ガシャコンバグヴァイザーとは (ガシャコンバグヴァイザーとは) [単語記事]

ガシャコンバグヴァイザーとは、特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」に登場するアイテムである。
本項目では、後継機「ガシャコンバグヴァイザーⅡ_{（ツヴァイ）}」についても解説する。

概要

グラファイトバグスターを始めとした、完全態となったバグスターの使用している可変型装備。バグスターに関係する檀黎斗も同じものを使用する。
様々な機能を持った万能アイテムであり、様々な形態を持つ。
パネル画面の両サイドに配置されたA・B二種のボタンと、一本分のガシャットのスロットが設置され、それぞれ両サイドの端に武器が設置されている。
後に後継機として、緑と白をテーマカラーにした「ガシャコンバグヴァイザーⅡ」が登場しており、攻撃性能がアップしている。
バグヴァイザーは黎斗とグラファイトバグスター、天ヶ崎恋＝ラヴリカバグスターが主に使用。
バグヴァイザーⅡは天ヶ崎に渡されたポッピーピポパポ、そしてバグスターではないが檀正宗が主に使用する。
なお、宝生永夢ならびにパラドも使用経験はあるが、バグスターウイルスの吸収・散布機能を使用したのみであり、変身には一切使用しない。

以下、各機能について解説する。

パッドモード

ガシャコンバグヴァイザーの基本使用状態。
バグスター感染者の状態をモニタリングすることができる他、バグスターウイルスの散布・吸収を行うことができる。散布を行う際はBボタン。
完全態バグスターが怪人態になる際はAボタンを押してグリップに装着する。
黎斗はこの装備を用いてバグスターウイルスの回収を行っていた。
パラドが黎斗を殺害する際も、デンジャラスゾンビガシャットのウイルスを散布され、それを介して「死」のデータを送り付けるという手法がとられた。
黎斗がバグスター「新檀黎斗」として復活した回では、黎斗自体がバグスターになってしまったため、ポッピーピポパポにより彼自身がバグヴァイザーⅡに吸収されるという笑劇の展開が発生した。
外に行く際も基本的にバグヴァイザーⅡに格納されているようで、パラドとの戦闘中バグヴァイザーⅡから出してもらえない時、バグヴァイザーⅡの中で「ﾊﾟﾗﾄﾞｫ! ﾊﾟﾗﾄﾞｫ!!」となきごえ声を荒げていた。

しかし、正宗登場後に黎斗はこのバグスター吸収機能を逆用。
正宗が仮面ライダークロノスに変身する際、後述の「バグルドライバーⅡ」＝バグヴァイザーⅡを使用していたが、パッドモードの機能を逆用してバグヴァイザーに侵入。
それにより自身の判定を『クロノスの付属物』とシステム上認識させることで、クロノスのポーズ機能をすり抜けるという斜め上の攻略法を披露した。ベルトにセキュリティとか考えないよね普通。
その後宝生永夢ゥ！は、同作戦のことをパラドに話すことでパラドの同意を得て、クロノス攻略の為にバグヴァイザーⅡにパラドを格納した……と思われていたが、実はパラドに切り離された「天才ゲーマーM」の要素をパラドから取り戻すための演技であり、格納したパラドを自らに注入。「天才ゲーマーM」の要素が戻ったことで切り札の「ハイパームテキガシャット」が使用可能になり、クロノスの撃退に成功した。

また、クロノスのポーズ機能攻略のためにパラド達は別の用法でバグヴァイザーを使っていた。
仮面ライダークロニクルのラスボス「ゲムデウス」のウイルスを採取し、グラファイトバグスターがその身を使ってウイルスを培養。そのウイルスをクロノスのバグヴァイザーⅡに流し込むことで、ポーズ機能を不全にする方法を見出したが、この攻略法は正宗が従えていた仮面ライダーレーザーターボの力によりウイルスを抑制され失敗した。

ちなみに復活した黎斗は変身後に武器としてバグヴァイザーⅡを使用していたが、恐らくポッピーピポパポから借りたと思われ、初登場以降は没収をくらっている。

この項目は、放送中の作品のネタバレ成分を多く含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

ゲムデウスパンデミックへの対応

ゲムデウスがパンデミックを起こした際、貴利矢がポッピーから借り受けパッドモードのバグヴァイザーⅡを使用。
新檀黎斗と自身をゲームエリアに隔離し、ゲムデウスのウイルスを新黎斗に浴びせながら戦う。
その目的はバグスターという身体を用いて双方のいずれかに抗体を発生させ、ゲムデウス患者を救うワクチンを制作するためであった。ウイルス放射自体が武器にもなっていたため、貴利矢はパッドモードでウイルスを放射する形でのみ使用していた。

無事にワクチンをガシャット「ドクターマイティ XX」として完成させた新黎斗だが、その隙を狙い澄まし貴利矢はバグヴァイザーⅡでまた黎斗を吸収・収容し、衛生省に身柄を送り付けた。

グラファイトの遺品と映画について

後に、バグヴァイザーを使用していたグラファイトが討伐された際、その遺品となるバグヴァイザーは株式会社マキナビジョン社長の「ジョニー・マキシマ」が回収している。
ジョニーは映画時点でゲムデウスマキナになれるバグスターである。グラファイトはゲムデウスウイルスの採取と、自身を介した培養にバグヴァイザーを使用していたが、マキナビジョンがゲムデウスを手に入れられる要因がここであるため、このバグヴァイザーの回収が映画「トゥルー・エンディング」に至る伏線である可能性がある。

幻と消えゆく悪夢

解説した機能以外にも、正宗はこのバグヴァイザーⅡを用いて「リセット」という機能を発現させている。
正規の仕様になかった機能であり、作中では「ハイパームテキさえいなければ」というストレスにより発現した結果、状況がハイパームテキガシャットの開発まで巻き戻った。
しかしこれは黎斗の開発した「セーブ」機能により通じなくなってしまう。

酷使され続けた正宗のバグヴァイザーⅡだが、最終的に止まった時の中で動き出した永夢の渾身の拳を受け損壊する。
パラドの身を賭したウイルス抑制に加え、この損壊によりポーズ機能を失うどころか、変身形態の仮面ライダークロノス自体も急激なパワーダウンを起こしてしまう。
最終的にキックの撃ち合いに敗北した結果、完全に破損している。

バッドエンドの始まり

Vシネマ「アナザー・エンディング」にも登場。
第二章ではバグルドライバーⅡで変身するポッピーが主軸のため当然……のように見えたが、第一章「ブレイブ&スナイプ」にも登場、なんとただの人間である花家大我が所持しているのが確認できる。
ラヴリカバグスターが言うように、檀正宗を例外とし、人間はまともに使用できない筈なのだが……力を求めた花家大我の行きつく先は……？

―――そして、最終章「ゲンムvs レーザー」にも登場。
暴走する檀黎斗を止めるために立ち上がった九条貴利矢は、バグヴァイザーⅡを変身に使用。
かつて葬られた時とは逆に、彼がレベルXとなり、ゲンムを葬るために対峙することとなる。

ビームガンモード

Aボタン側についている二連装ビームガンを発射することが可能。
攻撃モードの際は、攻撃する側の方に持ち手の「EXP グリップナックル」を装着する。
攻撃モード双方の共通点として、Aボタンで通常攻撃、Bボタンで特殊攻撃。
Ⅱの必殺技はビームを乱射する「クリティカルジャッジメント」であり、仮面ライダークロノスが使用する。