スーパーカセットビジョンとは、エポック社から発売された家庭用ゲーム機である。
1984年7月17日発売。ファミコンの牙城を崩すべく、それ以前までトップシェアを誇っていたエポック社が、起死回生を狙って投入した。価格は15000円。
128枚とファミコンをはるかに超えるスプライト表示機能を有するが、それ以外の部分は当時としてもかなり貧弱なスペックなため、宝の持ち腐れ状態だったのが実情である。
実際、スプライト機能をフル活用したのは本体内蔵のデモ画面くらいだったりする。
また背景描画が貧弱で、デカい範囲を四角くベタ塗りすることくらいしかできないため、背景やテキスト(背景描画はテキストの表示を流用)の描画を補完するために無駄なスプライトが消費されることが多かった。
本体には、RF接続が一般的だった当時としては画期的なRGB出力を有する。が、グラフィック面の貧弱さからクッキリ写したところで内容が貧弱なことに変わりはなく、これまた宝の持ち腐れ状態だった。
対応ソフトは全30本。ドラえもんやドラゴンボールなどのキャラゲーのほか、後期にはナムコも参入し、ドラゴンスレイヤーやスカイキッド、マッピーなどの人気作が移植された。またファミコンに先駆けて、バッテリーバックアップ機能を搭載した作品も発売されている。カセットに単三電池2本を入れるという非常に男らしい仕様で、ユーザーによる電池交換も可能であった。が、データを消さないためには「本体に刺して電源を入れた状態で交換する」という無理ゲーを強いられることになる。
付属コントローラーはレバーパッド。セガのSG-1000のものと似た形状だが、同時期に発売されたSG-1000II(マイナーチェンジ版)がさっさとジョイパッドに変更しているところをみると、当時としてもだいぶ時代錯誤感のあるコントローラーだったといえる。また本体にはテンキーも搭載されており、麻雀ゲームなどで使用することができた。
85年には女の子向けのセットとして、キャリングケース入りの「レディスセット」というピンク色の本体も発売されている。こちらは占いソフト「ミルキープリンセス」が同梱しており、価格は19300円だった。桃井はるこ女史も当時買ったらしい。
ちなみにSC-3000などをOEM販売していたYENO社により、フランスでも販売されている。
掲示板
11 ななしのよっしん
2019/12/01(日) 13:19:03 ID: BkmzRLSlGo
>>1
ファミコンソフトみたいにFRAM化出来ないかな
スーパーカセットビジョンのカセットを分解してみた
http://w
12 ななしのよっしん
2022/06/25(土) 14:33:22 ID: lI4ZNAWppp
>>9
スーパーカセットビジョンのサウンド機能はNECのuPD1771Cが提供しているが、「矩形波3音を別々に鳴らせる」機能なんてものは存在しない。
これは先人たちの解析(MAME、コモンソースコードプロジェクト,その他)によって明らかになっていること。
実際のところ単音、もしくは単音を交互に出力して擬似的に2音出力しているゲームしか存在しない。
もしPSGのように「矩形波3音を別々に鳴らせる」のなら証拠を出してほしい。
このチップにある主な機能は
・チップ内ROMに記録されたは8プリセットの波形のうち1つを指定して音程をつけて(周期を指定して)出力する
・チップ内ROMに記録されたノイズ波形を周期を指定して出力する
・1bitPCMデータをCPUから受け取り、末端データが来るまで出力
この3つで、合成して出力することすらかなわない。
どれか一つのみである。
13 ななしのよっさん
2023/06/09(金) 16:49:34 ID: ctHUcqYquE
概要ではSG-1000の物に似た形状のレバーパッドとあるが、構成がレバーとグリップ左右に付いたボタンと言う点が共通しているだけで実際はだいぶ違う。
SG-1000の方は縦長で握りやすいけどスパカセのは本体にしまえるようにした弊害で縦に極端に短くてとても握りにくい。
更に本体にしまうにはコードを丁寧に折りたたまなきゃならず、結局出しっぱなしになるという。
新品をパッと見ただけの時はいいんだけど使えば使うほど欠点が見えてくる残念ハードだった。
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最終更新:2024/04/26(金) 03:00
最終更新:2024/04/26(金) 03:00
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