もっと評価されるべきマンガ2012(初冬)とは (モットヒョウカサレルベキマンガとは) [単語記事]

もっと評価されるべきマンガ2012(初冬)とは、ニコニコ静画が2Chの「おまえらのオススメ漫画あげれ」スレにインスパイアされて、血気盛んに始めてみた企画である。

概要（参加しよう！掲示板に書き込もう！ねぇ、お願いだってば…）

もっと評価されるべきマンガ2012(初冬)は、全国の書店員のアンケートによって選ばれた「次にくるマンガランキング20（http://info.nicovideo.jp/seiga/davinci/）」から漏れたマンガに対して、ユーザーが独断と偏見を持って「おまえらのオススメ漫画」を挙げていく企画である。

■基本ルール

ユーザーは「○○だけど、○○なマンガ」みたいにお題を自由に設定し、3～5作品を選ぶ。
その選定結果を自由奔放に「掲示板」に書きこむ。（※選定理由もあると尚好）
掲示板では、作品選定だけではなく、人の意見に「異論」「反論」「Obje ct ion！」してもよし、愛するマンガを褒めちぎってもよし、自由気ままに参加する。
掲示板で「これはひどいｗ」と運営が思った選定結果や「これは本当にもっと評価されるべき」と思った結果に関して、勝手気ままに記事としてPickUPしていきます
PickUPされると http://info.nicovideo.jp/seiga/davinci/に掲載されるかも！

■参考図書: 参考図書とは、ネット上のマンガブロガーやマンガ記者の皆さんに「もっと評価されるべき」マンガを様々な観点で選定してもらった結果を「参考例」として記載するものである。
面白なお題に回答してもらっているので要注目。もちろん参考図書のお題に自分なりの解釈で掲示板で回答するのもOK！

今週の参考図書：もっとも美味しそうなマンガ

■「女の子の食卓」（志村志保子）

女性向け雑誌で連載されている作品ですが、男性にもぜひ読んでいただきたいです。女の子の繊細な心情を、さまざまな食べ物と絡めてつむいだ短編集ですが、どのエピソードも尋常じゃないクオリティー。ほろ苦さから甘酸っぱさまで、食べ物と同じように、読後にいろんな「後味」を楽しめるはず。

■「めしばな刑事タチバナ」（坂戸佐兵衛、旅井とり）

最近出来たフレンチの店のことよりも、「『サッポロ一番』は何味派か」といった話題に、思わず身を乗り出してしまうB級グルマンたちにはたまらない漫画。「インディーズ牛丼」など、独特のセンスあふれる言葉づかいに毎回爆笑。コアすぎる知識と取材力、そしてあふれるB級グルメ愛。単なるウンチク漫画ではない、と言い切れます。

■「ピリ辛の家政婦さん」（小池田マヤ）

ドラマ「家政婦のミタ」のブームが記憶に新しいですが、同じ家政婦さんが主人公の漫画として、こちらの作品もぜひ。自称「ブス」でバイセクシャル、性格に一癖あり、でも家事の腕は超一流の里（さと）が、さまざまな事情を抱えた家庭に派遣される物語。小池田先生はご本人が相当なお料理好きということもあって、登場する料理はどれも本気でヨダレが出ます。

■「食の軍師」（泉昌之）

久住昌之先生といえば「孤独のグルメ」「花のズボラ飯」の原作者として有名ですが、その原点は、作画担当の泉晴紀先生とタッグを組んだ「泉昌之」名義の作品。こちらはその最新作ですが、昔から変わらない「食」へのミニマムすぎる視点と、暑苦しい描写がたまりません。焼肉やトンカツの食べ方にも美学を持つ大人になりたいものです。

■「冷蔵庫探偵」（遠藤彩見、佐藤いづみ）

「わかるのよ。冷蔵庫を見ればね」のキメ台詞で事件を解決する、冷蔵庫探偵・レイコ。冷蔵庫の中といったら、本棚と同じくらい、他人には素直に見せられない場所だと思うのですが、そんな「キッチンの急所」をミステリー作品に仕上げてしまったところがすごい。そして毎回のプロファイリングになかなか説得力があって、我が身を振り返りつつ楽しめます。