キュートランスフォーマー

キュートランスフォーマーとは、トランスフォーマーシリーズの一作品である。

概要 

トランスフォーマー30周年記念企画として、同じタカラトミーのチョロQ（同じく35周年記念）サイズになったもの。乗りもの形態は飾れるチョロQのようなものになり、ロボット形態時はカッコいい頭部にデカデカな胴体、小さな足という公式曰く「クールアンドキュート」な姿になる。

ゲーム版

ゲーム企画として「キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎」がiOSなどで配信されている。サブタイトルにあるコンボイの謎をキュートランスフォーマー仕様にしたものであり、なんだか昔よりも難易度が上がったものになっている。以下は今作の特徴。

• 移動・攻撃は自動で、プレイヤーはジャンプとトランスフォームしかできない。
• キャラクターを入れ替えて遊ぶことができ、ロックダウンからメガトロンまで追加できる（追加は玩具に記載されているコードを入力することで可能）が、度重なる発売延期の影響でトラックスが最後の追加キャラになるという異例の事態になった。また、ウルトラマグナスは隠しステージ専用キャラとして使用可能。

玩具版

2014年12月の下旬より一ヶ月おきに発売されている。基本的にチョロQとほぼ同じサイズながら完全変形をこなすが、現在のところコンボイを除き、全員変形パターンは同じである。
一体1000円前後とサイズにしては少々高めだが、場所をとらず何より少なくとも車形態では可愛いので是非手にとってみてほしい。ただ、劇場版出典のキャラは顔がそこまでデフォルメされていないためかなり怖い。→後にアニメ版デザインのオプティマス、バンブルビー、ロックダウンの発売が決定した。

マニアックなポイントとして、（少なくともG1出典のキャラの）脚部デザインは、元となったキャラと同じ形状となっている。
そのため、ダイハツ・コペンに変形するバンブルの足はフォルクスワーゲン・ビートル（初代）の、またRX-7FD3Sに変形するサンストリーカーの足はランボルギーニ・カウンタックのフロント部分の形となっている。

なお、ランボルギーニ・カウンタックに変形するランボルとアラートのパッケージには、ランボルギーニ社のライセンスのシールが貼付されている。

アニメ版 

石ダテコー太郎監督とDLEタッグの元制作されているショートアニメ(2015年1月から3月まで放送）。カッコいいOPも必見だ！

内容は監督の得意とするテーマ付きプレスコトークによる雑談劇。他社ネタも使ったりメタったり突っ込みどころ溢れるトークがとまらない。ネット配信ではカットされた部分も後日配信されている。 まあ先駆者もいることだし→もしかして：ビーストウォーズ。

バトルものではないためか、本編に登場するディセプティコンに所属するキャラはかなり少ない（また、勘違いされがちだが今作のロックダウンは公式でディセプティコン扱い）。あと、声優が無駄に豪華。

5月に発売されたDVD&BD-BOXはなんとそれぞれオリコンチャート初登場1位（BD：総合、DVD：アニメで達成）となった。

そして第2期の放送が決定。タイトルは『キュートランスフォーマー さらなる人気者への道』で、2015年7月6日から10月1日まで放送された。

更に2016年1月より『ビーストウォーズ復活祭への道』として放送開始。20周年を迎え、司会のアーシーとともにビーストウォーズに関する知識や話題を話していく番組となった。

