シャンハイエグゼ

プラグイン!シャンハイ.EXE!トランスミッション!

シャンハイエグゼとは、「ロックマンエグゼ」を模した東方二次創作ゲームである。

概要

コーキー氏を中心として現在開発中。
同氏の作品「東方ライブアライブ」の制作にはRPGツクール2003が用いられていたが
本作はC#言語で一から制作されている。

本家「ロックマンエグゼ」の各シリーズの仕様をいいとこ取りしている所からも分かるが
「ハックロムでは無い」ので誤解しないように。

現在体験版を配布中。体験版は現在配布中の4章まで。動画は5章以降も継続して上げていく。
最終的にはイベントで頒布するのが目標とのこと。体験版のデータも引き継げる予定。
また、製作チームのCi-enで月額500円以上の支援を行うと、体験版以降もプレイできるアーリーアクセス版を遊ぶことができる。

詳しい情報や攻略に関するページ

かにまよ氏の攻略ページ
ブルー氏の攻略ページ
(どちらも今後のネタバレ情報を含んでいるので閲覧注意)

しかし2018/12/19、開発中止が発表された。

主な特徴

　本家「ロックマンエグゼ」に東方の要素が加えられ、大胆にアレンジされている。

その中で判明しているものの一部を以下で紹介する。 

世界観

　ロックマンエグゼ同様、現実世界と電脳世界を行き来して物語を進めていく。
　現実世界は「幻想郷」では無いので注意。幻想郷とは無関係な現実世界が舞台となる。
　電脳世界はコンピュータ内部に作られた仮想現実世界である。
ネットワークが便利過ぎたことでサイバー戦争の被害が拡大→「ネットワークハルマゲドン」と呼ばれるシステム消滅が起こった反省から、現実の物理法則を持ち込むなどしてあえて不便に構築されている。
電脳世界は広大であり、「ウラインターネット」と呼ばれる無法地帯も存在するとか。

　ロックマンエグゼの「PET(PErsonal Terminal)」が超高性能型なんでもできるぜスマートフォン情報端末であったのに対し、シャンハイエグゼに登場するのは「PET(Program Enable Terminal:プログラム実行起点)」と呼ばれるソフトウェアである。

そのため使用する端末自由であり、オペレーター達は、パソコン・携帯・音楽プレイヤーなど思い思いのデバイスにネットナビを入れている。
　アリスはスマートフォンを使用しており、メニュー画面には彼女が使用するスマートフォンが表示される。

　更に詳しい世界観は、コーキー氏のブロマガにて語られている。

バトルシステム

 「1」及び「2・3」で性質の違う『ADD(アド)』

「3」以降の『カウンター』

「4」以降の『ココロウィンドウ』等ロックマンエグゼシリーズの要素が混ざり合っている。

バトルチップ

　バトルチップはスタンダード・ナビチップ・ダークチップの三種類。

　ダークチップはフォルダに1枚しか入れられない、本家におけるギガチップのような扱い。
ネットナビの性格に悪影響を及ぼしかねない危険なチップだが、シャンハイは主人公ナビなのに元から性格がヒール寄りなため、ほぼノーリスクで使用することが出来る。
唯一のデメリットとして、頭上にチップが表示されている間一時的にアリスと「ココロ」が離れてしまい、ココロウィンドウがリセットされる。そのためフルシンクロでの威力倍増は不可能。

　プログラムアドバンスも勿論実装。「スペルカード」は主にプログラムアドバンスとして表現される。
　本家同様、自由に組み替えられるチップフォルダに加えて、固定された組み合わせのサブフォルダも存在する。 

　一度使うと無くなってしまう「サブチップ」も存在。こちらはバトル中ではなく電脳世界移動中に使用し、散策を助ける。

スタイルチェンジ

　本作オリジナルのスタイルが実装されている他、更にスタイルを戦闘中に切り替えることが出来る。
　本家の2及び3に登場したスタイルチェンジに6のクロスシステムを合わせたようなものと思えばわかりやすいだろうか。
　ただし、戦闘開始時に装備していたもの以外のスタイルには一戦闘中に一度しか切り替えられない。
(最初から装備していたスタイルには何度でもなれる)

