脆弱なる人間よ……
ガルバランとは、『イース3』及びその自社アレンジ『フェルガナの誓い』のラスボスの名前である。
本項では主として『フェルガナの誓い』におけるガルバランについて記述する。
主人公アドルの相棒・ドギの故郷であるフェルガナ地方における、伝説の魔王。
かつて地上を蹂躙したが、勇者ジェノスによって倒され、「落日」「星月」「暗黒」「白光」の彫像をもってガルバラン島に封印。以後ジェノスの末裔らによって封印は守られてきた。
しかしガルバラン復活を目論む黒幕にそそのかれ、領主であるマクガイア伯は勇者の末裔達を抹殺、ガルバランの力を借りて世界征服する為に彫像を手に入れようとする。その予兆か、気候の悪化や獣や魔物による襲撃などが頻発するようになった。
終盤に封印が解かれるも、アドルによって撃破。勇者の末裔の生き残りだったチェスターにより、ガルバラン島ごと海の底深くに再封印される。
ハードによって行動パターンが変わっており、難易度が大きく変わる。
X68K・FC・MD・SFC・PS2では、先に両手を破壊しなければ倒せない。適切なリングの使い分けをしながら、コアが開いた時に攻撃を叩き込む必要がある。
遥か西方の海よりフェルガナに舞い降りたとされる、古の魔王。二つ名は「暴虐なる蹂躙/Devastator of Far Ocean」。
その名の通りフェルガナ地方において天変地異を引き起こし、暴虐の限りを尽くしたが、勇者ジェノスに敗北。肉体と力を四つの神器に封印された。
復活の経緯はオリジナルと少し異なり、チェスターの身代わりとなって黒幕の手に落ちたエレナの力を鍵として、完全復活を遂げる。オリジナルでは魔王らしく流暢に喋っていたが、こちらでは意識や言葉も胡乱である(PSP版ではちょびっと知能が上昇)。
ジェノスの剣の力を借りたアドルでも完全に滅ぼす事は叶わず、チェスターが自らの命と引き換えに島ごと海深くに沈む事となった。
まずコントローラー、キーボードのボタンの効き具合をチェックしましょう。これまでの戦いでボタンが消耗していて、肝心なときに攻撃や魔法が出せないようなら、そもそも戦いになりません。早期の修理が必要です。
そして、指の状態も危惧しましょう。もしこれまでの連戦で痛くなっていると、肝心なときにボタン押し切れず負けてしまう可能性も否定し切れません。日を置いて挑戦することをお奨めします。
次に、もう一度暗黒神殿に戻り、処理落ちが起きるスペックでないか確認しましょう。
処理落ちが起きても続行できますが、無理ゲー度はさらに上がってしまいます。こちらも早期アップグレード、あるいは機種交換をしておきましょう。
PSP限定ですが、あまりの強さに悶絶してPSPを放り投げても大丈夫なように、カバーで覆うなり、ストラップで手首に固定するなり、万全の用意をしましょう。???「やめなさい、PSPは投げ捨てるものではない!!」
最後に、一つ。
これからあなたが挑むのは、ゲームシステムの関係上、本当に最強の敵となったラスボスです。
今までのリトライ記録を塗り替える可能性も高く、これまで以上の気合避けゲーになります。
それでも、負けた理由などを自分で覚えていけば、ハードまでは(レベルアップと覚えたパターンでごり押しにより)結構楽に倒せるボスでもあります。諦めたら、そこで試合終了ですよ?
ナイトメアとインフェルノ?