キャラクター

（）内は変形するビークルである。

• オプティマスプライム（ウェスタンスター・4900SBトラクター/ニッサン・GT-R　R35/フレートライナーCOE） - 細谷佳正
  • 実写映画版デザイン。「鷹の爪情報局」にも登場した。
    第1期第11話では新たな姿で登場した。さらに最終話では初代コンボイの姿となった。
    アドリブに弱く、すぐオイルを垂れ流したり、台詞を噛みまくる。
    ちなみに第1期第11話での姿の出典元は『トランスフォーマー　オルタニティ』だが、出典元での名前は「コンボイ」である。
    第2期第8話にて荒岩一味が登場した際は非常に恐縮していた。何でだろうね。
• バンブルビー（GM・2014カマロコンセプト/ダイハツ・コペン※商品ではバンブル名義） - 木村良平
  • 実写映画版デザイン。一度だけオプティマスを「お前」呼ばわりした。
    オプティマスと同じく第1期第11話・第12話では新たな姿で登場した。この際一人称が「おいら」となり、G1風味になっている。
    第2期第6話では「内面をトランスフォーム」した結果、普段からは思いつかないような言動を見せてオプティマスをビビらせた。
    木村良平は『トランスフォーマー　アドベンチャー』でもバンブルビーを担当。
• ロックダウン（ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4） - 鈴木達央
  • ツッコミ役。なぜか彼のみ玩具版と比べると大幅にデザインが異なる。アニメでのデザインは『トランスフォーマーアニメイテッド』の同名キャラをモデルにしていると思われる。
    なお、上記三人は7月25日にアニメ版デザインで発売された。
• プロール（ニッサン・フェアレディZ280Z-Tパトカー仕様） - 井上剛
  • 出典元のG1と異なりちょっと変な「ですます」口調。真面目キャラだと思いきや……？
    第2期第8話ではロックダウンの代わりに出演している。
• ホイルジャック（ランチア・ストラトスターボ） - 福島潤
  • 毎度終わり際のゲーム紹介でも出演。関西弁なのは出典元のG1での声優・阪脩が後半に進むにつれセリフに関西弁を混ぜていったため。
• ランボル（ランボルギーニ・カウンタックLP500S）&サンストリーカー（マツダ・RX-7FD3S） - 中村悠一
  • 双子。声優の中村悠一はアドリブシーンでも見事？二役演じきった。
• スモークスクリーン（ニッサン・フェアレディZ280Z-Tラリーカー仕様） - 内山昂輝
  • 積極的に話すことがなかったが、G1での「聞き上手」という設定に基づいていると思われる。
• ブルーストリーク（スバル・WRXSTI） - 片山福十郎
  • カラーリングと車種の由来は外伝作品『トランスフォーマー　バイナルテック』から。
    同シリーズ前期に登場した「ストリーク」とは別のキャラとして登場した。
• トラックス（シボレー・コルベットスティングレー） - 保志総一朗
  • アドリブシーンなのにカンペを使っていたことをオプティマスに指摘されていた。
    やたらとボンネットが光っているのは出典元のG1トラックス（CV：速水奨）が事故の際に「ボンネットが、俺の美しいボンネットが！」と叫んだことに由来。
    後に「戦国BASARA」とのコラボのついでに第2期第4話で再登場した。呼ばれたのが真田幸村で声優の都合とか言ってはいけない。
    何故か玩具版が発売延期になっていたものの、この度ようやく発売が決定した（2015年3月21日→同年10月24日）。
• アラート（ランボルギーニ・カウンタックLP500Sファイアチ－フ仕様） - 鳥海浩輔
  • 何故か根暗キャラ（G1では神経質な性格）。G1本放送当時の日本版ではランボルの双子は彼だった。
    声優の鳥海浩輔は「スーパーリンク」でホットショットを、「参乗合体トランスフォーマーGo!」でジンブ役をやっていた。
• マイスター（トヨタ・スプリンタートレノAE86） - 遊佐浩二
  • G1日本アニメ版同様の性格。ビフテキ世代らしい。
    第2期最終話のカットされた部分では、謎の音を出したオプティマスに対して「司令官、あなた何時もそれ付けてます？」と静かな声で言っていた（ブース内に音の出やすいものを持ち込むのは厳禁なので、おそらく中の人がガチギレしていたものと思われる）。
    声優の遊佐浩二は「超ロボット生命体トランスフォーマー　マイクロン伝説」にてアイアンハイド（「トランスフォーマー　スーパーリンク」でも担当）とスラストを、「スーパーリンク」でウイングセイバー・アイアントレッドを、「トランスフォーマー　アニメイテッド」でプロールを担当していた。
• ホットロディマス（トヨタ・86） - 小野賢章
  • 出典元以上に軽い性格。ウルトラマグナスを「マグちゃん」と呼ぶ。ただしマグナスの心を分かっており、涙を流す彼を慰めていた。
    ちなみに、彼の発言によりTFはサラダにかけるオイルで駆動している可能性が出てきた。
• ウルトラマグナス（フレートライナーCOE） - 石田彰
  • 過去に「コンボイの謎」で戦ったその本人。自分の軟弱さを悲観しており、またそれゆえにコンボイの謎がクソゲーと呼ばれることがトラウマとなっていた。だからって自分を殴っちゃダメだ！
• メガトロン（ランボルギーニ・ヴェネーノ） - 藤原啓治
  • 第1期OPには最初から登場しているにも関わらず最終話まで出なかった破壊大帝。ロックダウンがクソゲーにはまっていたことを嘆いていた。
    声優の藤原啓治は「ビーストウォーズ　超生命体トランスフォーマー」（メタルス含む）でダイノボットを、「マイクロン伝説」でデバスターを、「トランスフォーマー　アニメイテッド」でグリムロックを、「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」でメガトロンを担当した。
• スタースクリーム（マグダネルダグラス・F-15） - 杉田智和
• ショックウェーブ（トヨタ・クラウンアスリート　S21） - 石川界人
• サウンドウェーブ（ニッサン・GT-R　R35） - 岡本信彦
  • 第2期『さらなる人気者への道』第3話より登場したディセプティコン三幹部。スタースクリームがまさかのツッコミ役である。また、サウンドウェーブの部下・コンドルも登場した。
    ちなみにディセプティコン回は一ヶ月に一度程度のペースらしい。
    なお、杉田智和は「トランスフォーマーアドベンチャー」でドリフトを担当した。
• ドリフト（マツダ・RX-7FD3S） - 前野智昭
  • ユナイテッド版デザインがモデル。最近やたらとプッシュされている侍キャラ。イメージ通りに「ござる」口調である。
• アーシー（トヨタ・クラウンアスリート　S21） - 上坂すみれ
  • QTF初の女性TF。自らの黒歴史（バス停の苔に向かって話しかける）を暴露せざるを得なくなり赤面していた。
    第三期「ビーストウォーズ復活祭への道」ではなんとソロで司会を務める。通称「苔のお姉さん」。
• クリフ（ダイハツ・コペン） - 蒼井翔太
  • G1の過激な発言で有名なサイバトロン戦士。なぜかヒャッハー系になっていた。
    玩具的にはバンブルの流用だが、TFシリーズとしては「バンブルビーの流用でクリフジャンパー」というのは多い。初代やプライムなど完全別種なのはむしろ珍しかったりする。
• スカイワープ（マグダネルダグラス・F-15） - 伊藤健太郎
• サンダークラッカー（同上） - 津田健次郎
  • スタースクリームと一緒にサンリオピューロランドへ同行したジェットロン。原典同様スタースクリームの同型である。
    スカイワープは江戸っ子口調。これは初代のスカイワープが「てやんでぃ！」と言ったことから。
    サンダークラッカーは「QTFの後ろに10円を挟む」という変なアイディアを提供した。
    スカイワープを担当した伊藤健太郎は「トランスフォーマー　アニメイテッド」でラグナッツを担当した。また、カットされた部分でスタースクリームが「お前のマグネットパワーを見せてやれ！」と声優ネタを出され、苦笑いした（ミクロマンのリーダーであるアーサーを担当したから）。

