ウタタネとは (ウタタネとは) [単語記事]

「ウタタネ」とは、ぽこたんPによるネルオリジナル曲（VOCALOIDオリジナル曲）である。

曖昧さ回避

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バンド「チャットモンチー」の楽曲｡2012年 10月発表。

概要

当時から既に「稀代のネル師」と呼ばれていたぽこたんP の手により、2008年 3月11日に投稿された。作詞をはいのことん（灰色ことん）氏、ギター演奏を屁モンキー（屁）氏、そしてPVを <D>氏のそれぞれが担当。亞北ネルの代表曲の一つとして長く親しまれている。

もともとぽこたんPは、その作曲技量の高さで定評を得ていた人物である。この曲においても、一番、二番と同じメロディが繰り返すだけの単純な構成を取らず、短いセンテンスの組み換えを微妙に化える手法を採用。その効果は絶大で、僅かなひととき、夢うつつにのみ見ることの出来た美しい世界を、音楽において見事に醸し出している。

またぽこたんPの楽曲はしばしば繊細な音響作りをその特色としているが、それに加えて、この楽曲では知人である屁モンキー氏がギターを披露。波のように寄せては揺れる心情を描く歌に見事な力強さを与え、その印象をより深いものとしている。

作詞のはいのことん氏は、この「ウタタネ」の他にも各所に詞の提供を行い、その数すでに30を超えた実力派である。2013年 7月時点では唯一のネル歌となっているが、作詞当時から見られたいくつかの亞北ネルのイメージを巧みに織り交ぜつつ、ここでも切なさと奥ゆかしさに満ちた歌詞を紡いでいる。

そしてこの豊かな楽想に満ちた歌を、見事なPVに仕立てたのが<D>氏である。<D>氏は楽曲が発表された当時、既に美しいらぶデスネルモデルの使い手として名を知られていたが、その名を更に高めると言って良い素晴らしい PVを制作。昼と夜、現実と夢の風景を重ね合わせながら、月の女神のように高く、切なく、いつか叶ってほしい想いを湛えるネルの姿を見事に映像化している。

歌詞

歌いながらずっと待つの

あなたからカキコしてよ
でもね荒らす私だけど
もしも気付いてるなら
強く抱きしめて

じゃぁねサヨナラ
あなたの夢を見る
恋の灯ひを消し
もう飽きた　だから眠るの

不器用だけど
いつか君に
「おはよう」言えるかな
だから振り向いて

きっとサヨナラ
涙が溢れ出す
うつむく花のように
結ゆわいた髪を解くの

（間奏）

暁あかつきの空
朝日がそめていく
恋の灯　燈ともし
もう一度　君を想うよ