……文字通りの「悪夢」と「地獄」なので、ここで覚えたことを生かしきるくらいしかできることが……
以上全てを覚悟の上で、挑む気持ちを忘れずに。
で攻撃してくる。
攻撃のチャンスは、氷の足場ができたとき。その際足場に飛び乗り、ジャンプしてガルバランの額に輝く水晶を火のリングアーツで攻撃し、弱点の目玉を露出させる。
すると攻撃が一時的に変更され、腕を剣に変化させて叩きつけたり、地面をこすり腕を交差させてくる。が、基本ジャンプ+移動で回避できるため、慣れてくるとほとんど怖くない攻撃。このときは腕にダメージ判定がないので、タイミングを誤ると火のリングが全部弾かれるため注意。
攻撃後、一瞬の隙ができるので、火を連射してダメージを稼ぐべし(溜め打ちだとノックバックを与えてしまうためか、2ヒットしかしないので、可能な限りしない方がいい)。そしてこれを二回繰り返すと弱点を収納して、また最初のSTGへと戻る。
水晶を狙い撃つ際、PC版では容易に二段ジャンプ+頂点で火のリング溜め撃ちで届いてしまう。PC版のタイムアタック動画の記録がどいつもこいつもおかしいのはこれが原因。PSP版でもできるらしいが、難易度はさらに上がっている。
ちなみに、ここまでノーダメージ前提である。というか、慣れたら(第一形態限定に限るが)ノーダメージくらい楽勝なので、頑張って回避と攻撃のタイミングを自力で、自力で覚えるべし。
ここからが鬼畜もとい本番。全てのプレイヤーが悪夢を見るトラウマスポット。
ライフが2/3になると、全難易度共通で、ガルバランがものすごいスピードでステージ奥へと後退。この状態では、火のアーツも届かない。
両腕がステージ上空に残り、リングのMPを全て吸収した後、それを使って判定の非常に強い爆風を起こしてくる。かなり威力が高いうえ、判定も強いため、うまく誘導して避けられるポイントに逃げること。ファンネルが邪魔でジャンプ避け必須だがな!
そして重要なことだが、これからしばらくMPが半永久に回復しない。つまり、困った時の地のアーツが使用できない。火のアーマーにも頼れない。風の滞空もできない。今までこれらのアクションに頼ってきたプレイヤーが「無理ゲー」と思うのも無理は無い。
爆風を避けると、今度はファンネルが左右からゆっくり交差してきたり、どちらかからものすごいスピードで通り過ぎたり、不規則な軌道を見せる。
それに加えてガルバランの腕が、第一形態の時の攻撃に加え、上から垂直に三回落としてきたり、画面下から上へと通り過ぎるビームで攻撃してきたり、光の玉と火炎放射とファンネルを組み合わせた全く新しい縄跳びを披露してくれる。
これらの攻撃があまりに鬼畜で処理落ちも起き易く、初見で「やだ……なにこれ……」という感想を抱きながら、熟練者でも「見切った!! ……あれ?」といつの間にか死んでいった同胞が、たくさんいるはず。
攻撃のチャンスを得るため、まずは腕の降下攻撃後の隙を見て腕にダメージを与える(PSP版では判定が強化orステージが狭くなっているためか、着地時の衝撃波を食らいやすいため注意)。
このダメージが一定量に達すると、ファンネルとガルバランが後退。このとき、MPを集めていた腕が一時的に消滅するため、MPが自動回復していく。
それから本体が突進し、ステージに巨大な氷の塊を発生。
この氷は吹き飛ばしダメージがあるほど威力が高く、持続が長い上倒れる氷にまで判定があるため、二段ジャンプ+地のアーツ最大溜めのみだと大ダメージ確定になってしまう。しかもダウン起き上がりまでにガルバランが後退してしまうため、タイムアタック中は絶対に食らってはならない。
そして、腕を再生してまたMPを吸収……という、第一形態と同じループになっている。
上述のジャンプ+地のアーツにブーストを加えれば、無敵利用の回避+大ダメージのチャンスになるため、中級プレイヤーまでは風のリングアーツで滞空、上級プレイヤーはダメージ計算しつつブレイブゲージを維持して、突進に合わせ二段ジャンプ+地のリング溜め+ブーストの無敵で回避&攻撃するという戦術をおすすめする。
かなりの難所ではあるが、ここを乗り越えれば、あとは作業だけが残っている。
第二形態に同じく、MPを全て吸収されてリングアーツが使用できなくなる。
