「ビンゴ！」と謎の掛け声が。ブラウニーに到着すると、かつて執筆したものの紛失していた小説が順々に手元に返ってくる。「ビンゴ！」の本当の意味とは？

スパイ編

ブラウニーにある「ブツ」をめぐって、日本政府VSテロ組織の戦いが始まる。果たして快人は無事生き残れるのか？

死神編

殺人の犯人を行方不明となった人物と断定して捜索する中、突如聞こえてくる不気味な声。果たして<死神のルール>とは？

妖怪編

サプライズパーティー予定の7時となった。すると食堂の扉が開けられ、コスプレをしたオーモリが奇声をあげてやってきた。自室にボッコちゃんが現れたという。無論誰も信じなかったが、そこへ突然「ボッコちゃん」が現れ......。
沙都美のツッコミと雪乃のSっ気が混沌とする食堂で起こる、シリーズ恒例のコメディシナリオ。

チュンソフ党・告白編

シリーズ定番の隠しシナリオ。ある場所で「告白」することによって読める。

？？？

A.死を選ぶ　B.地獄を選ぶ　C.選べない　D.選ばせない

消えたボッコちゃん編　※PSVitaの体験版のみ

PSVitaの体験版限定シナリオ。
オーモリの大切な「ボッコちゃん」のテレフォンカードが消え、犯人を京香と主張する。京香の無実を証明するために調査が始まる。

みんなでかまいたち

1ルーム最大100人のユーザーで挑むネットワーク推理対戦カードゲーム。
2014年1月20日サービス終了。

ふたりでかまいたち　※PSVitaのみ

ブラウニーで偶然再会した快人と京香は、この機会に仲を深めようと夜の散歩に連れ立ったが、猛吹雪に見舞われて車が故障。二人は方角も分からないままブラウニーを目指して真っ暗な雪道を歩き出すことになるが、クイズの書かれた立て札が現れて......。
2人プレイ専用モード。PS2版『かまいたちの夜2』にあったラブテスター篇に相当する。PS Vitaの左側を快人（男性）役、右側を京香（女性）役が持ち、前面/背面タッチを使用し、2人で協力してシナリオを進めていく。

