やられ役とは (ヤラレヤクとは) [単語記事]

やられ役とは、

主に敗北する役割を持つ人物である。本項で記述する。
コンボムービー動画を上げている非想天則プレイヤー→やられ役(非想天則プレイヤー)

概要

「やられ役」とはいえ、文字通りただ倒されて終わりではなく、奥が深い。

やられ役が居るからこそ、攻撃側の強さを明確に区別し視覚化できる。
- 本当に強いのか、どの程度強いのかといった指標としても用いられる。
主要人物または敵の戦闘力を際立たせ、派手に蹴散らされることでアクションや爽快感を演出する。
- ひとことで言えば「見栄え」する。
- 大勢をバタバタ倒す＝すごく強いといった図式は子供向け～大人向けまで幅広く応用される。
- 主人公側が無双するパターンと、展開上で敵側に一方的に無双される場合もある。
基本的に負ける為、やられる為に用意された役である、シナリオなどではまず勝利する事はない。
稀に勝利を収めるケースはあるが、最後は必ず敗北する運命である。　(勝っては物語が終わってしまうなど)
名前のある主要人物のやられ役、名前のないモブ戦闘員のようなやられ役の２タイプが居る。
- 倒される為に大勢出てくる下っ端戦闘員など、名前のないキャラクターも多い。
- 下っ端は単純に「雑魚」と呼ばれる場合もある。
- 一定の知能があるものは警備や雑用を任されたり、直接戦闘や援護に回ることができる。
  - 結果的に使い勝手がよく、何かと居なくては困る存在でもある。
  - 覆面で顔の隠れる戦闘員などは何度も次のシーンで使いまわせたり、作画が単純化できる。
作品によっては重武装の兵士や兵器もやられ役として簡単に倒されてしまう場合も多い。

そんなキャラクターに愛着を持つ人も居る。

撮影では結構大変

撮影や特撮などでは一部CGで代用されることもあるが…
- 吹っ飛ばされたり轢かれたり、火だるまにされたり、高所や階段から転落する
- 身動きや呼吸のしづらいスーツを着たまま水中に落とされる
  …と割と危険度も高い。中の人（スタントマン）も大変である。
- 一部演出はCG 合成によって代用できるが、スタントマンの安全性も高まる半面需要も下がってしまう。