クティーラとは (クティーラとは) [単語記事]

クティーラ（Cthylla）とは、ブライアン・ラムレイがクトゥルー神話の古き者の一柱として創造し、ティナ・L・ジェンスによって描写された神性である。

概要

全身が血のように赤く、黒く小さな翼ともヒレともつかぬ器官を備え、鉤爪付きの12本の触腕と6つの目を持った女神である。

実はクトゥルーの娘で、ゾス星の出身。親であるクトゥルーや兄弟たちと共に太古の昔に地球に飛来したとされている。クトゥルーの肉体が滅んだ際、この女神の子宮から新たなクトゥルーの身体が生み出されるシステムになっており、その為、一般のクトゥルー信者にも存在が伏せられていたが、ザンツー・タブレットには、しっかりと記載されている。
位置すら秘密であるが、ウイルマース財団のテレパスに突き止められ、核攻撃を受けて負傷した経験がある。

初登場はブライアン・ラムレイの「タイタス・クロウの帰還」であるが、姿形に関して具体的な描写は無く、後にラムレイ世界の二次創作テーマアンソロジーに寄せられたティナ・Ｌ・ジェンスの作品ではっきりと描写された。

クティーラの名前の前半は明らかにクトゥルーが元であるが、名前の後半部分について英文ウイキでは、ギリシャ神話のスキユラからであろうとしている。

〈クトゥルフの娘〉であるクティーラはクトゥルフとイダ＝ヤアアの子であり、兄弟にはゾス三神と呼ばれるガタノソア、イソグサ、ゾス＝オムモグがいる。

その眼はタコのように60センチほど各方向に伸びたり縮んだりすることができるという。6つある眼がそれぞれを見ることで充分な視界を確保している。

クトゥルフの血族のなかでも重要な立ち位置にいるクティーラが単独で存在することはほとんどなく、クトゥルフの配下であるダゴンやハイドラ、クトゥルフの星の落し子や深きものといった存在に護られているという。

リリカルマジカルワンダフル

上述のとおり、かの神話においても登場回数どころか設定も少なく、彼女の存在はあまり知られていない。
…はずなのだが、近未来の宇宙にて暇つぶしに＼ｶｵｽｺｰﾄﾞ／と呼ばれるエネルギー体の争奪戦に参戦しているお姿が見られたトカ見られていないトカ。結果、徐々に周囲へと存在が漏れ出しているのだが、お父さん的には果たして大丈夫なんだろうか。

魔法少女を自称してはいるものの、数多の眷属を呼び出して画面制圧していく様は、どちらかというと召喚ｓ
ああ！窓に！窓に！　また争奪戦の最中、どっかのオタクに「魔法少女、萌えるぜ！」されてガチで寒気を感じている可愛らしいお姿も垣間見られたそうな。

ところで最近お父さんの部下に2回くらいパロられてしまったが大丈夫か？

補足

「カオスコード」という2D格闘ゲームに「クティーラ」という名の少女が登場するのだが、これが外見から設定までクトゥルフづくしであり、クトゥルフ神話の設定等を踏まえると、単ににクトゥルフ神話のクティーラを元にしたキャラというだけでなく、クトゥルフ神話のクティーラそのもの、つまりは元ネタと同一存在という捉え方が出来てしまう。

これはクトゥルフ神話を題材にしたすべての作品に言えることであり、「クトゥルフ神話を元にしたパロディ作品」と捉えられがちなニャル子さんとて例外ではないのだが、元の資料が少なすぎるがために、元のイメージにも少なくない影響を与えているカオスコードのクティーラは、考えようによってはニャル子よりも冒涜的な存在と言える。