登場人物

※【】内は登場作品。×3は3と表記。

かまいたちの夜シリーズ（1～×3）

矢島　透 【All】

シリーズの主人公。大学生。ガールフレンドの真理に誘われてスキー旅行にやってきた。
真理とは一歩前進して恋人になるべくアタック中。意外と冷静で、推理力は高い。

小林　真理【All】

シリーズのヒロイン。透と同じ大学に通う。透の事は憎からず思っている様子だが……
シナリオによっては護身術を見せる、ゲスい顔を見せるなど、かなりフリーダム。

小林　二郎【1・2】

真理の叔父で「シュプール」オーナー。40代で脱サラし、ペンション経営に乗り出す。
料理の腕前は一流で、食事の評判の高さもあってペンションは繁盛している。

小林　今日子【1・2】

小林の妻。柔和な性格で、人が争う事は好まない。奇跡のようなメシマズ。

香山　誠一【All】

大阪で会社経営をしている社長。小林の元上司。豪快な関西人でギャグ担当。

香山　春子【1】/春子【3】

香山の妻。儚げで幸薄そうな美人。２の本編開始前に離婚した。

香山　夏美【2・3】

香山の後妻。親子ほども年が離れている。水商売風に見えるが、意外にインテリ。

久保田　俊夫【All】

「シュプール」の住み込みバイト。自称大学六年生のスポーツマン。みどりとの結婚を機にバイトを辞め、スポーツ用品店に勤務。

篠崎　みどり【1】/久保田　みどり【2・3】

「シュプール」の住み込みバイト。ポニーテールのお姉さんだが年齢不詳に見える。俊夫とはいい仲で、１の後でバイトを辞めて結婚した。

渡瀬　可奈子【All】

OL３人組の一人。派手めの見た目で、勝気な性格。

河村　亜希【1・2】

OL３人組の一人。大きな眼鏡をかけており、いかにも仕事が出来そうに見える。

北野　啓子【All】

OL３人組の一人。ぽっちゃり系で、いつもお菓子を食べている。シュプールを宿泊先に選んだのは料理目当ての彼女が推薦した為。

美樹本　洋介【All】

フリーのカメラマン。山男みたいな風貌。見た目に反して紳士的。

田中　一郎【1】

「シュプール」の宿泊客。コートにサングラス姿の謎の男。透の第一印象は「ヤクザ」。

正岡　慎太郎【2・3】

ゲームプロデューサー。女性に対して軽薄な性格。実は閉所恐怖症。

村上　つとむ【2】

自称・大物作曲家。プライドの高いおっさんで、常に威圧的な物言いをする。

菱田　キヨ【2】

我孫子に雇われ、三日月館の管理を任されている老婆。

我孫子　武丸【2】

ゲーム「かまいたちの夜」の作者。正体は不明。

船長【2・3】

連絡船の船長。一同を三日月島に送り届ける。島の歴史について色々知っており、興味を抱いた透達に島に伝わるわらべ唄を教えてくれる。

岸猿　伊右衛門【2・3】

明治時代に財を成し、三日月島を所有していた旧家の当主。三日月館を私設監獄とし、奉公人を酷使していた。昭和に入り岸猿家は没落、太平洋戦争前に自殺したが……

姫宮　麗子【3】

「シュプール」のシェフ。本名・権藤精作。ガチムチかつホモだが、腕前は一級。

ケマルーア彦田【3】

関西では有名な祈祷師。名前をよーく見てみると……？

コートの男【3】

田中一郎に酷似した人物。その正体は……

真かまいたちの夜　11人目の訪問者

坂巻　快人　(CV:中村悠一)

小説家を志望する青年。過去に書いた小説作品を紛失するなど、何かと不運。

立花　京香　(CV:小清水亜美)

快人の学生時代の女友達。大手出版社に勤務し、ブラウニーに取材にやってくる。

白河　雪乃　(CV:花澤香菜)

宿泊客の16歳の少女。アニメキャラクターの「ボッコちゃん」そっくり。

オーモリ　(CV:杉田智和)

宿泊客のオタク。現実の女性に興味はない。

池谷　雅也　(CV:緑川光)

京香の上司。筋骨たくましいイケメン。取材に同行している。

烏飼　優太　(CV:藤原啓治)

「ブラウニー」のオーナー。仕事の多忙さに加え、手際が悪い一面がある。

神林　龍之介　(CV:平野正人)

熟年の紳士。妻と共に銀婚式記念の旅行で宿泊している。

神林　ローズ　(CV:一城みゆ希)

龍之介の妻で西洋人の淑女。手相占いを得意とする。

梅園　みゆき　(CV:植田佳奈)

看護学校に通うナースのタマゴ。おとなしそうな印象。

新貝　沙都美　(CV:小笠原亜里沙)

みゆきの同期。頭は良くないが明るいイマドキの女の子。

赤城　恵美　(CV:星野千寿子)

宿泊客の中年女性。

黒井　爽一郎　(CV:金野潤)

サングラスにコートと、怪しい風体の男。他の客とも関わりを避けている。

トリビア

「１」の舞台であるペンション「シュプール」は、長野県白馬村に実在するペンション「クヌルプ」がモデルとなっており、ロケハンもそこで行われた。
現在も営業しており、当時の姿をほぼそのまま留めている事から、聖地巡礼のように宿泊するファンもいる。冬に限らず、四季を通じて長野の大自然を楽しめるとの評判。

作中にも登場した「ミシシッピマッドケーキ」はクヌルプ名物。
真冬の屋外を撮影して戻ってきたスタッフを慰労する為に出されたところ好評を博し、感謝を込めてゲームの中に登場させる事になったという。

「２」における背景グラフィックは日本各地のロケーションを撮影、デジタル加工および合成によって作成された。
舞台となる三日月島は、神奈川県の無人島・猿島の写真を使用している。意外なところで、三日月館は東京都水道局の駒沢給水所（双子の給水塔）、JR原宿駅などを合成している。
印象的なオープニングムービーのうち、子供がかごめかごめをするシーンは調布市の布田天神社で撮影されたが、撮影中に不可解な現象があったとか何とか……

かまいたちの夜20周年企画

2014年、「かまいたちの夜」がリリースされた1994年から20周年を迎え、LINEクリエイターズスタンプにかまいたちの夜のLINEスタンプが登場した。詳しくは専用サイトへ。

関連動画

かまいたちの夜（SFC）

かまいたちの夜・特別篇（PS）

かまいたちの夜2

かまいたちの夜×3

真かまいたちの夜

関連項目

• 我孫子武丸
• サウンドノベル
• 弟切草
• チュンソフト