スタイル一覧
それぞれのスタイルにヒート、ポイズン等の属性が一つランダムに付く。 

• ファイタースタイル：バスターを中心に使うことで変化。バスターの威力が2倍になる、バスター特化のスタイル。チャージショットは前方2マスまで届くナックルで、キューブを飛ばしたり敵を押し込むことが可能。モチーフは紅美鈴
• ドクタースタイル：ADDやP.A.、リペアを多用することで変化。チャージショットで敵を属性に応じた状態異常に出来る。また、選べるチップ・同時選択枚数が増え、チップさえ揃えば二連プログラムアドバンスも可能。モチーフは八意永琳
• ウィングスタイル：地形変化チップを多く使うと変化。地形・風無視の能力を持ち、更に1ターンに1度Aボタンで緊急回避が出来る。モチーフは姫海棠はたて
• ガイアスタイル：ダメージをよく受けたりバリア系チップを多用すると変化。スーパーアーマーを有し、棒立ち状態で被ダメージを半減する「ニオウダチ」の能力を持ったタフなスタイル。また、地形変化の能力も持つ。モチーフは洩矢諏訪子
• シノビスタイル：敵を素早く倒し、ソード系チップをよく使うと変化。移動スピードがアップ。チャージショットの斬撃で敵の攻撃をパリイ!して衝撃波として跳ね返す。また、チャージ中にチップを使うとフミコミ効果が付く。汚いなさすが忍者きたない
• ウィッチスタイル：属性チップを多用し、敵の弱点属性を突く戦い方をしていると変化。属性に秀でたスタイル。無属性以外、特に自分と同じ属性のチップ威力を上げ、弱点属性の被ダメージを低減する。また、全ての状態異常を受け付けなくなる。モチーフは聖白蓮

アドオンマネージャー

　本家「ナビカスタマイザー」に代わる、ナビをカスタマイズして強化するシステムで2章のイベントにて入手。
　CPUをイメージしており、「コア」と「ヘルツ」の分だけアドオンを装備することが出来る。
　ただし、灰色以外のアドオンは1色につき1つまでしか同時に組み込めない。
　マイナス効果がある代わりに「コア」や「ヘルツ」を増やすことができる、紫色のマイナスアドオンも存在する。

ウイルスの育成

　捕獲したウイルスを育成して戦闘に投入、ヒールナビの気分が味わえるシステム。ウイルスのコードはランダム。
　育成にはバグ・フリーズ・エラーの三種類の「かけら」を用いる。かけらによって上昇する能力が違い、合計50個まで与えることができる。
　かけらはカウンターヒットでトドメを刺すことで入手可能(本家「3」の仕様。)かけらの種類は敵の属性によって変化する。単位はガッツ?

登場人物

　基本的に東方Projectの登場キャラクターが元になっているが、舞台は幻想郷とは無関係な現実世界であるため、原作とは違ったキャラ付けがなされていたり、親子関係が設定され苗字が異なったりする。

神綺アリス
現実世界の主人公。幻想中学校に通う女子中学生。成績は中の下だがプログラミングが得意。ハーフの父親を持つが、冒険家ゆえか家を空けがちのため現在は母親と二人暮らし。
使用端末はスマートフォン。
　　　シャンハイ.EXE
　　　アリスのネットナビ。身勝手で大食いで生意気でドSとまるでヒールナビ。下僕も多数居る。

神綺ママ
アリスの母親。専業主婦。娘と違いコンピュータ関係にはてんで疎く、専らアリスに任せきり。下の名前は不明。 

森近魔理
アリスと同じ学校に通う親友。成績はイマイチだが化学は得意で、よく自宅で実験をしている。理沙という妹がいるが、母親の仕事の都合で外国に住んでおり久しく顔を合わせていない。
使用端末は音楽プレイヤー。
　　　マリサ.EXE 
　　　　魔理のネットナビ。男勝りな性格で、ハッケロ系チップを好む。森近博士が魔理のために開発した。

森近霖之助
魔理の父親。ネットワーク学の権威。「電脳世界理論」を基盤に、全く新しいネットワークを生み出した。 

レミリア・スカーレット
インゲレスからの留学生。小学生の年齢だが飛び級で中学校に通う。仲が良かったナビと生き別れた過去を持つ。
使用端末は高級腕時計。

　　　サクヤ.EXE
　　　仲の良かったナビを失ったレミリアに新たに与えられたネットナビ。ナイフ、ソード系チップを好む。

獅熊里香
アリスと同じ学校に通うクラスメート。成績は平均的だが機械の修理が得意で、ことクルマやトラックなどの車両系には特に強い。 語尾に「～なのです！」をつけるという特徴的な口癖を持つ。 
使用端末はテスター。 
　　　タンクマン.EXE
　　　里香のナビ。女好きな性格で、シャンハイに度々アプローチしているが悉く失敗しているようだ。

関連動画

↓最新話
 　

製作過程

本編

公式デザイン

関連静画

関連コミュニティ

関連項目

• コーキーの製作部屋
• 東方ライブアライブ：コーキー氏の過去作。
• ロックマンエグゼ
• 東方二次創作ゲーム