コミンテルンの陰謀とは、「ソビエト連邦成立から冷戦の始まりにかけて行われた大規模政治工作活動があった」という陰謀説である。
ソビエト連邦成立とほぼ同時期にソ連主導で成立した国際共産主義連合、それがコミンテルンである。コミンテルンは共産主義の世界的流布と共産主義国家の大国化を目指した組織である。別名第三インターナショナル。
この陰謀説の著名な賛同者として田母神俊雄、渡辺昇一、西尾幹二、櫻井よしこ、小堀圭一郎、金文雄、杉田水脈など様々な保守系知識人が挙げられる。日本会議や維新政党新風も支持している。しかし、軍事評論家の田岡俊次、歴史学者の秦郁彦や保阪正康などを中心とした歴史学者や研究家は陰謀の存在を否定しており、依然否定論は根強い。
なおこの陰謀説はいまだに提唱者があとをたたないため、肯定派と否定派に分割して書く。
コミンテルンが日本・アメリカ・ドイツ・イギリス・中国などといった第2次世界大戦の主要参戦国に大量のスパイを送り込み、これらの国の政治を裏で操作し、第2次世界大戦へと誘導したのである。
1943年に解散したと一般的には信じられているが、実は1969年の中ソ国境紛争辺りまでは影響力を失いつつも存在していたとも言われている。
コミンテルンの実質的支配者、ソビエト連邦共産党書記長 岡田真澄 ヨシフ・スターリン。
まさか彼の思い通りに動く操り人形であるとはルーズベルトも蒋介石も思ってなかったであろう。
コミンテルンは中国共産党の中国統一を支持し、中国共産党に優秀なスパイを育成させた。中国共産党のスパイは敵対関係にある中国国民党に大量のスパイを送り込み、国民党最高指導者である蒋介石を裏で操り、中国共産党に有利な方向へ導いた。
さらにスパイは中国盧溝橋で国民党兵に成り済まし、日本軍へ発砲し盧溝橋事件を起こした。これによる日中戦争(支那事変)が勃発。日本と国民党は戦争状態になり、装備が貧弱な国民党軍は日本軍に対し必死で抵抗したが、大量の兵員と兵器を損失した。コミンテルンはこれによる国民党軍の弱体化を狙っていた。日中戦争終結後、中国共産党軍は国民党軍に対して圧倒的に有利になり、戦争に勝利し、中華人民共和国を建国した。
真珠湾攻撃はルーズベルトの陰謀だという説があるが、実はルーズベルトはコミンテルンに操られた道化にすぎず、コミンテルンこそが黒幕だったのだ。
ルーズベルト政権には300人にも及ぶコミンテルンのスパイが潜入していた。スパイは米政府の上層部まで昇りつめた者もいる。その1人であるハリー・ホワイトは財務次官、財務省のナンバー2である。ホワイトはルーズベルトの友人であるモーゲンソーを通じてルーズベルトを操作して反日感情を高めたり、共産国に対する警戒心を薄めた。
コミンテルンの工作を受けたルーズベルト政権は日本に対し挑発的な外交をするようになり、ついには極秘でフライングタイガースという航空部隊を中国に派遣し、影で日米開戦前から日本に対して攻撃をした。
ハリー・ホワイトの草案は、コーデル・ハルによる外交試案、いわゆる「ハル・ノート」に取り入れられ、これに反発した日本は真珠湾攻撃を行い、ついに世界大戦は大東亜戦争(太平洋戦争)へと突入したのである。
コミンテルンはアメリカの世界大戦参戦によって、西部戦線再構築による東部戦線でのソ連の負担の軽減、米による物資援助、日本の戦争敗北(中共による中国統一計画の一部)とそれによる日本という軍事的・経済的脅威の消滅を狙っていたのであった。
また、コミンテルンは日本にアジア諸国を西側諸国から解放させ、そこに共産主義を流布して、東南アジアの赤化も狙っていた。
イギリス・フランスもコミンテルンに動かされていた。
ソ連はドイツとイタリアが東欧占領・衛星国化を狙っていることに早くから気付いていた。また、もし独伊が英仏と開戦した場合、始めは独伊が優勢であるが、しだいに英仏が優勢となり、独伊が負けるということまで研究により予知していた。ソ連は英仏に大量のスパイを送り込み、宥和政策で独伊との問題を解決しようとしていた英仏を独伊との開戦へ追い込んで世界大戦を起こし、英仏が西部戦線で優勢になると同時にドイツが占領・衛星国化した東欧諸国にコミンテルンの傘下である赤軍をなだれ込ませ、ソ連の衛星国にしようとしていた。
結果はフランスが降伏し、ドイツが不可侵条約を破ってソ連に侵攻するという予想外の事態へ発展した。それでもアメリカを操作して世界大戦に参戦させたため、時期が遅まっただけであった。
結局東欧の赤化に成功し、以後50年東欧はコミンテルンとソ連によって支配されたのであった。
名前 | 活動国 | 備考 |
