午後の、楽しい時間に。
アルフォートとは、ブルボンが1994年に製造・販売を開始したチョコレート菓子である。
記念切手大のチョコレートの裏面に一回り小さいビスケットがついている。
チョコレートの表面には帆船が描かれ、まるで額縁に納められた絵画のような芸術的フォルム。もちろん味も折り紙つきで、ビューだよ。
裏面のビスケットは全粒粉入りで、大人にも好まれる香りと食感に仕上げてある。
「きのこの山」と「たけのこの里」がなにやら争っているようだが、まぁ一度アルフォートを食べてみてほしい。
所詮井の中の蛙二匹の争いって気付くから。
最近、姉妹商品であるブランチュールというホワイトチョコを挟んだクッキーが頑張っているようだが、大人のお菓子であるアルフォートはきのこたけのこ戦争のような愚は犯さない。
高級菓子を気取っているなどは勝手な思い込みで、ただ芸術を愛して止まないだけなのである。
両方入りのアルフォート&ブランチュールファミリーサイズでは、容量枠をブランチュールに一枚多く譲り、頑張っている後進の世間への浸透を図っている。これが大人の対応というものだ。
しかしタイトルは先輩であるアルフォートのほうが先に来ているが、これはまぁ当然の処置だろう。
花輪和一著『刑務所の中』で、二級者集会(受刑者の中で優良な人たちのみに許される、映画を見る会)において提供されるお菓子とされており、甘味不足の受刑者たちにとって文字通り「垂涎の的」となっていた。
「アルフォート(Alfort)」はブルボン社が「冒険」「夢」「ロマン」をイメージして作った造語。
2004年に発売された一口サイズ12枚入りのお手軽アルフォート。箱のデザインが秀逸でおいしい。80~100円程度の普通のやつと120~150円程度のプレミアムが存在する。
包装の構造上、夏場などチョコが溶けたあとに再度冷え固めるとすべてのピースがつながって1つの板チョコのようになる。
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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