アホウドリ(阿呆鳥、信天翁)とは、アホウドリ科アホウドリ属の鳥の種類。アルバトロス。この記事では主に日本に生息するアホウドリについて記述する。
アホウドリは翼を広げた際の大きさが2メートルを超える大型の海鳥である。日本の特別天然記念物。絶滅危惧種。主に伊豆諸島の鳥島に生息する。
かつては大量に生息していたが、羽毛をとるために乱獲され、1902年に鳥島が大噴火(アホウドリの捕獲目的で移民した島民全員が死亡)するなどして数が激減。一時は絶滅したと判断されていたこともある。
その後にごくわずかだが生息していることが確認され、手厚い保護政策がとられた。現在は徐々にだが生息数は回復してきている。とはいえ、以前コロニーは限られた場所にしか存在せず、絶滅の危機が完全に去ったわけではない。
ジョン万次郎ら鳥島に漂着した漂流民が、アホウドリを食べて命をつないだことでも知られる。
海洋に生息し、渡りを行なう。最大の特徴はその巨大な翼である。
地上に降りた状態ではこの翼は行動の妨げになることが多く、バランスがとりにくいために素早い行動が取れない。空を飛ぶためにも長距離の助走が必要なために、すぐには飛び立てない。その上、人間に対する警戒心が弱いため、アホウドリを捕獲する際は容易に捕えることができた。アホウドリの名はこの逃げ切れない姿を揶揄してつけられたものである。また漢名の信天翁というのも、空を飛ぶのが苦手なものだから「天から餌が降ってくるのを信じて翁(頚部の羽毛。転じて雁などの頚部)を揃え口を開けて待っている」という俗説に基づく呼称である。
しかし、一度空を飛んでしまえば飛翔能力は鳥類の中でも有数である。その巨大な翼で大きな揚力を得ることができ、長距離の飛行が可能になる。グライダーのように風を捕まえて滑空することも可能なため、羽ばたく回数も少ない。ゴルフのアルバトロスはこの姿からつけられたものである。
アホウドリの糞が長年堆積すると、リン鉱石となることがある。太平洋の島国であるナウルはこのリン鉱石を売って国家を成立させていた。なんというクソ国家。
しかし、現在のナウルはリン鉱石が枯渇。枯渇した際の対策をことごとく失敗したナウルの国家財政は破綻した。けっして、アホウドリより阿呆であるとは言ってはいけない。
アホウドリはアホでもないのにアホウドリと名付けられてしまった可哀想な鳥である。専門機関による規約等に縛られているわけではない、あくまで慣習に基づく標準的な名称(標準和名)であるとはいえ、別の名称に改めるには多くの専門家・研究家の同意・共感が必要となるため、やはり一度定着してしまった和名の変更は難しいことである。
しかしアホウドリの飛ぶ姿はとても美しい。飛んでいる姿以外も意外とかわいい。なので「こんなに美しい鳥がアホウドリという名前はあまりにも酷すぎる」という声がある。
特にアホウドリ保護の第一人者である東邦大学の長谷川博教授はその熱心な主張者の一人であり、元々山口県で使われていた呼び方の一つである「オキノタユウ」を提案している。
アホウドリという名前が酷いと思った人は今度からはオキノタユウと呼んでみてはいかがだろうか。
アホウドリ復活への軌跡 - 東邦大学メディアネットセンター・バーチャルラボラトリ
掲示板
39 ななしのよっしん
2019/03/21(木) 00:17:47 ID: Up1Ow3cOU6
>>28
自分が人間だからって人間全体を平気で貶す傲慢さ。
これだから自称動物保護主義者は嫌われる。
どれほどの人間が動物を保護してきたかを知った上で、上から目線に人間を貶すと言うなら、
その博士()とやらはどれほどの種族を保護してきたのか。
己が所属しているを良い事に、団体・国家・種族をひとまとめに貶す者は、己が傲慢さを知れ。
40 ななしのよっしん
2021/04/12(月) 20:02:59 ID: cJNMWp+sH1
よく読めよ。
> 寧ろ彼らを絶滅寸前まで追い込んでしまっている人間の方が余程愚かだ。
この人間が指してるのは限定された一部の人間のことだ。傲慢だのなんだの馬鹿のくせに偉ぶるんじゃねえよ。
41 ななしのよっしん
2023/07/08(土) 02:57:19 ID: Ctp7Dupyg2
翼でかすぎて制御失敗して腹や頭から着陸するの可愛すぎる
でも体強くて割りと平気なとこもかわいい
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最終更新:2024/04/16(火) 17:00
最終更新:2024/04/16(火) 17:00
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