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インドメタシン

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インドメタシン(Indometacin)とは、抗炎症である。ゲームポケモンシリーズアイテムとしても知られる。

概要

有機化合物
インドメタシン
インドメタシン
基本情報
英名 Indometacin
化学 C19H16ClNO4
分子量 357.79
化合物テンプレート

インドメタシンは、インドール誘導体のNSAID非ステロイド性抗炎症薬)である。ほかのNSAIDsと同じく抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作用を有する。

インドメタシンなどのNSAIDsは、アラキドンカスケードに係わる酵素シクロオキシゲナーゼ(COX)を競合的に阻する。アラキドンカスケードとは、脂肪酸のアラキドンをもとにプロタグランジンE2などの生理活性物質を合成する代謝経路で、炎症応答に関与している。この反応を抑えるため、抗炎症作用を示す。

インドメタシンは、関節リウマチ、変形性関節症、痛風、術後の炎症などに使用される。また、販の湿布や塗りにも配合されている。副作用に強い消化管障害、造血障害などがあるため、消化性潰瘍、血液異常、腎障害をもつ患者への投与は禁忌。また、以前にNSAIDsを投与して気管支喘息を発症したことのある患者や、インドメタシンに対し過敏症の既往歴のある患者への投与も禁忌副作用低減のため、インドメタシンファルネシルやアセメシンのようなエステル化されたプロドラッグ(体内でインドメタシンに変換される物)も開発され、上されている。

インドメタシンファルネシル

アメリカメルク社(別名はMSDだがドイツの製企業メルク社とはルーツを同じくする別企業)により開発され、1963年にインドメタシンの名称とともに有用性が広く表された。

インドに関連していそうな名前だが、化学構造にインドール環を含むための名称と考えられ[1]インドはほぼ関係ない。ただし、インドール名前の由来となった染料のインディゴ、そしてそのインディゴの名の由来まで遡れば一応インドに行きつく。

アイテム

インドメタシンは、ゲームポケモンシリーズでは栄養ドリンクドーピングアイテム)として登場する。ポケモンステータスのうち、「すばやさ」の基礎ポイント努力値)を10上げる効果(第二世代までは2,560上げる効果)があり、第二世代からは「なつき度」も上昇させる。第三世代から第七世代において、「すばやさ」の基礎ポイント100えているか、基礎ポイントの合計が上限の510に達している場合、使うことができない。第八世代では、100えて使用できる。値段は10,000円(第六世代までは9,800円)と高価だが、簡単にポケモンを強化できるアイテムとして重宝される。ゲームポケモン不思議のダンジョン救助隊DX』にもアイテムとして登場する。

英語版の『ポケモンシリーズでは、インドメタシンではなく“Carbos炭水化物)”と呼ばれる。ほかのいくつかの諸外国語版でも、炭素ないし炭水化物を意味する言葉が充てられている。韓国語版ではアルカロイド(多くは植物由来の基性物質のこと)、中国語版ではそのまま速度増強剤と呼ばれている。

関連項目

脚注

  1. *インドとインドメタシンのどうでもいい話 - 有機化学美術館・分館exit
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最終更新:2024/04/25(木) 23:00

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