このほか、アニメに登場しないキャラも存在する。

• クロスヘアーズ（シボレー・コルベットC7）
  • 『トランスフォーマー　ロストエイジ』より。
• ハウンド（スズキ・ハスラー）
  • 軽自動車に変形。G1ではウィリス・ジープJ59に変形していた。
    第1期最終話や第2期主題歌で何気なく登場していたがセリフが一切ないため、ここに記述しておく。
• ネメシスプライム（ウェスタンスター・4900SBトラクター）
  • 『ロストエイジ』の玩具オリジナルキャラ。同名キャラはこれまでも存在しており、最近では『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』にも登場した。
• スキッズ（スズキ・ハスラー）
  • G1……というか海外ジェネレーションズ版に近い雰囲気。EDでハウンドと共に涙を流していた。
• ジェットファイアー（戦闘機）
  • 名前はG1玩具版だが見た目はアニメ版スカイファイアー。元親友のスタスクのリデコ。
• アイアンハイド（トヨタ・ハイエース）
  • 赤いサイバトロンで有名な古参キャラ。
• ラチェット（トヨタ・ハイエース）
  • 「音声回路を切っちまうぞ！」などで有名な看護員。アイアンハイドともどもG1では日産・チェリーバネットに変形（合体）していた。

また「キューコラボレーションシリーズ」と呼ばれる企画も動いており、変形する乗り物はフレートライナーCOEで統一されている。

• ハローキティ
  • かのキティちゃんが（何故か）トランスフォーマーの世界に進出。マークを見るに所属はオートボットのようだ。「サンリオキャラ、トランスフォームよ！」とでも言うのだろうか。
    ハロウィンバージョンも発売予定。こちらはディセプティコンらしい。
• エヴァンゲリヲン3体セット
  • 「私が売れても、代わりはいるもの」
    新劇場版仕様のエヴァンゲリオン零号機・初号機・2号機の三体セット。エヴァとのコラボは2度目で『トランスフォーマー　モードエヴァ』以来となった。
    さらに初号機は「擬似シン化第1覚醒形態」を再現したバージョンも発売されている。
• 紙兎ロペ、アキラ先輩
  • 「変形するってマジっすか！？」
    紙兎のロペと紙リスのアキラ先輩が立体となりTFの世界に降臨。まさか自分達がTFになるとは流石の彼らも笑うしかないだろう…。
• スヌーピー
  • 「Dogs could transform if we wanted to..（もし望めば犬だって変形出来るんだ…）」
    世界的に有名な犬までもがトランスフォーム。トラックになった彼を見てチャーリー・ブラウンは何を思うだろうか……。
• マイメロディ
  • 「出るものは仕方がない」byマイメロママ
    いろいろな意味で有名なサンリオキャラの一人が変形。彼女なら大変なTF世界でも生き残れそうな気がする。

生誕20周年記念ビーストウォーズ復活祭への道

2016年冬クールに、2016年5月に行われるトランスフォーマーフェスビーストウォーズ復活祭へ向けて行われる番組。

パーソナリティは苔のお姉さんアーシー一人が務めることになっており、ビーストウォーズそのものの紹介の傍らいつものアドリブパートもきっちり入っていることから、相変わらずオイルの消費が心配になる内容となっている。

関連動画

関連チャンネル

関連項目

• アニメ作品一覧
• 2015年冬アニメ
• 2015年夏アニメ
• 2016年冬アニメ
• トランスフォーマー
• チョロQ

外部リンク

• キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎 公式サイト