アルジャー・ヒス | 米政府高官。1950年赤狩りの中で逮捕。 | |
オットー・ヨーン | 1944年のヒトラー暗殺計画に関与したが、発覚してイギリスに亡命。 | |
尾崎秀実 | 近衛文麿のブレーン。ゾルゲ事件首謀者のひとりとして処刑される。 | |
冀朝鼎 | 蒋介石と対立した孔祥熙の部下として、共産党への寝返りに協力した。 | |
ジュリアス・ローゼンバーグ | 原爆に関する機密情報の連絡役を金と引き換えに行っていた。 | |
土肥原賢二 | 奉天特務機関長。華北分離工作等を成功に導いた。A級戦犯。 | |
野坂参三 | 日本共産党を再建するが、スパイであるとして党を追放された。 |
|
ハリー・D・ホワイト | 米財務次官。ハル・ノートには意見が一部取り入れられた。ソ連の情報提供者。 | |
ハリー・ポプキンス | ルーズベルトの補佐官。対ソ交渉に大きな役割を果たした。 | |
リヒャルト・ゾルゲ | ゾルゲ事件の首謀者。日本にスパイ網を築くが、逮捕、処刑される。 | |
ロクリン・カリー | 中国問題特別補佐官。フライングタイガース編成に貢献した。 |
一言で言うならば、かつて世界はコミンテルンに完全に支配され、大日本帝国は恐れ多くも偉大なるコミンテルンに操られ、コミンテルンの意のままに動く共産主義者の走狗として、邪悪なる帝国主義者から弾圧されていた植民地のプロレタリアートたちを解放したのである。
このことにより、まさに共産主義の正しさが歴史的に証明されたのである。
同志スターリンウラー!
この説の同様のものとして「ユダヤの陰謀」「フリーメイソンの陰謀」などがあり、「すべての出来事を説明できるが、なにも解決しない」という点で同一である。
否定派の間では「キリンレモン」の曲にあわせた調子で「こみん☆てるん」と呼ばれることもある。
ルーベルト(アメリカ)や蒋介石(中華民国)がコミンテルンの操り人形だったという証拠もない。
現実のコミンテルンは1920年代中頃には中国で国民党政権と協調し、共産党が弾圧されても黙認した。 後には中国国民党との国共合作にも尽力している。
このような説を信じてしまうのも「こみん☆てるん」の陰謀かもしれない。
また、そもそもコミンテルン(共産主義インターナショナル)、ソ連赤軍参謀本部情報局(今のGRU)、KGB、NKVDの区別がついていないのではないかという指摘もある。
たとえば、リヒャルト・ゾルゲは参謀本部情報局の人間であり、軍人であるのに対し、ハリー・ホワイトなどはKGBに対する情報提供者のひとりにすぎない。
掲示板
621 ななしのよっしん
2024/02/18(日) 14:53:52 ID: erqbyFw6Zm
>>620
ヴェノナ文書は1997年に機密解除されたれっきとしたアメリカの公文書で、そもそもゾルゲ事件で敗戦革命工作をしていた尾崎秀実の所属する朝日新聞系列のテレビ朝日ですら、「日米ソの壮絶スパイ戦争」と題してヴェノナ文書のこと言ってますが。
その敗戦革命を画策した国はロシア=今ウクライナ侵略している国もロシア。
日本sageしようとしてますけど、ロシアが悪いという結論しか出ませんが?
そもそも近衛政権なんて鳩山政権みたいな世間知らずの首相がスパイに騙されて利用された政権なんで、日本軍や日本は何も悪くなくて、そういう騙された奴やスパイだけが悪いんですよね。
ヴェノナ文書とかゾルゲ事件によるソ連の工作はゴルバチョフ大統領もソ連崩壊時に認めてますから、今時陰謀論ガーってレッテル貼って言論封殺しようとしても無駄ですよ。
昔土井たか子が北朝鮮の拉致は陰謀論とか叫んでましたが、金正日が認めて陰謀論じゃなくなりましたね。
それと同じですよ。
そもそもソ連のスパイに騙された政治家や軍部、スパイ本人は日本人とし
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
622 ななしのよっしん
2024/02/22(木) 21:18:33 ID: DRnu4Hw13w
623 ななしのよっしん
2024/04/07(日) 01:17:02 ID: /jW9ec/Uob
なんか聞き覚えあると思ったらクッキー☆wikiに訴えるとかなんとか吠えながら凸った奴じゃん
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 01:00
最終更新:2024/04/20(土) 01:00
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