ガンダムシュピーゲルとは (ガンダムシュピーゲルとは) [単語記事]

ガンダムシュピーゲルとは、機動武闘伝Gガンダムに登場するネオドイツのモビルファイターである。

搭乗するガンダムファイターはシュバルツ・ブルーダー。登録番号はGF13-021NG。

概要

シュバルツ・ブルーダーのゲルマン忍法を再現するために開発されたモビルファイター。
奇襲や撹乱に長けた装備を持っており、主に両腕に装備されたシュピーゲルブレードで戦う。
シャッフル同盟ではないものの、非常に高い戦闘能力を持ち、ドモン以外の現役シャッフル同盟メンバーを叩き潰した。

黒い機体は正しく隠密行動を意識しており、壁と同化したようになる擬態機能まで持ち合わせている。

デザインとしてはボルトガンダム系列の、無骨であからさまなお国柄要素は比較的少ない機体である。
しかし頭がヘルメットっぽかったりするなど、やはりちゃんとこれがドイツ製であることを表す部分は存在している。

劇中ではシュバルツの強さも相まって当初から非常に高い戦闘能力を誇っていたが、最後はデビルガンダムを無意識に操るキョウジを止めるため、シュバルツが特攻したことでデビルガンダムの集中砲火を浴び、無残に四散した。

武装

アイアンネット
その名の通り、敵を拘束・捕縛する網。後半はどちらかというと活躍が薄くなる。
メッサーグランツ
爆発物を搭載したクナイ。無数に所有しており、刺さると爆発するので大半厄介。これをマシンガンのように投げてくるのだから、流石忍者である。
シュピーゲルブレード
ガンダムシュピーゲルの主武装。両腕に収納された固定刃で、展開後はさらにマニピュレーターで保持するための柄もあるので、安定して保持することが出来る。これがあるからこそシュピーゲルの格好良さが映えると言ってもいい。

必殺技

シュトゥルム・ウント・ドランク
一本足で立ち、身体をコマのように高速回転させて、シュピーゲルブレードで切り裂くという大技。シャッフル同盟を破ったほどの技で、石破天驚拳とも一時的にだが競り合うほどの強さ。頭だけ回らないのはご愛嬌。ついでにマスクの後頭部についてるおさげは何故か回転してるのも今川だからしょうがない。しかし何故か格好良く見えてくる。これもまた今川だからしょうがないのである。

ゲームなどでの扱い

Gガンダムという物語には東方不敗並に欠かせない存在であるため、劇中後の作品でない限りは割合登場しやすい。ただしアクションゲームにはなかなか登場することはなく、ほとんどがスーパーロボット大戦やGジェネレーションなどの出演である。

しかし、シュバルツが劇中で死去することが物語上重要となっていることから、スーパーロボット大戦シリーズでは途中まで味方として参入していても、最終的にシュバルツもろともシュピーゲルを失うことのほうが多い。
よって加入しても育てる価値なしとして、改造はおろか出撃もさせてもらえないのが世の常である。
現在、最終面までシュピーゲルがちゃんと使えるのはスーパーロボット大戦IMPACTくらいであり、シュバルツ＆シュピーゲルファンにとっては重要な作品となっている。

しかし、MGでいきなり商品化されたり、人気が高いことから、時が経つにつれてより評価されることが多くなった。

アクションゲーでは、機動戦士ガンダムガンダムVS.ガンダムNEXTに出演し、かっこいい忍者として話題をさらう。
反面ガンダム無双では3でシュバルツだけが抜け駆け参戦し、シュピーゲルはハブられるという悲しい事態になったこともある。そのくせゴッドスラッシュタイフーンを使うと「シュトゥルム・ウント・ドランクゥゥ！」と叫ぶ。なら出せよ……。