サーキットの狼とは、1975年から1979年にかけて池沢さとしが「少年ジャンプ」に連載した、街道レーサーとして走る少年が、サーキットでのレースに加わり、やがてF1ドライバーになるまでを描く漫画である。
主人公風吹裕矢(ふぶきゆうや)は、ロータス・ヨーロッパを駆り「ロータスの狼」と呼ばれる一匹狼の街道レーサー。ある日、暴走族の男が強引にナンパしようとしていた少女を助けたことをきっかけに、街道レーサーとして活動する暴走族(当時はまだ走り屋という言葉はなく、いわゆる珍走団と十把一絡げにされていた)たちと勝負を繰り広げていく。そして、姉の恋人であるプロレーサー、飛鳥ミノルの誘いによってサーキットにデビューした裕矢は、隼人ピーターソン、早瀬左近らライバルとともに「公道グランプリ」に出場、レーサーへの道を歩み始めるのだった。
登場するクルマの多彩さと、実在するドライブテクニックを駆使した描画のリアリティは当時としては画期的である。大きく発達した自動車社会が成熟期に向かおうとしていた昭和50年代の日本において、実際にクルマが大好きな作者による実在するスポーツカー、スーパーカーの乱舞する姿を描いた本作は大いに話題を呼び、「スーパーカーブーム」という名の社会現象を引き起こした。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 13:00
最終更新:2024/04/20(土) 13:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。