コンプティーク 単語

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コンプティーク

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コンプティークとは、KADOKAWA角川書店)発行の刊のゲーム雑誌である。通称コンプ。関連雑誌としてコンプエースがある。

概要

 当初は輸入ゲームショップの「コンプティーク社」の雑誌部門として立ち上がり、編集はコンプティーク社の編集部門に所属する編集が、発行は角川書店が行うという形式だった。後にコンプティーク社が倒産したため編集部は、角川書店子会社角川メディアオフィス」が設立された際に移籍する。

 1983年11月にザテレビジョンの増刊として、隔刊として創刊。当初はパソコン雑誌という位置づけであったが、編集方針が定まっていなかったからか、売れ行きが伸びなかった。

 転機が訪れたのは、1985年7・8月号でのこと。ファミコンゼビウス無敵コマンドをスクープ、これにより売し、雑誌としては異例の増刷を行うまでに爆発的な売り上げを見せた。この勢いを買って、1986年刊化、さらに様々な誌面展開を見せる。

 しかし順調に進んでいたコンプティークにも震が走る。1992年角川春樹・歴兄弟が経営方針を巡って対立、歴が退社し、当時のコンプティーク・マル勝を編集していた角川メディアオフィスの編集スタッフほぼすべてがメディアワークスの設立に参画する。スタッフがいなくなってしまっては雑誌が出せなくなるため、急遽外部の編集プロダクションに委託し、何とか発行を続けることができた。とはいえほとんどの連載が作家ライター漫画家ごとそのまま電撃系に行ってしまったため、誌面の大幅変更をせざるを得なくなった。

 それでもスタッフの入れ替えや誌面構成の見直しを繰り返し、後に現在のようなギャルゲーエロゲー紹介と、そうしたゲームコミカライズなどの漫画を中心とした誌面構成へと変化していった。2004年からは「らき☆すた」(美水かがみ)の連載が開始、コンプティークの看板作品となっていきアニメ関連の特集も増加した。2008年には創刊25周年を迎え、また昔とは誌面構成が変わったとはいえ、現在一残っているパソコンゲーム雑誌となっている。

 2013年には創刊30周年を迎えたものの、近年のPCゲーム不況の煽りを受け発行部数5万部を割るなど退潮を余儀なくされており、2013年に誌面の小リニューアルを測り、いくつかのコミックが終了し、徐々にアダルト関連のゲームは減っていたもののPCゲーム関連の連載や特集はもとより記事掲載がされなくなった。コミック場面へのニンジャスレイヤーが連載開始している。2013年10月号では自社コンテンツの1つである「艦隊これくしょん」の別冊付録を付けたところ、書店に行列ができるなど、各地で売が起きる騒ぎとなり、前述のゼビウス裏技記事以来28年ぶり2度の重版が行われることになった。

 20132016年まではFate関連、艦これソーシャルゲームWebメディア初音ミクボカロ)中心の誌面ではあったが2018年にはバーチャルユーチューバーvtuber)をいちく取り上げて記事・特集化し、2019年現在には常連特集となっている。また本誌以外vtuberに特化した2018年には増刊誌「Vティーク」を不定期刊行している。

2020年現在の誌面の中心(特集)はVtuber艦これFate関連、ソーシャルゲーム、その他の順の割合が多くなっていたが、2022年現在Web小説由来の盛により、Web小説コミカライズファンタジー漫画異世界コミックなどの漫画連載も増えている。

2023年9月時点での連載中の作品(下線は記事がある作品)

「コンプティーク」連載中作品一覧exit参照

過去の連載作品

「コンプティーク」過去の連載作品exit参照

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最終更新:2024/04/16(火) 13:00

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