全てのMPが吸収されると、魔法陣がガルバランの眼前に登場し、そこから大きな追尾する球体が発射される(通称ピンポン玉)。
それを何回か剣で弾くとガルバランの魔法陣と反射を繰り返しながらスピードが徐々に上がっていき、最終的には魔法陣が破られ、ガルバランはダメージを受ける(もしかして:ゼ●ダの伝説?)。
これを5回繰り返すことで勝てると思っているのかね?(CV:島田敏)。
そうはゾンビガーランド問屋が卸してはくれず、奇数回のときに、吸引攻撃+拘束からの光線をもって邪魔してくる。
光線は連続ヒットし、合計でかなりの高ダメージになるが、拘束中はガルバランの影響を受けないため、MPが自動回復する。タイミングを合わせて溜め地アーツ+地連打でダメージを最小限に抑えよう。
偶数回のときは、黒い渦状の弾幕がステージに発生。こちらは一発辺りのダメージもフルヒット含め低いが、避けているうちにピンポン玉が通り過ぎていくor近寄られて大ダメージを受けた人は少なくないだろう。
何せこのピンポン玉、意外と判定が強く、打ち返していたはずなのに大ダメージを受け続け、気付いたら死んでいたなんてよくあることなのだ。
4回目でHPに余裕があるなら、食らう覚悟で突っこんでも悪くない。ブーストの無敵+アーマー+動作高速化で安全に打ち合ってもいいかもしれない。そこまでやれるだけ残っているHPがあるかも怪しいが
そして、4500(VeryEasy)~9000(overNightmare)ものHPを0にし、ゲームはEDへと向かう。
全ての伏線がリセットされた『イース6』。そこで、ガルバランは闇の一族が有翼人の技術を盗用して創造した兵器である事が明らかになる。
最終章に竜神兵完全体ガルヴァ=ロアというボスが登場。「The Original Galvaran」とあり、それの亜種であることがわかる。
『6』におけるアドルの武器が歴代&設定上でも最強だった上、「竜はエメラスでしか致命傷を与えられない」という設定がある。フェルガナの武器にはエメラスが含まれていないため、フェルガナのガルバランを倒しきれなかったのだ。たぶん。
また、PC版とPSP版では「ガルバラン復活」の演出が異なり、PC版では「カタカナと漢字を混ぜた」もの、PSP版では「ひらがなと漢字+闇の一族による使役があったことなどの加筆」になっている。
ガルバラン対策万全の経験者達(左上は難易度ノーマルをノーダメージクリア、左下PSP版ナイトメア)
運も絡むとはいえ、これはすごい。でも正直ナイトメア経験者に言わせればノーマルは緊迫感があるだけのヌルゲー
同じプレイヤーによるタイムアタック比較(それでもやっぱり、運ゲーには変わらない……)。
普通はこうなるから安心してほしい(PC版ノーマル、インフェルノ)
ていうかなぜ右は初見でそれをやったし。
誰もが自身や他人の成長していることを見守る・知るARPG、それがイース フェルガナの誓い。
それを体言している、ゲーム的な意味でいいラスボスだったと思う。
おかげで最強の敵がトラウマBGMになった人が絶えないけどな!!
2009年にジャレコから発売されたWii用ソフト『黄金の絆』のラスボスがガルバランという名前なのだが……
これはひどい(クソゲーオブザイヤー的な意味で)。
掲示板
25 ななしのよっしん
2019/09/04(水) 22:10:38 ID: d2YPZEm6qS
Pixivでレインミカムラのリクエストを誰かれかまわず乱発してるやつのハンドルネーム
26
2020/07/16(木) 02:56:44 ID: jkOLXyyByy
27 ななしのよっしん
2020/11/22(日) 21:33:13 ID: X2wxtyZ4+J
プレイヤーに容赦の無いラスボスだったけど各攻撃の攻略法さえ確立していけば戦いやすくて個人的に良ボスだった
それでも死にゲーになるがリトライもしやすいからストレスにならないし自分の成長が分かるフェルガナのラスボスに相応しい
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 12:00
最終更新:2024/04/20(土) 12:00
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