きつねとパンケーキとは (キツネトパンケーキとは) [単語記事]

きつねとパンケーキとは、二次元の娘欲しさに始まった漫画である。
単行本は全4巻で完結した。

概要

きつねとパンケーキとは、芳文社のマンガタイムジャンボで連載中の遠山えまのマンガである。きつねの耳としっぽをもつ小学生のコンちゃんを中心にストーリーが展開する。

コンちゃんのように耳やしっぽを持つ娘のことを『獣娘(けものこ)』と呼び、人間に動物のパーツがくっついているような見た目をしている。獣娘は多種類の動物からなり、獣娘だけが通う小学校が存在している。

獣娘が通う小学校では、通常の人間の子供と同じような勉強のほか、将来を人間世界で暮らすために動物としての野生能力を使わないように生活することが求められる。下級生のうちは耳やしっぽを常に隠しておくことが難しくとも、上級生になればおおむね動物としての見た目は消していけるようになるらしい。ただし、動物としての野生能力に依存した生活を送っていると、人間世界での共存は難しくなる。

登場人物

　高尾紺乃(コンちゃん)
パパの作るパンケーキが大好きな小学生の、きつねの獣娘。ユメちゃんやバルちゃんが友達で、下級生に優しくすることができた良い子。様々な難関を成長とともに乗り越えていく。パンケーキを焼けるようになりたい。

　高尾和巳
コンちゃんのパパで、いつも明るくコンちゃんに接している。某魔女映画でパンケーキを焼いていたのを見たのがきっかけでパンケーキを焼き始める。小6まで海の波が苦手だった。黒岳結人とは高校の同級生。画家の夢を追いながら現在無職。

　月山ゆめ(ユメちゃん)
1年生の時にコンちゃんと同じクラスに転校してきた、たぬきの獣娘。転校当初はコンちゃんを乱雑に扱っていたが、パンケーキを食べてから仲良くなる。ユメちゃんがパン屋の店番をする時は特別タイムセールが始まる。

　月山颯太
ユメちゃんのパパであり、パン屋さんの店主。パン屋の経営はユメちゃんの方が上手いため、採算度返しでパンを売りに掛かる。結婚願望があるが、すぐにダマされる傾向がある。

　黒岳昴(バルちゃん)
真面目でしっかりしている、おおかみの獣娘。小学校ではクラスの委員をしている。本当はパパに甘えたいが、パパがどうしようもなく溺愛してくるので、真面目にしている。コンちゃんのしっぽを触るのが好き。

　黒岳結人
バルちゃんのパパで、バルちゃんが一番。IT系企業の副社長をしているが、バルちゃんの命令なら大炎上必至な社内SNSは二の次で、高級外車も3台ほど手放した。高校の時は引き籠りの高尾和巳を学校に連れて行くのが日課だった。

　宮之浦公華
飛野市役所福祉課の獣娘育成センターに勤務している。常識はずれな一面を時折見せるが、獣娘の親に対する厳しい指導は獣娘を愛するが故の叱咤。獣娘のママになりたがっている。

　霧ヶ峰先生
コンちゃんたちのクラスを担当する担任の先生。お胸が寂しい。獣娘には耳やしっぽを隠して生活するように教育している。大学生の頃に映画研究会に所属しており、脚本を担当していた。ドッヂボールを小学 1年生相手に本気でボールを投げまくり、圧勝したことがある。

　蓼科先生
コンちゃんより高学年のクラスを担当している先生。胸がデカい。獣娘について知っている節がある。コンちゃん達のクラスメイトの前で、昔話として2人のシカの獣娘が登場する話をしたことがある。

　恵那
 謎に包まれた女性。獣娘についてよく知っているようだが、獣娘の核心を突いた話をしているとどこからともなく現れて話を妨害する。コンちゃんが熱を出したときは、不思議な力で解熱した。
野生動物の子供だけでも生かそうと、獣娘に姿を変えて独り身の男性に押し付ける。獣娘が耳やしっぽを消し去り、大人になるための試験を課す張本人。獣娘が野生の力に抗えず試験に不合格となると、二度と人間の姿に戻ることができないようにし、周囲の人間や獣娘から不合格となった獣娘の記憶を消し去る。